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2016年4月27日水曜日

ハーブで衣類の防虫剤

先日紹介した「猫のしっぽカエルの手」というテレビ番組で、
ハーブで作る衣類の防虫剤の作り方をやっていました。
市販の防虫剤は1年ほどで薬はなくなります。
あの薬はどこへ行ったのでしょう。
少しづつ気化していくのでしょう。
換気をしないと吸い込むこともあるかもしれません。

ベニシアさんの防虫剤は、虫が嫌う植物で作りますから、上に書いたような心配はいりません。

材料、ラベンダー、よもぎ、コリアンダー、タンジー、ローズマリーなど(格大さじ2)
ベニシアさんは、これらを庭で栽培しています。
花屋さんで売っているものもありますが、よもぎは公園などに生えています。
これらは乾燥させておきます。
よもぎ、タンジー、ローズマリーは手で細かくちぎります。
ラベンダーとコリアンダーはすり鉢ですると、いい香りがします。
すり鉢がない場合は、手をこすり合わせて小さくすればいいでしょう。

これを布の小さい袋に入れます。
無い時は端切れで作ります。
10×15cmの布を2枚あわせて周囲を縫い裏返します。
上は開けておきます。
ここからハーブ半分詰めて、口はリボンでしばります。
1年で効果がなくなるので、1年たったら、中身のハーブを入れ替えます。

引き出し1つ、衣装ケース1つに2袋が目安。
服にいい香りが移るのも、この防虫剤のステキなところです。
そして化学物質ではないところが健康にいいと思います。

他にも、ベニシアさんはアイロンがけにスプレーするものも、ハーブで作ってしまいます。
「ラベンダーウォーター」です。
ラベンダーの花に、沸騰したお湯をそそぎ、少量のウォッカを加えればできあがり。
これでアイロンをかけたシーツで寝ると、ラベンダーの香りがリラックスさせてくれるそうです。
ベニシアさんはなんでも作ってしまうのです。
また次回の放送が楽しみです。

2016年4月24日日曜日

ハーブのナスタチウム

先日テレビ番組「猫のしっぽカエルの手」(NHKEてれ日曜夕方6時)という番組で、
ナスタチウムという植物が呼吸器に良い効果がある、と紹介していました。
私はこの番組が大好きです。
イギリス人のベニシアさんが、自然と共に暮す様子が紹介されます。

ナスタチウムはよく花壇で見かけるオレンジ色の花が咲く植物です。
http://www.myherb.jp/main/library/herb/sonota/na/nasuta.html
こちらに写真と、この植物の紹介が書かれています。
別名キンレンカというそうです。

南米ではクレソンのように食べられているそうです。
味は辛味があるので、サンドイッチに挟むといい、と書かれています。
花も葉も食べられるそうです。
ビタミンCや鉄分が多く含まれていて、薬効は昔から知られているようです。

この植物には抗菌作用があるので、お茶にして、風邪やインフルエンザの予防に
いいとされています。
http://tea-clip.com/nasturtium-tea/
すりつぶしたものは、傷にも効果があるそうです。
さらに、利尿作用、強壮作用もあるそうです。
http://blogs.kiyoto.co.jp/herb/cat3/
こちらにはナスタチウムティーの作り方が書かれています。

テレビのベニシアさんは、自然に暮すのがそのスタイルなので、
花壇に殺虫剤などはまきません。
そんため、アブラムシよけに効果のある、ナスタチウムを花壇に植えて、
害虫予防をしているのです。
殺虫剤などは、散布する時に、吸い込むと、呼吸器に影響があるので、
このようなライフスタイルはとても参考になります。

やはり植物にはまだまだ私たちの知らないパワーがあるようです。
この植物はもともと南米原産なのですが、
南米で食べられている様子を見て、祖国に持って帰った人が
このような使い方を欧米に広めたようです。
ベニシアさんのイギリスではハーブは生活の中で愛用されています。
私はこの番組を見ると、気持ちがとても癒されます。
化学物質のあふれる現代では、こんな生活をするのは難しいですが、
あこがれて、毎週見ています。

2016年4月21日木曜日

地震災害用仮設トイレ、東京の公園

今日、荒川区の都立尾久の原公園で、仮設トイレを試しに作ってみていました。
園内には24の仮設トイレが設置できるようになっています。
地面には小さなマンホールがあって、このふたを開けて、
便座とテントを設置するとできあがりです。
箱の中に取り扱い説明書が入っているので、
誰でも作れるようです。
でも2,3人は必要でしょう。

実際地震がおこったら、誰が作るのですか?と聞いてみると、
区の職員が来るわけではないので、
地域の自治会の人が倉庫の鍵を持っていて、
そういう人がボランティアで作るらしいです。
みんなで協力すれば、より早くできるでしょう、というお話でした。

今日は、業者の方が試しに作っていたのですが、
風が強くて、テントが飛ばされそうになっていました。
くぎで地面に止めるのですが、シートがパタパタとしてしまいます。
ダンボールのような物の方がいいのにね、と思いました。

テントが無いと、中国のニーハオトイレになっちゃうね。

地面に穴が開いているだけのようなので、
大勢の避難が想定される、この公園では数日しかもたないでしょう。
そうなったら、どうするのか。
道にある普通のマンホールのふたを開けて、上にこの便座とテントを持っていけば、
無限に使えます。
この情報を近所の人が知っていたらいいのですがね・・・・
世田谷区などではこの方法をとっているようです(以前テレビで見ました)

ここで設置している人と話していて、気が付いたのですが、
このトイレは、公園のど真ん中に位置しています。
なぜトイレが原っぱのどまん中?
公園のはじっこに造るべきだったのではないでしょうか。
ここで「お役所仕事」という言葉を思い出しました。
近くに木があれば、テントが壊れても、何かで覆うとか考えられますよね。
近くにフェンスがあれば、板でも拾ってきて、囲いをするとかできますよね。

この公園には、かまどベンチや、停電でも動く自動販売機があります。
しかし、被災者の数が多くてまかないきれないでしょう。
各自数日分の食料、水は家で備蓄しておかないといけませんね。

荒川区は名前のごとく、近くに大きな川があります。
トイレと同時に水が問題になるはずです。
区で、川の水を浄化して飲料水にできる装置を用意して欲しいですね。
あの川の汚い水は飲んだら死んでしまうでしょうから。

東京で熊本級の地震があったら、避難所で食べ物がもらえるなんてことはないでしょう。
被災者の数が膨大だからです。
避難所に入れない人が道路にあふれるでしょう。
だいたい、荒川区役所は、前回の地震でガラスが割れたりしたので、
今耐震工事をしているようですが、
もともと古い建物なので、地震後に使えるとは思えないんですよね。
なんで建て直さなかったんでしょう。

関東大震災の時は、上野公園が被災者の糞尿で怖ろしいことになってしまったそうです。
それで、まず電車を動かして、被災者を埼玉の方にピストン輸送する。
という政策をとったのだそうです。
その汚れた上野公園は学生ボランティアが清掃をした、
とノンフィクション小説「関東大震災」に書かれていました。

今の東京は熊本や東北のように、助け合うと、いう人が少ないと思います。
自分勝手に行動する人が多いことが予想されるので、
それが一番怖いです。
東北でも、津波より人間の方が怖い、という話がネットにたくさん書かれていました。
私は「くまもん」が大好きなので、
銀座の熊本ショップには行ったことがあるので、今度行こうと思っています。

サッカーの本田選手が「自粛はやめて、いろんなことをやって応援しよう」
と言っていましたが、私もそう思います。
テレビなどで、くまもんが活躍できるような世の中であればいいのに、
と思います。
くまもんが「不謹慎だ」と言われそうな世の中ですものね。
くまもんガンバレ。

2016年4月18日月曜日

ココナツオイルでイボが治った

指に小さくて(2ミリくらい)硬いイボのようなものができて、
ぶつかると痛いこともあったのですが、
これに試しにココナツオイルを塗ってみたら・・・・
治りました。
治ると思わなかったので、写真をとっていませんでした、残念。

検索してみたら、日本でも、治った、とブログに書いている人がいました。
http://ameblo.jp/qchan32062/entry-11888875646.html

イボはウイルス感染でおこるそうです。
そして、ほとんどのイボは、治療をしなくても1年程度でなくなるのだそうです。
https://umm.edu/Health/Medical-Reference-Guide/Complementary-and-Alternative-Medicine-Guide/Condition/Warts
これはメリーランド大学のサイトですが、ここには
イボを改善させる食事、というものが書かれています。
・摂らない方がいいもの、乳製品、小麦、大豆、とうもろこし、防腐剤、化学添加物、
 白ぱん、パスタ、砂糖、トランス脂肪酸を含んだ食品(焼き菓子、フライドポテトなど)
 カフェイン、アルコール、たばこ
・摂った方がいいもの、アーモンド、全粒穀物、色の濃い写真、ビタミンBの多い野菜、
 果物、赤身の肉、魚、豆腐、豆、オリーブオイル、ココナツオイル、
 ビタミン類を多く摂るといいようです。

うちの子の足にイボができた時は、とても痛いというので、
皮膚科で、液体窒素をつける治療をしました。

英語のサイトでは、ココナツオイルでイボが治る、と書かれたサイトがありました。
http://www.coconut-oil-central.com/natural-wart-removal.html

お試しを。

2016年4月16日土曜日

中央構造線を知ろう

熊本で被災された方々の一刻も早い救助を祈ります。

今は中学の理科で地震速報の勉強があるそうです。
しかし、学校どころか、今のテレビでもわざと触れられないのが、中央構造線です。
地震の専門家ならだれでも知っているので、
中央構造線の話をテレビでうっかりしてしまう専門家もいますが、
司会者はあえてその話には触れないようにして、CMが入ったりします。

今日のテレビで、専門家はここら一帯の断層を「最強の断層」と言っていました。
この中央構造線は、今の地震をおこした所から、まっすぐ東に延びて、和歌山県を横断。
東の終わりははっきりはわかっていないようです。
http://www.kajika.net/wp/archives/1176

この巨大な断層は宇宙からもはっきり見ることができる唯一の断層と言われています。
香川県を横断している所が一番顕著で、紀伊半島にもはっきり見えます。

中央構造線が有名になったのは「日本沈没」です。
作家の小松左京は、地震学者から話を聞いてあの小説を書いたという番組を見ました。
中央構造線が動いたら、西日本は大変なことになってしまいます。
今までは仮説であった構造線が実際に動き出してしまったのです。
こういう情報は国民に知らせるべきだと思います。
でも、狭い日本、どこへ逃げたらいいのでしょう。
おすすめなのは東北です、人口がとても少ないですから。
東京はこれ以上人が増えたら住む所が無くなってしまいます。

外国なら、九州全域が避難をするようにするでしょう。
阿蘇山は前回の大噴火で、山口県までを焼き尽くしてしまいましたから。
最近の震源地が阿蘇地方なのを、専門家はどう思っているのでしょう。
なにもなければそれでいいじゃないですか、
九州から避難した方がいいのでは・・・と私は思います。
しかし、すでに空港は閉鎖、港は崩れて、鉄道も動いていません。

こんなに大きい地震が続くのは異常だと思います。
気象庁が「地震活動が活発になっている」なんて言うのも事態が異常なことを示しています。
四国と紀伊半島にお住いの人は、中央構造線の存在を知って、備えをしてください。
備えあれば、憂いなし、です。

2016年4月14日木曜日

口の運動を毎日

テレビでやっていた、舌の運動です。
http://anonahan.hatenablog.com/entry/2016/04/09/091343
この運動を毎日30秒やることで、
舌の筋肉を強くして、唾液の量を増やすことができます。

唾液は年齢とともに減っていきます。
唾液の減少は、誤嚥性肺炎の原因にもなるし、
歯槽膿漏の原因にもなります。
唾液は虫歯を修復働きも持っています。

さらに、病原菌が体の中に入らないように、唾液のなかに含まれる抗菌物質である
リゾチームやラクトフェリンが菌を殺菌してくれます。
ですから、唾液が減ると、風邪をひきやすくなります。

また、唾液はストレスでも減少してしまいます。
そういう時は、この舌の運動をして唾液をたくさん出しましょう。
この運動はいたって簡単。
ただ、舌で歯の外側の歯ぐきを触りながら、ぐるぐると舌を口の中で回します。
これを1日30秒と言いますが、
気がついた時、いつでもやっていいと思います。

この舌の運動は、美容面でも注目されています。
顔のたるみに効くとか、二重あごが解消されるとか・・・・です。
http://girlschannel.net/topics/279553/

2016年4月12日火曜日

舌で健康チェック

舌は健康のバロメーターと言われています。
その状態が、体の不調を表していることがあるからです。
しかし、あくまでも、参考にする、という程度で、
心配なら病院に行きましょう。

舌のチェックは毎日同じ時間に、おすすめなのは朝です。
舌に色が付くので、食後はやめましょう。

舌の形でチェック
・小さくて細い・・・・・栄養不足、貧血
・大きくなってぶ厚い・・むくみ、水分や脂肪の摂りすぎ
・歯型がつく・・・・・・消火器系の不調、水分の摂りすぎ

舌の色でチェック
・ピンク・・・・・・・・健康
・白っぽい・・・・・・・エネルギー不足、貧血
・赤い・・・・・・・・・発熱、体に熱がこもっている
・紫、黒・・・・・・・・血液がよどんでいる
・黄色・・・・・・・・・消化器系の不調
・黒ずんだ斑点・・・・・血行不良

舌苔(舌についた白っぽいもの)
・白っぽい苔が舌を覆っている・・・・・健康
・乾燥してひび割れている・・・・・・・水分不足
・べったり舌を覆っている・・・・・・・体が冷えてむくんでいる
・黄色い舌苔・・・・・・・・・・・・・高カロリーな食事、飲酒、喫煙
                   消化器の不調
・地図のようにまだら・・・・・・・・・ビタミンBなどの栄養不足
・舌に苔が無い・・・・・・・・・・・・慢性的な栄養不良、ミネラルや鉄分が不足している

そもそも舌苔は何でできているでしょうか。
食べかす、口の中の細菌、その細菌がつくる代謝産物、舌から取れた細胞などです。
硫黄ガスのような悪臭がします。
ですから、口臭の原因になります。
白っぽい状態は普通に健康なので、舌苔があるのは普通のことです。
しかし歯磨きをしないで、口を不健康にしてしまうと、細菌が増殖してしまいます。
また、免疫が低下していると、普段は抑えられる細菌の増殖や活動を盛んにしてしまいます。
唾液の減少も口の中の環境を悪くします。

舌を使わない、つまりしゃべったり、噛んだりしないと、
舌苔は増えます。
アルコールは利尿作用で口の中を乾燥させます。
タバコも口の中を乾燥させるので、唾液が不足して舌苔の状態が悪くなります。

東洋医学では、舌と胃腸には関係があるとされていて。
舌が胃腸の不調を表しているといいます。
舌苔は気になりますが、取りすぎると舌を痛めるので、気をつけましょう。

2016年4月9日土曜日

PTAに加入するか、しないか

入学説明会で「PTA加入届」というプリントが学校から配られました。
今までの、知らないうちに入会させられていた、という学校とは随分違って、
この学校はいい学校だな、と思いました。
ちゃんと、意思の確認をする、というのはやって当然のことでしたが、
どこの学校でも行われている、ということではありません。
ほとんどの学校では、知らないうちに会員になっていて、
役員をやるのを義務であるかのように、押し付けられる、
ということが多いです。

任意団体のPTAに義務はありません。

先生からは「このプリントを出したから役員をやらなければいけないという事ではない」
「保険に加入できるから入った方がいいんじゃないの」
と言われました。
このプリントの上には「PTAに加入していただくと保障がうけられます」
と書かれていますが、
下の方には「PTAに加入していただいた方のみ、保障がうけられます」
という書き方になっています。
会費に保険料が含まれている、ということなのでしょう。

しかし、加入すると、会費は年5千円ほどかかります。

PTAに加入するか、しないかの意思を聴いてくれただけありがたい、
と思わなくてはいけません。
もちろん私は加入しませんでした。
今までの学校のPTAで、とても嫌な思いをしたからです。

2016年4月8日金曜日

マイドセットってなんだ

幸せな人の方が健康だと言われるが、なぜだろう。
「喜び」や「感謝」の感情を感じている人は、
否定的な感情を持っている人より10年長生きした、という研究がある。
2001年、ケンタッキー大学老年学センターの教授が、
修道女180人について、彼らの書いた文章を分析し、
文章の中の肯定的な感情と、健康状態を比較した結果です。

前に紹介したケリー・マクゴニガル先生も、ポジティブ志向の人の方が、
8年長生きした、という研究をテレビで言っていました。
健康になろうと、前向きにがんばって生きるからだ、と考えられています。

世間では、健康な人が幸せ、と考えられえいるようですが、
ここでは全く違った考え方がされています。
幸せな人が健康でいられる、というのです。

健康に大きな影響を与えるホルモン、コルチゾールの濃度が、
最も幸せな人と、最も不幸な人とで、32%も違いがあった、というのです。
心の健康が体の健康を作っていく、ということの証明です。
幸福を感じることで、炎症でさえ減少するのだそうです。

しかし、なかなか自分が幸せだと思えない、という場合はどうしたらいいでしょう。
ここで活躍するのがマインドセットです。
日本では単に思い込み、と言われてるものです。
思い込みでやせる、ということは本当にあると言います。
簡単に言うと、思い込みで幸せにも不幸せにもなれる、ということのようです。
しかし、これが超一流大学で講義されているのですから
侮れません。

スタンフォード大学のキャロル・ドウェックは、やればできる、という
ポシティブな思考が人を成功させる、と教えている。
困難があっても、まだうまくいかないだけ、と考え、
失敗をしたときには、この方法では成功しないことを発見した、と考える。
人間をダメにしてしまう思考とは、
今の状態にこだわって、ダメだと考えてしまうことなのです。
http://president.jp/articles/-/16585?page=2
こうなってしまった人の脳はほとんど活動しなくなっている。
つらい現実から逃げてしまっているからです。
また、自分より悪い境遇の人を探したり、難しいことを考えなくなったりします。

今はつらくても、これはまだ改善の途中。
と考えて前に進んでいく思考がマインドセットのようです。
前向きな思考は、幸せを感じて、体も健康にする、とまたはじめの話に戻ります。

2016年4月5日火曜日

リファンピシンに認知症予防効果がある

結核の薬、イコール非結核性抗酸菌症のお薬である「リファンピシン」に
認知症を予防する広い作用がある、ということを
大阪市立大学が見つけました。
http://www.osaka-cu.ac.jp/ja/news/2015/160329-1
こちらは大学のサイトで詳しいのですが、
こちらの新聞記事のほうがわかりやすいですね。
http://www.qlifepro.com/news/20160331/there-dementia-prevention-effect-to-antibiotics-rifampicin.html

最近では認知症は予防に重点をおくべきだ、という考えが広まっている。
たぶん、治らないからだと私は思いますけど・・・
認知症になってしまう前に、認知症になるような物質を取り除こう、
という考え方が主流のようです。
その物質とは、各種のたんぱく質です。
これらのたんぱく質が脳内で神経に障害を起こすために、
認知症になる、ということが近年わかり始めています。
今回は、リファンピシンが、このような脳内の作用を抑えることがわかった、
というニュースです。
しかし、ニュース記事のどこにも、この薬が抗生物質であることは書かれていません。

マウスでの実験では、1ヶ月の投与で、記憶障害の改善効果がみられた。

リファンピシンは古い薬なので、すぐ使えるし、ジェネリックもあるし、
副作用も良く知られているため、治る見込みのない認知症に使ってみましょう、
という感じがしますね。
副作用は、肝障害です。
これは定期的な血液検査で早期発見できます。

認知症予防にはもうひとつ大事なことがある。
それは、眼の悪い人の方が認知機能が低いとされている、ということ。
人間は情報の80%を眼から得ています。
白内障などの手術をした後に、認知機能が改善した、という報告があります。
しかし、これも、認知症になってしまってからでは効果がないので、
ボケる前に眼の治療をする必要があります。

2025年には、700万人を超えると予想されている認知症患者。
100人に7人程度、10人に1人よりはちょっと少ない人が認知症になる時代がきます。
認知症への恐怖がこのようなニュースを生んでいるのです。
認知症への投与は長期になることがほとんどであるため、
この薬では、耐性菌への心配があります。
この薬は、結核や非結核性抗酸菌症の患者にとってはとても大事な薬です。
生きるために大事な薬です。
介護保険を使いたくないがために、乱用するのはやめて欲しいです。
このような使い方を実用化することは、本当にやめてもらいたいです。

2016年4月4日月曜日

ストレスは悪くない

昨日見たテレビにケリー・マクゴニガルと言うスタンフォード大学で
人気の先生が出ていました。
ストレスは万病の元、健康を害するもの、と言われてきましたが、
この先生は「ストレスが有害だと思っているから病気になる」
と言います。
事実、3000人を8年間研究した結果では
ストレスが健康によくない、と思っている人の死亡リスクは43%高くなったそうです。
http://40exchange.com/kellymcgonigal-857
ここにはこの先生の略歴なども書かれています。

しかし、この番組では、テストの時にストレスを感じてどきどきした人の方が
テストの成績が良かったという結果もあると言います。
ストレスでどきどきするのは、
心の不安定を体がサポートしようとしておきるものなのだそうです。

それを、体がピンチに備えて体に活力を与えている、
と考えたらいいのではないか、と言います。

ストレスを有害と考えると、この体の作用を抑えよう、抑えようとして
病気になってしまう、と言います。

ストレスが良いとされるもうひとつの理由は、
ストレスを感じると出るホルモン、オキシトシンの作用です。
ストレスを感じると、まずコルチゾールという物質が分泌されます。
コルチゾールは普段は炎症を抑える働きもある物資なのですが、
これがストレスで増加しすぎると、免疫機能や自律神経の働きを低下させて
病気にかかりやすくしてしまいます。
ですから体は、コルチゾールが出ると、これを中和しようとしてオキシトシンを
分泌して体を守ろうとします。

オキシトシンについて詳しくはこちらに医師の解説があります。
https://j-depo.com/news/oxytocin-1852.html
このサイトにも書かれていますし、ケリー先生も言っていることが、
ボランティアが寿命を延ばす、ということです。
オキシトシンを増やす方法として、ボランティアをするといい、というのです。
それは、人は他人に共感することで、オキシトシンを放出するからです。
助けを必要とする人のことを考え、彼らに同情を寄せるだけで、
オキシトシンの濃度は高まります。

これは私たち日本人には馴染みの仏教思想でもあります。
仏教を勉強した欧米の心理学者は、仏教の教えが、
慢性腰痛、心理的苦痛、怒りの感情が和らぐとこを報告しています。
心身の健康のために、仏教の教えである人への思いやりの心や、
他の人との健全な人間関係が必要である、と西洋から教わっているのです。
他人を思いやることが、自分の幸せにつながる、ということです。
しかし、私が仕事に行く先には、他人を思いやるような人は皆無です。
健康番組なら、テレビで、ここまで伝えて欲しかったですね。
テレビではただ、ボランティア活動がいい、とだけ言っていました。

ストレスを解消する方法というのはたくさん書かれていますが、
こちらには「6分の読書でストレス解消」という研究が書かれています。
http://affectme.sub.jp/6%E5%88%86%E3%81%AE%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E3%81%A7%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%82%92%E6%80%A5%E6%BF%80%E3%81%AB%E6%B8%9B%E3%82%89%E3%81%9B%E3%82%8B%EF%BC%81%E3%82%B5%E3%82%BB%E3%83%83%E3%82%AF-810.html
次に効果があったのは音楽で、その次はコーヒーだそうです。

余談ですが、チョコレートメーカーが、チョコの健康効果を本気で研究しているらしいです
面白いので、よろしければ、読んでみてください。
http://www.meiji.co.jp/chocohealthlife/news/research_final.html
健康効果を具体的に証明できても、体にいい、という広告は具体的にはできないようですし、
トクホなんてありふてれいるので、明治もがんばっていますね。