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2015年5月30日土曜日

非結核性抗酸菌症の新しい抗生物質

新しい、と言っても以前私のブログにも書きました「Sirturo」のことです。
この薬はペダキリンという名前や、bedaquilineとかR207910とか、
TMC207とか、いろんな呼び方をされています。
私がブログに書いた時は、
耐性菌になった結核の治療薬として海外で承認された、ということでしたが、
今回私が見つけた記事には、
非結核性抗酸菌症のMACやカンサシの殺菌にも有効、と書かれていましたので、
再度この薬について書きたいと思います。

すでに海外では人間の結核治療に使われていますが、
非結核性抗酸菌症に対する安全性は確率はされていません。
しかし、それらの研究はすでにされていて、
この記事では、マウスでの実験で、MACとカンサシの殺菌の効果を確かめた、
と書かれています。
やった~。

またこちらには、この薬は、非結核性抗酸菌症のほとんどの菌種に抑制作用があった、
とも書かれています。
http://aac.asm.org/content/51/11/4202.long
この記事には非結核性抗酸菌症についての研究がいくつか書かれています。
非結核性抗酸菌症の人への試験がはじまるのも
時間の問題かもしれません。

この抗生物質の副作用は、ないわけではありませんが、
抗生物質の効かない耐性菌は、すぐにも命に関わる病気なので、
その症状に対しては、そんなに気にすることはない副作用、という感じです。
主な副作用は、悪心、関節痛、頭痛、喀血、胸痛です。
薬の使用中には、心電図を監視する必要があるし、
その他の抗生物質とあわせて少なくとも3剤で処方する。
また、家で薬を飲む、という形ではなく、入院して観察しながら投与、ということです。

アメリカでも、元気な人に処方はしないでしょうね。
でも、そのうちに、今まで使っていた抗生物質に耐性ができてしまった患者さんには、
特効薬として使われるようになるかもしれません。
いつものように、日本では承認されていませんので使えませんが・・・

2015年5月29日金曜日

非結核性抗酸菌症、もし新しい薬が見つかったら

今回は薬が見つかる、と書きました。
これは、よくあることなのですが、
既存の薬(すでに発売されている薬)で、他の病気に使われていた薬が、
実はほかの病気にも有効だった、という話があります。
これは新しい薬が開発されたのとは違うので、見つかる、と書きました。

非結核性抗酸菌症でも、そういうことがないかな、と考えてしまいます。
でも、もしそういう古くて新しい発見があったとして、
その薬が、日本で(日本は本当に時間がかかるから)使えるようになるには、
どれくらいの年月(月日じゃないですよ)がかかるのでしょう。

アメリカFDAが、肺の病気「LAM」に既存の薬を承認した、
というニュースがありました。
アメリカで承認されたのは昨日なので、
この薬は日本の患者には当分使えません。
しかし、既存の薬ということは、すでに副作用の問題は少ない、ということです。

この「LAM」という病気は、30代の患者が多い、ということを除けば、
症状などは、非結核性抗酸菌症によく似ています。
しかし、原因は違います。
リンパ脈管筋種症といい、
日本では難病認定されて(27年度から)、医療費の補助があります。
うらやましいですね。

今回FDAが認定した薬は1999年に腎臓移植の拒否反応を防ぐ薬として
承認された「ラバミューン」という薬です。
この薬が承認された試験では、
LAMの患者89人に12ヶ月、この薬かプラセボ(偽の薬)を服用してもらった。
ラバミューンを服用した人たちでは、病気の進行が遅かった。
そして、この薬の服用をやめると、プラセボを飲んだ人と同じように悪化していった、
ということです。
既存の薬は副作用が少ない、とさきほど書きましたが、
致命的な副作用がない、ということで、副作用はあります。

副作用は、口や唇の潰瘍、下痢、吐き気、のどの痛み、にきび、
胸の痛み、足のむくみです。

たった1年、たったこれだけの試験で承認されてしまうなんて、
本当にアメリカはうらやましい国です
良さそうだから使ってみましょう、というのはフロンティア精神(開拓精神)でしょうか。

一方現在日本でLMAの治療に使われている薬「シロリムス」はどうでしょう。
2006年~2010年に世界で薬の開発、有効性の試験が行われました。
その結果、この薬が肺の機能低下に効果があることが証明されました。
たぶん、この時点でアメリカでは治療に使われているのでしょう。
しかし日本で試験がはじまったのは2012年。
そして実際に治療で使えるようになったのは2014年7月。
遅いですね。
このタイムラグの間にも死んでしまう人がいるでしょうにね。

2015年5月27日水曜日

変形性関節炎にゼラチンが効くという研究

関節炎に毎日ゼラチンを摂った人に改善の効果があった、
というイギリスの研究を紹介します。
http://www.arthritisresearchuk.org/arthritis-information/complementary-and-alternative-medicines/cam-report/complementary-medicines-for-rheumatoid-arthritis/collagen/trials-for-oa.aspx

試験1・・・81人の変形性関節炎の患者に、プラセボかゼラチンを飲んでもらった。
      2ヶ月間、毎日10gのゼラチンを摂ってもらう。
      その結果、ゼラチンを摂った人は、
      あきらかにプラセボよりも痛みを減らすことができました。
      この研究での副作用は、胃が重く感じた、というものだけでした。

試験2・・・イギリス、アメリカ、ドイツの389人の変形性関節炎の患者が参加。
       24週間、毎日10gのゼラチンかプラセボを摂取しました。
       しかし、全員の痛みを軽減する、という明らかな結果にはなりませんでした。
       試験のはじめに重い症状の患者には、有効な効果がありました。
       副作用は耐えられる程度のものであった。

試験3・・・250人の膝変形性関節炎の患者さん。
      6ヶ月毎日10gのゼラチンかプラセボを摂取。
      ゼラチンの患者は痛みが大きく減少した。
      副作用は、偏頭痛、頭痛、胃が重い。

加水分解ゼラチン製品は、欧米では医薬品として長い間使われてきました。
一般的にも、安全である、として規制機関から承認されています。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/11071580
多くの臨床研究では、1日10gのゼラチンが、
変形性関節痛の痛みを軽減させることを示しています。
また、骨粗しょう症にも有効です。

Sean S. McCarthy, MS, from the Center for Clinical and Lifestyle Research in Shrewsburyによると。
ゼラチンサプリメントとビタミンC,カルシウムを一緒に摂った患者には、
大幅な改善があった、ということです。
http://www.webmd.com/pain-management/knee-pain/news/20000925/stiff-knees-take-some-gelatin-study-suggests
1日60㎎のビタミンCを一緒に摂った人では、
そうでない人より、変形性関節症の進行が倍も遅くなった。
1日1個余分にオレンジを食べるような感じでいい、
というようなことが書かれています。

ゼラチン、コラーゲンの重大な副作用は欧米では報告がない、ということですが、
誰でも安心して摂取できるわけではありません。
心血管疾患の人、妊娠している人、手術をして30日以内の人、
授乳中の母親などでは、安全が確かめられていません。
また、薬との相互作用の報告はない、ということですが、
安全が確認されている、というわけではありません。
薬を服用中の人は、医師や薬剤師に相談してください。
他のサプりとの相互作用も無いとはいいきれない、ということです。
http://www.uofmhealth.org/health-library/hn-2824005

スーパーで売られているお菓子用のゼラチンは、小袋が5グラムなので、
1日2袋は随分多いように感じます。
でも、暖かい飲み物に入れたり、ゼリーにして食べれば、
なんとかとれそうです。
関節が痛いのは、困りますからね。
日本のサイトには、ゼラチンの摂りすぎで健康を害した、という話がありましたが、
欧米では、そうような話はないようです。
また、関節炎にいい、ということで、長年愛用されてもいるようです。
さらに英語の臨床結果でも、危険な副作用はない、と書かれています。
ビタミンCを一緒にとると効果的ということなので、
これもやってみようと思いました。
コラーゲンもビタミンCも、お肌にいですよね。
最近のお肌ぷるぷるは、ゼラチンのせいでしょうか。

2015年5月23日土曜日

アメリカ、マグロ寿司でサルモネラ菌

アメリカ、カルフォルニア州を中心に、サルモネラ菌食中毒が発生。
患者は9つの州で53人。
この原因は寿司だと考えられています。
http://sacramento.cbslocal.com/2015/05/22/sacramento-sushi-lovers-undeterred-by-salmonella-scare-linked-to-raw-tuna/

アメリカの責任者は、寿司用のマグロは光の当たらない冷蔵で保存。
できるだけ早く消費するが、期限は2日、だと言う。

アメリカでは2012年にも、同じような食中毒が発生して、
ニューヨークを中心に、20州、100人が症状を訴えている。
原因は寿司の「スパイシーツナ」で、中落ちの部分である、
とFDAが断定した。
http://jp.wsj.com/layout/set/article/content/view/full/427957
サルモネラ中毒では、5歳以下、65歳以上の体力のない人は悪化しやすく、
犠牲になりやすいので注意が必要です。
アメリカでは年間400人程度が犠牲になっていて、
ひどい下痢や発熱などの症状が4~7日続くといいます。

日本のマグロではサルモネラ菌の中毒はないようですが、
近年日本で問題になってるのは「粘液胞子虫」(クドア属)です。
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150212/Bizjournal_mixi201502_post-2520.html
寄生虫ですが、顕微鏡でない見えない大きさです。

2011年には、クドアによる被害者は492人もでました。
この時はヒラメでした。
2011年4月から2013年2月までの間に東京都健康安全研究センターが
都内の店で購入したマグロを調べた結果、
日本産メジマグロの67%、日本産クロマグロの10%からクドアが検出された。
そのほかの種類のマグロからは検出されなかった。

症状は、食べてから数時間で、発熱、倦怠感、下痢、嘔吐などの
食中毒の症状が出ます。
2013年には244人の患者が報告されています。
今までに死亡例の報告はありませんが、
乳幼児やお年寄り、病気などで免疫力の落ちている人は、注意が必要です。
まだ新しい病気なので、わからないことも多いからです。
私はなるべく、生の魚は食べないようにしています。

クドアは、-15度~-20度で4時間以上冷凍すると毒性を失うので、
冷凍物なら安全。
また、中心部分が75度以上になるように5分以上加熱してもクドアは死滅しますので、
調理をすれば、マグロを安心して食べられます。
しかし、このメジマグロは、クロマグロの子どもなので、
乱獲防止のためには、食べないようにしたいものです。

先日マグロのかま、というのを初めて食べたのですが、
安いのに、おいしかったです。
カマひとつが200円でした。
エラの形をしていて、大きな骨があるのですが、
お肉も沢山ついています。
これをオーブンで焼いて食べる方法が、クックパッドに沢山書かれていました。
マグロは生、という常識にとらわれなければ、おいしく安心して食べられますね。

2015年5月21日木曜日

炎症は抑えないほうがいい

抗炎症剤で炎症を抑えすぎるのはよくない、
という話を読んで、なんでだろう、と不思議に思い調べてみました。
だって炎症があるとつらいし、炎症をおこしていたら、
病院では炎症を抑える薬をくれますよね。

炎症は体の免疫反応の一部です、
炎症がなければ、私達は体を治すことができません。
体には無駄な作用はないので、きっと炎症には大切な仕事があるのでしょう。
しかしこの炎症によって、体に損傷が出てしまうのが困ったことです。
そして炎症は、さらなる炎症を引き起こすこともあります。

人の体はウイルスや細菌と戦うために、感染箇所に白血球を集めます。
ここで感染を固めて、体中に感染が広がるのを防ぐのだそうです。
http://www.medicalnewstoday.com/articles/248423.php
これが炎症なので、炎症は抑えないほうがいいと言います。
しかし、炎症は健康な組織の破壊にもつながります。
痛かったり、苦しかったり、そこで抗炎症薬が処方されます。

慢性的に炎症が続いている場合に、病名がつくことになります。
がん、花粉症、リウマチ、歯周炎などがそうです。
急性炎症を治すのに失敗すると、慢性的な炎症になります。
結核、喘息、副鼻腔炎などもそうです。

質の悪い睡眠、睡眠不足、体重の増加は炎症を増加させます。

痛み止めには、炎症を抑える作用のある物と、無い物があります。
炎症を抑える作用のあるものは、イブプロフェン、ナプロキセン、アスピリン
無いものは、アセトアミノフェンです。
アセトアミノフェンは、炎症によって患部を治療しながら、痛みを感じなくさせる、
という理想的な薬です。

私は非結核性抗酸菌症という病気なので、
レントゲンをとると、肺になにやら白い物が少し映ります。
よく「影がある」というものです。
肺炎だと、この影で、肺の画像全体が白くなってしまいます。
私ははじめ、これが病気の菌なのだと思っていたのですが。
昨日病院で経過観察の時に先生に聞いてみると、笑われてしまいました。
バクテリアはミクロの大きさなので、映らないのだそうです。
白い物は炎症のようです。
ばい菌がいるので、炎症をおこして戦っている所なのでしょう。
そう思うと、レントゲンを見て、おおやってるな、と思えます。

昨日のレントゲンでは、今まで何もなかった所に1っ箇所薄い影ができている、ということで、
また来月もレントゲンを撮って、今度は横からも撮影する、ということになりました。
ちょうど肋骨(ろっこつ)の所なので、前からだけではよくわからないのだそうです。
特にこれといった症状はないので、
別に普通に生活していていいですよ、ということでした。
なにもなければ、また4ヵ月後だったのですが・・・
そういえば、病院に行き始めて、今年の9月で4年になります。
私は先生に敬語を使わなくなるし、
先生も次の予約を勝手に入れるし、
アルバイトしてる、って言ってあるのにな。
まいっか。

2015年5月16日土曜日

フラボノイドが風邪や咳のリスクを減らす

緑茶、りんご、ブルーベリー、ココア、タマネギ、赤ワイン
に含まれているフラボノイドが、風邪をひいたり、咳をするリスクを軽減する、
という研究が、オークランド大学で発表されました。
http://www.news.com.au/national/breaking-news/checkup-medical-column-for-may-15/story-e6frfku9-1227356079671

これらの食品に含まれるフラボノイドは、
抗ウイルス作用、抗炎症作用、抗酸化作用を持っています。

これらフラボノイドの豊富な食品を多く食べる人は、そうでない人より、
33%も風邪をひいたり、上気道感染になるリスクが少なく、
病気で寝込む日数も少ないことがわかった。

フラボノイドは野菜に多く含まれることから、
ディナーの半分は野菜である必要がある、といいます。
かぼちゃ、さつまいも、にんじん、トマト、ピーマン、オレンジ、ブロッコリー、メロン。
緑茶は毎日、ワインは時々お飲みください。

咳は肺や気道などに炎症がおきている状態のようですから、
炎症を抑える食品を摂るようにこころがけたらいいのではないでしょうか。
炎症を抑える、という研究結果の出ている食品を書きます。
・オメガ3脂肪酸・・・さけ、にしん、いわし(アメリカ心臓協会は週に2回の魚をおすすめ)
・一価不飽和脂肪・・・オリーブオイル
・全粒粉穀物でできたパン、スパゲッティー、など(C反応性たんぱく質のレベルを低減)
・ビタミンE・・・・ほうれん草、ケール、ブロッコリー(アブラナ科の野菜)
・アルファリノレン酸・・・・くるみ、アーモンド
・大豆イソフラボン・・・大豆、枝豆
・リコピン・・・・赤いトマト(肺や体全体の炎症を軽減)トマトジュース、調理されたトマトソース
         は生のものよりリコピンが多い。
・赤かぶ(ビート)
・しょうが、うこん(ターメリック)カレーのスパイス
・にんにく(鎮痛剤と同じに働く)とタマネギは免疫増強にいい
・オリーブオイル(地中海料理が健康にいいというスペインの研究)
・いちごなどのベリー類
・さくらんぼ(タルトチェリー)は変形性関節炎の痛みに効果があった、という
                 研究があります。

はじめにココアが体にいい、と書きましたが、
市販のココアには砂糖が含まれていますので、
できれば、無糖のココアパウダーに少しの砂糖でお飲みください。
白い砂糖は決して体にいいものではありませんから。
WHOも砂糖の取りすぎに注意するようにと
1日の摂取量は25グラムと言っています。
しかしソーダ1缶に40グラムの砂糖が含まれている、というから、
甘い飲み物は特に注意が必要です。

2015年5月14日木曜日

ほとんどのパートはブラックバイトと同じです

バイトと言っても、被害にあっているのは学生だけではありません。
パートも社員も同じような被害にあっています。
そして自分がブラックで働いている、と思っていない人がほとんどです。
それは、何がブラックなのかを知らないから。
ブラックとは、違法な働かせ方をしている事業所です。
ほとんどのパートは「私なんか雇ってもらえるのかしら」
という主婦の気持ちを利用して、違法に賃金を抑えて働かせています。

ブラックバイトがのさばる原因は、ブラックでがまんして働く人が多いことです。
ブラックをなくすには、ブラックで働くことをみんなが拒否することです。
そして多くの人が、どんな職場をブラックというのかを知ることが大事です。

私の職場は、時給が1分単位で支払われるのですが、
私は、はじめこの制度にビックリしました。
なんて素晴らしい会社なんだろう、と思ったものです。
これが法律で決められた賃金だ、ということを知らなかったからです。
だから、給料をもらうと、思ったよりずっと多く入金されています。
一方以前働いていたほぼ全てがブラックなレストランの給料は、
自分で計算したものより2割も少なかったことを覚えています。
このレストランの人は「みんな1ヶ月でやめるのよね」と言っていました。
私も1ヶ月でやめました。
時給計算が1分単位より長かったら、これは違法です、確実にブラックです。

これに当てはまればブラックというチェック項目です。
http://blackarbeit-union.com/cases/check/
うちの子(大学生)のバイト先は、ほぼブラックです。
時給は15分単位。
決められた時刻以降は働いても給料が出ない。
退出を押してから、仕事をさせる。
制服のお金を支払わせる。
9時間シフトがある。

制服を着替えてからタイムカードを押すのも違法だと言います。
仕事関連のことには、全て給料が出るのが合法だと考えていいそうです。
でも、そんなパートはないよね。

私が前にいたお店もこのチェックリストでみると、ブラックですね。
アルバイト間での嫌がらせがありましたから。
嫌がらせの内容はここに書きました。
http://unyunenemama.blogspot.jp/2015/04/blog-post_74.html
私はがまんしないで、すぐにやめました。

ブラックの問題は、みんなががまんして働いてしまうことです。
ブラック問題を研究する中京大学の大内先生は、
多くの人は「どこに行っても同じだろう」と思っている、と言います。
私は嫌がらせで職場を変えたのですが、
今度の職場はいい人ばっかりで、きれいで、楽で時給も高くてすごくいいです。
お昼は、隣の大きな公園で食べます、鳥の声を聞きながらね(東京の真ん中ですが)
帰りは始発電車に座って帰ります。
嫌な職場はやめればいいのに、と体験的に思います。

また、新しく研修をうけるのが面倒、とか
新しく仕事を覚えるのが嫌、という人が多いようです。
私の職場にも、50代くらいの女性が私と一緒に研修をうけたのですが、
彼女は、仕事を覚えられない、と言って、1回で来なくなってしまいました。
私51歳だけど、ちゃんと(?)覚えて仕事してます。
私は研修を面白い、と思ってやりました。
業界の裏を見られる面白い機会だと思いますよ。

それに、仕事の高度化も新しい仕事をあきらめる原因になっていると言います。
確かにレジの中にはウインドウズが入っています。
どこでもカード払いができるのですから、操作も複雑です。
でも、その仕事ができれば、そこをやめてもどこでも働けるはずです。
経験者優遇とはそういうことです。
レストランには、店長と同じくらい、それ以上に仕事のできるパートママもいました。
つまり誰でもそれくらいはできる、ということです。
高校生だって長く働けば普通に勤まるような仕事、それがパートアルバイトですから。
だいたいバイト先の店長って、そんなに優秀な人ではないでしょう。

ブラックバイト、ブラック企業の相談ができる団体が紹介されているサイトです。
相談先は一番下に書かれています。
http://bktp.org/about-us
一番有名なのは「ブラックバイトユニオン」です。
http://blackarbeit-union.com/aboutUs/aboutBlackarbeit/
みんなが考えないと、みんなが犠牲になります。
そして自分の子供が次の犠牲になります。
うちの子は「お金では買えないものがあるんだ」と言って、そこのバイトを続けています。
職場が仲良しでみんな友達、楽しいからだそうです。
それはそれでいいのかもしれません。

NHKで放送された「おとなへのベル」では、実話にもとづいたドラマが放送されました。
それを小説にしたものがこれです。
こんなことホントにあるのなか、と思うくらいひどいバイトです。
http://www6.nhk.or.jp/otona/novel/list/index.html?i=3
親子で考えていきたい問題です。

2015年5月10日日曜日

バイアグラという薬がマラリアの治療に有効

バイアグラがマラリアの治療に効果があるとフランス、パスツールの研究者が
発表しました(パリデカルト大学熱帯医学と衛生のロンドンスクール、コーチン研究所)
http://www.letemps.ch/Page/Uuid/c09296e6-f4ef-11e4-bb1f-074820583190/Du_Viagria_pour_enrayer_la_transmission_du_paludisme
バイアグラと言えば、そう、ほかの薬ですよね。

マラリアは熱帯に住む蚊が、感染した人を刺すことで感染が拡大します。
マラリアにかかると、血液中にマラリアの原虫が溢れて体中を流れる、
という怖い・・・気持ち悪い・・・病気です。
そして血液中の赤血球を破壊します。
マラリアについてこちらの医療サイトに詳しく書かれています
http://merckmanuals.jp/home/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/%E5%AF%84%E7%94%9F%E8%99%AB%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2.html

治療薬はたくさんあるのですが、マラリアの種類によって薬が違うし、
地域によっては、もうその薬が効かない、ということもあるそうです。
マラリアになったら、どこの国へ旅行したのかは重要です。
そしてこれらの治療薬には重い副作用があります。
最近は薬に耐性のあるマラリアが問題になっています。
今回バイアグラがマラリアに効く、というのは、赤血球からマラリア原虫を
追い出すことが出来るから、ということです。
投与量は、通常の飲み方でいいそうです。
マラリアで死亡することの多い、5歳以下の子どもへの処方が検討されています。

熱帯の病気だから、日本は大丈夫、とは言い切れません。
なにしろ、すでにデング熱が日本に入っていますから。
しかし、デング熱を媒介する蚊は、都会の水溜りが好きなのですが、
マラリアの蚊は、自然の湿地が好き。
じゃあ大丈夫?いやいや、マラリアに感染した人が日本に入ってくれば、
その人を刺した蚊によって、うつることはありえます。

アフリカに近いヨーロッパでは、空港の近くにいる人に感染が広がって、
空港マラリアと呼ばれています。
そして、軽度のマラリアを運ぶ種類の蚊はすでに日本に広く分布している、
と書かれたサイトがあります。
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/22/22-2/qa_22-2-j.html
専門家のお話で、とても面白いです。
重症化するマラリアを媒介する蚊は、宮古、八重山諸島には生息しています。

それに、お隣韓国では、マラリアの感染者は毎年千人を越えています。
数年前には1万人を越えた年もありました。
日本では、旅行から帰ってきた人が100人程度感染しているだけだそうです。
マラリアは、高熱が上がったり、下がったりするので、
下がった時に安心して、治療が遅れがちになるといいます。
3回目に熱が上がったらとても危ないといいます。
最近のニュースでは、外国から日本への旅行者が激増しているそうですから、
マラリアの症状を覚えておいて損はないと思います。

2015年5月9日土曜日

職場いじめ、加害者はどう思ってイジメをしているのか

近所の町工場での騒ぎに巻き込まれて、私はその仲介に入るハメになりました。
その時、イジメをしていた男が言ったことを書きます。
これがイジメをしている人達の本心なのだと思います。

イジメをしていたのは、Aという40代の自称まじめな男性。
普通にしていたら、おとなしい人に見えます。
イジメられていたのは、Bさんという50代の心的障害を持った男性。
私はBさんとは、道で会えば挨拶をしていました。
Bさんはバス通りのど真ん中を自転車で走ったりしています。

AがBさんに暴力をふるっていたので
私は「なにしてるの、警察を呼びますよ」と言いました。
するとAはびっくりしたのでしょう(バレないと思っていやっているからこうなります)
逆上して言いました。
「まじめに働いている自分がなんで悪く言われなきゃならないんだ。
 自分はまじめに働いてるのに、この人は怠けてるんだ」
私「この人は障害者なの、できないことがあるの」
A「障害者だってやればできますよ」
私「普通の人みたいにはできません」
A「怠けてるんだから、なぐったっていいんです」
私「そんなことして、いいわけないでしょう」
A「だったら警察呼んでくださいよ」

呼んだら、目撃者がいるんだから、連れて行かれちゃうのにね。
そこまで自分を正しいと信じている姿には唖然としました。
自分は正しいのだから、何をしても許される、
と心の底から信じているのです。
それに、こんな奴には何をしたっていい、というような事を言っていました。
どう考えても異常な考えに取り憑かれているので、
自分が悪い事をしているということに気が付くことはないでしょう。
この人を改心させられる人はいない、と確信しました。
私に意地悪をしていたオバサンも、自分は正しい、と信じているんだろうな、
同類だな、と思いました。

この工場にはほかに2人の男性がいましたが
2人ともBさんが悪いからしょうがない、と言って、止めもしないで見ぬふりをしていました。
そのひとり、Cは以前から工場の前で、
Bさんに怒鳴っているのが近所で有名でしたので、
私は何度がCに「やめなさい」と言ったりしていました。
でもこのCの容姿がとても怖い(ブルドックにそっくり)ので、
係わり合いになりたくないな、とも思っていました。
でも、自分も意地悪おばさんにイジメられた経験もあり、
Bさんを助けてあげたい、と思っていました。

学校で法律について教えてほしいな、とニュースを見るたびに思います。
暴行罪とか、傷害罪についてしっかり教えてほしいものです。
ケンカとか、イジメとかいう言葉で誤魔化している日本って、変な国ですよね。
幸いBさんに怪我はありませんでした。
そこには騒ぎを聞きつけた民生委員の人がいたので、
区役所に相談して、障害者認定を受けさせてあげてください、と頼むことができました。
民生委員の人も「これはもっとひどくなるな」と言っていました。
Bさんは「やめていいの?お金もらえるの?」という感じです。
怒ったりしないのかな、と思います。
イジメはこのような、弱い立場の人がターゲットになります。

この日はたまたまこの工場の前を通ったら、怒鳴る声が聞こえたので、
どうしたのかとのぞいたら、大変なことになっていた、というわけです。

後日スーパーでBさんに会ったのですが、
やはりBさんが悪い、ということで片付けられたようです。
彼は「オレがわるいんだよな」と普通に言っていました。
しかし「もうやられてないよ、ありがとね」とも言っていました。
民生委員の方が、ここの経営者と話し合ってくれたそうです。

民生委員の方がいろいろと世話を焼いてくれているようなので安心しました。
民生委員って大変な仕事なので、今は「なり手」がいなくて社会問題になっています。
よくわかります。
うちにも民生委員の話がきましたが、その時は子どもが小さかったので、
お断りしました。
逆切れされたり、逆恨みされたりもするらしいのです、
子どもがいたら怖くてできません。

自治体でも、もっと民生委員の活動を紹介して、
沢山の人がお世話になっている大事な仕事だ、
と広報活動をしたらいいのに、と思います。
そういえば、中学の入学式に民生委員の人が来賓として前に座っていました。
それぐらいしてあげないと、と思います。

私が職場で、意地悪なオバサンにされた意地悪は、ここに書きました。
関連記事:意地悪なパートのおばさんの嫌がらせ
http://unyunenemama.blogspot.jp/2015/04/blog-post_74.html
関連記事:職場イジメに対処する10の方法
http://unyunenemama.blogspot.jp/2015/04/blog-post_57.html