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2016年4月21日木曜日

地震災害用仮設トイレ、東京の公園

今日、荒川区の都立尾久の原公園で、仮設トイレを試しに作ってみていました。
園内には24の仮設トイレが設置できるようになっています。
地面には小さなマンホールがあって、このふたを開けて、
便座とテントを設置するとできあがりです。
箱の中に取り扱い説明書が入っているので、
誰でも作れるようです。
でも2,3人は必要でしょう。

実際地震がおこったら、誰が作るのですか?と聞いてみると、
区の職員が来るわけではないので、
地域の自治会の人が倉庫の鍵を持っていて、
そういう人がボランティアで作るらしいです。
みんなで協力すれば、より早くできるでしょう、というお話でした。

今日は、業者の方が試しに作っていたのですが、
風が強くて、テントが飛ばされそうになっていました。
くぎで地面に止めるのですが、シートがパタパタとしてしまいます。
ダンボールのような物の方がいいのにね、と思いました。

テントが無いと、中国のニーハオトイレになっちゃうね。

地面に穴が開いているだけのようなので、
大勢の避難が想定される、この公園では数日しかもたないでしょう。
そうなったら、どうするのか。
道にある普通のマンホールのふたを開けて、上にこの便座とテントを持っていけば、
無限に使えます。
この情報を近所の人が知っていたらいいのですがね・・・・
世田谷区などではこの方法をとっているようです(以前テレビで見ました)

ここで設置している人と話していて、気が付いたのですが、
このトイレは、公園のど真ん中に位置しています。
なぜトイレが原っぱのどまん中?
公園のはじっこに造るべきだったのではないでしょうか。
ここで「お役所仕事」という言葉を思い出しました。
近くに木があれば、テントが壊れても、何かで覆うとか考えられますよね。
近くにフェンスがあれば、板でも拾ってきて、囲いをするとかできますよね。

この公園には、かまどベンチや、停電でも動く自動販売機があります。
しかし、被災者の数が多くてまかないきれないでしょう。
各自数日分の食料、水は家で備蓄しておかないといけませんね。

荒川区は名前のごとく、近くに大きな川があります。
トイレと同時に水が問題になるはずです。
区で、川の水を浄化して飲料水にできる装置を用意して欲しいですね。
あの川の汚い水は飲んだら死んでしまうでしょうから。

東京で熊本級の地震があったら、避難所で食べ物がもらえるなんてことはないでしょう。
被災者の数が膨大だからです。
避難所に入れない人が道路にあふれるでしょう。
だいたい、荒川区役所は、前回の地震でガラスが割れたりしたので、
今耐震工事をしているようですが、
もともと古い建物なので、地震後に使えるとは思えないんですよね。
なんで建て直さなかったんでしょう。

関東大震災の時は、上野公園が被災者の糞尿で怖ろしいことになってしまったそうです。
それで、まず電車を動かして、被災者を埼玉の方にピストン輸送する。
という政策をとったのだそうです。
その汚れた上野公園は学生ボランティアが清掃をした、
とノンフィクション小説「関東大震災」に書かれていました。

今の東京は熊本や東北のように、助け合うと、いう人が少ないと思います。
自分勝手に行動する人が多いことが予想されるので、
それが一番怖いです。
東北でも、津波より人間の方が怖い、という話がネットにたくさん書かれていました。
私は「くまもん」が大好きなので、
銀座の熊本ショップには行ったことがあるので、今度行こうと思っています。

サッカーの本田選手が「自粛はやめて、いろんなことをやって応援しよう」
と言っていましたが、私もそう思います。
テレビなどで、くまもんが活躍できるような世の中であればいいのに、
と思います。
くまもんが「不謹慎だ」と言われそうな世の中ですものね。
くまもんガンバレ。

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