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2016年4月2日土曜日

自己破産しました

住宅ローンの連帯保証人であった私は、世帯主の返済が滞ったため、
すぐに2千万円の請求をされましたが、払えるはずもなく、
その前から依頼してあった弁護士に手続きをしてもらって、
即、自己破産の手続きをとりました。

私が子供の時に、祖母がよく言っていました
「悪い人がここに判を押せって言ってくるから、絶対に押してはダメだよ」
祖母は品川に5台分の駐車場と自宅を持っていたのです。
この資産は長男が独り占めをしたので、
次女であった、私の母は1円ももらうことはありませんでした。
裁判をおこしたら、かなりもらえたのにな、と今は思います。
頭の悪い母は、教師をしていた長男に言いくるめられたようでした。

話が逸れました。
おばあちゃんの言うことは、ちゃんと聞くべきです。
しかし、当時は、そこに判を押す以外の選択肢がありませんでした。
すでに家が建ってしまっていて、銀行員は全ての書類を揃えていました。
事前に私がこの話を相談されることはありませんでした。

弁護士の先生が面白い話をしてくれました。
自己破産は自分で手続きをすることもできるそうです。
しかし、自分でする場合は、書類などの審査がとても厳しく、
書類がきちんとできていないと、なかなか承認されないのだそうです。
しかし、私のように、弁護士の代理人が申請することで、
ほぼスルーパスになるのだそうです。
たとえば、通帳の記載について、この入金はいったい何ですか?とか、そういったことです。

裁判所では、テレビのニュースでよく見る小さい法廷が使われました。
昔は、個室で、書類についての詳細について、
個別にじっくり質問されたのだそうですが、
バブル崩壊で、破産者が大量にくるようになってからは、そんなことはしていられなくなって、
法廷に座れるだけ、人を集めて(入れない時は30分後の回へ)
名前を呼んで「住所や事情に変わりはなですね」
と言っておしまい。
先生はこれを儀式と言っていました。
バブル後は、法廷が満員だったそうですが、
この日は、3分の2くらいしかいませんでした。

しかし、ひとりだけ、くどくどとお説教をされる人がいました。
裁判官は「反省していますか?ちゃんと自分で払える範囲内で生活していますか?」
と何度も言います。
この人だけは、情状酌量の余地のない破産だったようです。

でも、こんな人と私は一緒なのです。
こんなことなら、ガードで買えるだけ買いまくって破産したらよかったかな、
と思ってしまいました。

しかし、私には、債権者が銀行だけ、という書類があるので、
こんな人とは違う、というのはすぐわかります。
この人の債権者は、各カード会社数社や消費者金融が名を連ねているのでしょう。
確かに、身なりも、年の割にはちょっと変でした。
よく人を身なりで判断してはいけない、と言われますが、
身なりで、だいたいその人となりはわかりますよね。
ましてや、50才以上の人であれば、顔や身なりにそういうものが、にじみ出ると思います。

破産をして困ることは、クレシットカードを8年くらい持てない、ということです。
他には、弁護士のような仕事につくには、復権が必要、ということのようですが、
一般人には、カード以外に困ることはありません。

さきほど、母の遺産相続の話をしましたが、父の方はもっと面白いです。
父の父は、栃木の大地主、資産家なんていうレベルではなかったそうです。
名前は、僕街の主人公と同じ名前です。
私が一度だけ行ったことのあるお墓は、10メートルくらいの石碑が建っていました。
しかし、祖父が幼いころ、父親が死に、親族たちに身包み剥がされて、
一文無しになって東京に出てきたのだそうです。
栃木で先ほどの名前の人に会ったら、そういう犯罪を犯した祖先がいるかもしれない、
と私は思うでしょう。

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