Translate

2016年12月30日金曜日

派遣という仕事

派遣をしていました、やめました。
最近、派遣会社で誓約書を書かされたからです。
派遣先での損害はあなたが払いなさい、というものです。
会社の人は、今まで払った人はいませんよ、と言います。
でも、この書類を作ったのは最近です。
会社の話しだと、犯罪性のものや、故意による損害、と言います。

しかし、お客さんである相手のお店から、派遣が壊した、
と言われたらどうするのでしょう。
会社に損害を補償するように、お店から言われたら、派遣の労働者に請求するのでしょう。

相手のお店は会社にとってはお客様ですから、
どんな理不尽な内容でも「はい、はい」と言って聞かなければいけません。
経年劣化で壊れる寸前の備品や機械が、
私が触った時に壊れたとします。
店は私が壊した、というでしょう。
なぜかというと、経営の良くない店が多いからと、
仕事の繁忙さで、精神的に追い詰められているような人が店には多いのです。

私にとっては言いがかりですが、真実を証明することは不可能です。
私だったら、弁護士に依頼しますが、
その費用も結構しますよね。
でも、そのような言いがかりをつけてくるような人物は、弁護士と聞いただけで
すぐに弁償を取り下げるでしょう。

普段から、私の仕事はちょっとしたミスで大きな損害が出てしまうような
手続きをするのです。
そのお陰でみなさんの生活は便利になったんですけどね。
大したことはなくても、しつこく文句を言うお客さんも多いです。
派遣はそんな時、お客さんが変な人でも、店から怒られるんです。
「店長を呼べ」なんて、まともは人は言いません。
お客にからまれるのも、大変。

そもそも派遣はどのような仕事なのか、というと、
人手の足りない店に行って、短期でそのお店で働くのです。
ですから、派遣がいなかったら、その店の店長は過労死するかもしれないし、
店員は過重労働で、みんなやめてしまうでしょう。
派遣がいないと、店員は休憩をとれないのです。
派遣でなんとか営業しているくらい、店員の少ないお店もたくさんあります。
しかし、今はその派遣も人手不足。

だったら、派遣がきてよかった、とお店は思ってもいいのですが、
全く違います。
神のレベルに完璧に仕事ができないと怒られます。
ひどい時は、何をやっても怒られます。
つまり、普通に仕事をしていても、気に入らない、という理由で怒鳴られるのです。
商品の棚をきれいにしていて怒鳴られたことがあります。
派遣で日頃のウサ晴らしをするような人は珍しくはありません。
こんな状態です、ここで長く働こうと思う人は少ないようです。
事実、お店に行くと「私も派遣だったんだ」という人によく会います。

派遣は慣れない職場なのですから、はさみを探すのにうろうろ、
商品の場所がわからなくてうろうろ・・・という状態です。
それで完璧に仕事できるわけないでしょう。
そういうことに思いが至るような、まともな人が少ない職場なのです。
思いやり、なんて言葉があることすら忘れてしまいます。

どこの店も人手不足なので「うちで働かない?」と誘われます。
その中で、一番人柄のいい人が揃ったお店を見つけたので、
私はそこで雇っていただくことができました。
先ほど全く感謝されない、と書きましたが、今までで「ありがとう」と言ってくれたのは、
このお店の人と、ある店の高校生だけです。
その店で「ありがとう」と言われて、そのことに初めて気が付いて、愕然としました。

結構きれいな若い女性が意地悪なのにも驚きました。
声をかければいいのに、黙って背中をつつかれたり、
すごく臭い制服を選んで私に渡してきたり。
ヒステリーマックスで睨み付けてきたり、怖いこわい。

派遣の時給は高いのですが、このようにハイリスクハイリターンです。
そこにあの誓約書です、だから辞めました。

電通の過労死があってから、労働時間に会社がすごく敏感になって、
というか、今までが超長時間労働だったので、
社員は休まないといけなくなっています。
そこを補うバイトが急に補えるわけもないので、さらに人手不足になっています。
でも、こんな風にとても店の待遇が悪いので、派遣は減るでしょう。
派遣が減って、困るのは誰なんだろうね、
なんでみんなそういうことを考えないんだろう(笑)
もっと派遣をまともに扱った方がいいんじゃないのかな。

0 件のコメント: