Translate

2015年12月18日金曜日

銀行との闘い編

倒産しそうな会社の当座預金からお金をおろさせたくない銀行は、
あの手この手で、とにかく邪魔をしてきます。
しかしド素人の私は、今回大勝利することができました。
当座が空になるまでおろすことができたのです。
会社の経営者は入院しています。

1回目は、当座の引き落としが滞らないように、ということで、
先々の引き落とし分を残した金額しかおろさせてくれませんでした。
次は弁護士先生のアドバイスで、
とにかくおろせるものは全部おろす、ということになりました。
銀行には、弁護士はこれから依頼する、と言っておきます。
いつもの支店では、止められるので、違う支店に行きます。
しかし、やはりいつもの支店に電話がいき、
いつもの担当者から電話がかかってきました。
私は「従業員の給料を払うのに必要」というと、担当者は「わかりました」
といいました。
しかし、当座は現金化するのに2日かかります。
この時、すでに2時をまわっていたので、
銀行は時間稼ぎをして3時までぐずぐずと時間稼ぎをしたのです。
そのせいで、私はほかの銀行へ行って現金化する手続きをすることができませんでした。
次回いつもの支店で現金化してください、と言われました。

いつもの支店に行くために、私はパフォーマンスを用意しました。
銀行で泣く、なんて古臭い手は使いませんよ。

従業員を連れて行ったのです。
そして、小切手を出して、これをおろさせてください、
これは彼らの給料です、と言いました。
彼らはみんなの見えるところに待たせて、
行員と話をするたびに、私は彼らに逐次報告をします。
報告というよりは「こんな事を言って誤魔化そうとしてるんだよ」
という話をします。

若い担当者は不在で、私は前回会った課長代理と交渉することになりました。
彼は支店長、副支店長と相談、というかどうやって黙らせるかを話し合っています。
彼らは「従業員さんに、給料分の小切手を出すのでどうでしょうか」
と言ってきました。
バカな従業員は「それでもいい」と言いますので、
「運が悪いと、60万円って書いた紙切れになってしまうんだよ」と教えました。

私は何を言われても「絶対ダメ、その手はもう何度もやられてますから」
「あなたたちは信用できません」と言いました。
すると副支店長が来て。
「本人(入院している社長)の意思が確認できないとおろせない」などと言います。
「私は病院に行って本人に確認してくればいい、と若い担当さんに言われましたよ」
と言うと「それではだめです」と言います。
「でも、前回はおろせて、今回だめな理由を説明してください」と言うと、
副支店長は顔色を変えて「前回いいって言ったのは誰だ」と怒ります。
私は思いました「おまえだよ」と。
そう、いいと言ったのは彼自身でした。

「既成事実があるのですから、今回もおろせますよね」と私は言いました。
それでもぐずぐず言おうとする支店長に、
「ダメです、書類も揃っている、法的に問題がない場合、
 あなたには支払いの義務がありますよね」と私が言うと、支店長は、
「はい」と言い、席に戻って苦虫を噛み潰したような顔をしていました。
「時間稼ぎをして、額面が合わなくなるのを待っているのでしょ」と言うと、
「そんなことはありません、私たちには全く悪気はありません」
と言う銀行の全てが信用できないのだよ。

最終的には、小切手を現金に変えて銀行に保管しているので、
すぐに行員が病院へ行って元経営者本人の意思を確認してくる、ということになりました。
意思が確認できしだい、この現金はお渡しします、ということで、
私たちは帰って待っていることになりました。
夕方電話があって、行員は現金を持って来ました。

従業員には無事給料を払うことができました。
私が「領収書ってどうやって書くんですか」と聞くと、
行員さんはとても変な顔をしていました。
こんなことも知らないヤツに、お金をおろさせてしまったのか、と思ったのでしょう。
そう、私は当座預金のことも、銀行のこともなーんにも知りません。
しかし、今日の闘いは大勝利でした。
でも、銀行は報復してこないかしら、心配です。
そこまで悪人ではないかな、だったらいいけど。

中小企業が倒産したら、従業員の給料なんて払われないのではないか、
と思っていましたが、
最近の従業員はみんな、ネットで調べていろいろな知識を持っているので、
給料の支払いをしないで済むということはほとんどない、
と労災の事務所の人が言っていました。
なんとかお金をおろせてよかったです。

0 件のコメント: