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2014年7月7日月曜日

親の家の片付けトラブル

実家と義理の親の部屋の片付け両方を経験しました。
どちらも修羅場でした。
NHKの「あさイチ」では、言葉を選んで説得するといい、と言っていましたが、
実家ではちゃんとひとつづつ「これはいるの?」と母に聞いて、
母が「捨てていい」と言うのを確認してから捨てましたが、それでも後になって
「本当は捨てたくなかったのに、お前が捨てさせた」
と言ってひどく非難されました。
もともと彼女はいわゆる「毒親」なので、その片付け以降すっかり音信不通になりました。

しかし、この番組で話題になっている、年をとって片付けられなくなった親と違い
うちの親は、昔から片付けの苦手な親で、
引越しの時に、30年前の、私の使ったという布オムツが出てきたくらいです。
そして母は、何年も前に亡くなった父の部屋に、手もつけていませんでした。
口では「そのうち片付けようと思っているのよ」と言っていました。
これは父を偲んで、という意味ではありません。
彼らは全く仲の悪い夫婦でしたから。

3LDKの公営住宅なので、収納はとても多く、その全てがいらない物で一杯でした。
玄関には45リットルのゴミ袋10個以上の山が何度もできました。
私はヘトヘトになった挙句に、すっかり体調を崩してしまいました。
でも今母に少しでも手伝ってもらって片付けないと、
母が亡くなった時には、全て私ひとりで片付けなくてはならない、という思いから、
手を真っ黒にして毎日がんばりました。
泊り込みで片付けられたので、粗大ゴミのように日にちを指定されるゴミも
なんとか片付きました。
あまりのゴミの多さに、近所では誰か引越ししたの?と騒ぎになりました。
一方母は「この家をあんたの好きに使おうと思ってるんでしょう」と言い出すようになりました。
もともと「毒親」でしたので、老後の面倒をみるなんてことは全く考えられません。
生きているうちに、少しでも片付けてほしいけど、無理だろうな。

そして、2世帯住宅で一緒に住んでいた義理母は、さらにひどかったです。

私達は4人で2DK、義理母は一人で広い1DKに住んでいました。
引越しの日以来、ダンボールを片付けることもなく、
義理母のDKはゴミ部屋のまま10年が経ちました。
そして子供の物で狭い思いをしてる私に「押入れをひとつ使わせてちょうだい」
と言ってくるほどでした。もちろん無視。
ある日私はそのゴミ部屋をのぞいてみると、なんとゴミの中に「避難はしご」と
書かれた箱があるではないですか。
しかし「避難はしご」は部屋の奥の方にあって、そこまで行くには
手前のゴミから片付けなくてはなりません。
10年間文句ひとつ言わなかった私は寛容だと思うんだけどな。

そのゴミの山は、本当にゴミでできていました。
半分は空のダンボールで、これを捨てると出てきたのは、
スーパーで買ったのを忘れてどんどん積み上げた物でした。
足ふきマットが20枚、スリッパが20足、数枚使った掃除シートが数十個・・・・
ゴミで開かなかった物入れを開けると、全て空でなにも入っていませんでした。
ここに物を入れたら、やっと床が見えるようになりました。
この後「お母さんは弱いんだから」と言われていた義理母は、
仁王立ちになって怒鳴りまくるのです。

義理母は、物をスーパーの白い袋に入れるので、中が見えなくて、忘れていきます。
そしてそれを足元に置くので、私は
「袋の取っ手が足にひっかかったら、転んでケガをしますよ、骨を折ったら困るでしょう」
と言いました。すると義理母は
「私は別に骨が折れたっていいのよ」と言いますので
「骨が折れたら、誰があなたの面倒みるの?」と聞いてみました、義理母には
黙ってにらみつけられました。
結果的に義理母の介護をすることにはならなかったので、本当によかったです。
私この家にいませんでしたから。
私は将来世話になる人には、それなりの態度をとるべきだと思うのです。
残念な人には、残念な老後が待っています。

数年後亡くなった後の片づけがまたすごかった。
押入れの中から出てきたのは、200枚のエプロン、夏、冬各20枚ずつの寝巻き・・・・
あらゆる物が常識では考えられない数で出てきました。
それらは全て使ってありましたので、フリーマーケットで売るわけにもいきません。
カバンやきれいな物だけをフリーマーケットで1つ100円で売ったら、
2万円近い売り上げでした。
私は死後に、嫌な顔をされないように生きていこう、と思いました。

私は実母が家の中を汚くしていたのが本当に嫌だったので、
今の家は、こどもに「ママの台所ってかわいいね」と言われる程度には片付けています。

関連記事:私の母親は子供にひどい事を言う親(毒親)でした
http://unyunenemama.blogspot.jp/2014/07/blog-post_19.html
関連記事:捨てられないものを捨てる、それも楽しく片付ける方法
http://unyunenemama.blogspot.jp/2013/09/blog-post_21.html