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2014年12月20日土曜日

咳の民間療法「どくだみ」

世界の咳止め民間療法をまとめたサイトを見つけました
http://www.nurse-wakayama.com/remedy/seki.html

ここに書かれている「ドクダミ」という植物は、効くのでしょうか。
ドクダミは乾燥させてお茶にするようです。
日本では、平安時代から民間薬として使われていた、といいます。
そしてその効用は、厚生労働省も日本薬局方にも記載して、認めているそうです。

中医学、漢方のサイトには「細菌、微生物などにより肺が化膿したような状態」
や「肺熱の咳」に効果がある、と書かれています。
呼吸器の炎症に対して高い治療効果がある、と書いているサイトもあります。
ドクダミは「微寒」という作用があるので、体を冷やすそうです。
だから、冷え性の人は無理して飲まないほうがいい、と言います。
しかし、熱性の咳や痰には効果があるのだそうです。
中医学では、黄色い痰は熱を持っていると考えられるので、
抗生物質を処方されるような咳や痰には効果的。
これって私の病気「非結核性抗酸菌症」にあてはまりそうです。

しかし、ドクダミの入ったお茶を飲んだことがあるのですが、まずいです。
とてもおいしいとは言えません。
乾燥させると、制菌作用のある「デカノイルアセトアルデヒド」という物質の効果が
少なくなってしまいます。
生で食べるのは更にきついですよね。

養命酒のようなドクダミのお酒があるようなのですが・・・・
薬ではないので、咳に効く、とは書けないようです。
「止めたいのに止まらない、という方へ」と書かれています。
http://www.shokuentai.co.jp/
さて効くのでしょうか。
飲んだ人が感想を書いているブログもありました。
http://blog.livedoor.jp/kasui0204001/archives/4234890.html
私も咳が止まらなくなったら、飲んでみようかと思うので、ここに貼っておきます。

ドクダミの副作用は、カリウムが多いので、腎機能の低下している人は飲まないこと。
排便を促す作用があるので、飲みすぎると、下痢様の症状が出る、ということです。
なんでもほどほどに、ですね。
こちらに詳しく。
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/dokudami/

2014年12月13日土曜日

朝、目が腫れる病気

こどもが毎朝、目が腫れるのです、まぶた、という方がいいかな。
これだけで、病気だとはなかなか気が付かないようですが、ちゃんとした病気でした。
本人は寝不足だよ、と言います。
確かにほかには何も病気の症状らしいものはありません。
それに眼は昼には治ります。
ネットで「目がはれる」と検索すると、バセドー病しかありません。

心配で小児科の先生に相談したところ
「ほかになにもないのでしょう?やせてる?」
私「いえ、最近太ったとか言ってます」
先生「じゃあ大丈夫でしょう?」
と言ってなかなか相手にしてもらえません。
子供の前で言うと心配するので、私ひとりで3回小児科に通いました。
すると先生が「じゃあ、検査すればお母さん安心するよね」
もううるさいな、みたいに言われましたが、検査をすることになりました。
この血液検査は普通のクリニックでどこでもできます。

結果、バセドー病でした。
大きい病院を紹介してもらいました。ここは本当は予約で1~2ヶ月待つのですが、
先生のいた病院なので「明日行かせますから」の電話で朝の10時に予約できました。
次の日の朝、病院では、隣の人が「今日の予約は4時です」と言われていました。

内分泌科の先生にも「症状がないので、医師でも気が付かないでしょう」
と言われ、まだ軽症なのだ、ということでした。
なかには検査の数値がすごく悪いのに、ほとんど症状の無い人もいるそうです。
しかし病気なので、やはり早くに治療したほうがいいようです。
病気の原因は「体質」だそうです。

メルカゾールという薬を飲むのですが、副作用で「無顆粒球症」というのがあって、
喉が痛かったら、すぐに血液検査をしなくてはいけない、というのです。
ちょうど学校ではインフルエンザで隣のクラスが学級閉鎖をしています。
これからは、子供が喉が痛いと言っただけで大騒ぎになります。
やれやれ。

学校の先生にこの話をすると「うちの学校には他にもこの病気の生徒さんがいます」
ということでした。
そんなに珍しくはない病気のようです。
ちょうど体育は長距離走、無理な運動はしないように、ということなのですが・・・

バセドー病の目の専門医「オリンピア眼科」を受診しました
http://www.olympia.net/
東京の原宿にあります、全国から患者さんがくるようです。
初診は予約がなくてもすぐに診てくれる、ということでした。
ここの受付で書いた問診表には
まぶたが腫れる、目が充血する、などが書かれていました。
診察ではそんなに悪くはない、ということでしたが、MRIの予約をしました。

子どもが診察をしている間に、隣に座った人に話しかけられました。
彼女はもう2週間入院していて、あと1週間で退院できるそうです。
目の異常を感じて急患で来て、そのまま入院になったそうです。
もう少しで手術になるところだったそうです。
とても元気そうでしたが、毎日ステロイドの点滴と、目に注射をしていると言いました。
中には急に症状が悪化してしまう人もいるようです。

2014年12月1日月曜日

輸血で感染するかもしれない新たな感染症

シャーガス病は南米で感染者の大変多い病気ですが、
近年ほかの大陸にも、感染が拡大しているといいます。
エイズのように輸血で感染します。
日本では今年の6月、中南米出身の人の献血した血液から、この抗体が見つかっています。
この血液は、10人に使用された可能性があるそうです。
http://apital.asahi.com/article/story/2013090200011.html
日本では、輸血血液で、この病気の検査はされていないそうです。

この病気についてはこちらに詳しく
http://biznot.xsrv.jp/post-935-935

日本ではどうなのだろう。
南米から日本への出稼ぎ労働者は40万人。
そのうちの10%は感染している可能性があるという。
ブラジルのサンパウロ新聞には、日本でもシャーガス病が発生している、
という記事があるそうです。
http://40anos.nikkeybrasil.com.br/jp/biografia.php?cod=1050
そして、この病気の専門医は日本に慶応大学の三浦先生ひとりしかいないとのこと。

この病気は潜伏期間が20~30年なので、
いつ感染したのかわからない、というのも怖い。
逆に考えれば、私の30年後、80歳だから、生きてないかもしれないし、
ぜんぜん平気とも言える。
日本ではほとんど知られていないので、診断は難しく、ほかの病気と診断されてしまうだろう。
症状はいろいろあるが、いくつかを除いては普通の病気のようなものばかりだ。
http://merckmanual.jp/mmpej/sec14/ch186/ch186d.html
早期であれば、薬で治る。

三浦先生は、南米に旅行に行ったことのある人、住んでいたことのあるひとは、
一度検査をした方がいいと言う。
最近、現地のアサイー、さとうきびの生ジュースからの感染が警告されたことから、
旅行に行っても飲まないほうがいい、と言われています。
この病気の感染源である虫がこれらの植物にいるからです。
日本の虫は、この病気は持っていないということです。
最近は日本でも熱帯病の心配をしなくてはいけなくなりましたね。