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2017年4月20日木曜日

感情を言葉で表現できないアジア人

日本人は家族でさえ自分の気持ちを言葉で表現できない民族です。
これはアジア人全般にも言えることのようです。
子供の友達には、何年も同じ家に住んでいる兄弟と話をしたことがない、
という子が何人もいます。
私の職場の人でもそのような話は聞きます。

これは親がそうだからです。
私は親と一緒に住んでいる時、親がどのような気持ちであるか、
という話をしたことがありませんでした。
母親が平素どのような気持ちであったのか、まったく知りませんでした。
それで彼女は、日頃のうっぷんをはらすために大声で文句を言ったりしていました。
その内容はとても理不尽なものでした。

最近流行っている「忖度」(そんたく)というのが日本のそういう文化を表しています。
日本では相手の顔色を見て行動する必要があるのです。
忖度は中国人にはうまく生きていくために必要なテクニックなのだそうです。
アジア人全般にこういう傾向はあるのでしょう。

今の若い人は口に出せないような言葉をラインなどに書き込むことで
コミュニケーションをとるようになっています。
ですから、今後このような悪しき文化は衰退するでしょう。
まあ、言ってはいけないことを書いてしまう、
という新たな問題が出てきたのも確かですが・・・

このような日本ではカウンセリングという文化は欧米のように発達していません。
身近に相談できる相手がいない、精神科は敷居が高い。
それで、欧米人の精神科医に診てもらいたい、という人が増えています。
https://www.japanpsychiatrist.com/Abstracts/Esupuri2.html
医院はこちらです、日本語が堪能な欧米人の医師、カウンセラーが
治療にあたっているそうです。
https://www.megurocounseling.com/Japanese.html

欧米人はちょっと落ち込む、くらいでもカウンセリングをうけるようですね。
日本人のようにこじらせてからでは遅いですから。
日本人の患者は「日本人の男性は話をするのが得意でないから」と言ってここに
治療を求めてくるそうです。
日本の父親で、家族とちゃんとコミュニケーションがとれている人は
とても少ないですからね。

ここの医師は言います。
感情をオープンにする欧米人社会に比べて、アジア社会では、感情や個人的な
問題は表立って口にされることがない。
日本人は感情の言語化が訓練されていない。
それが親子関係などにも影響している、と。
また日本では薬物療法に主眼がおかれていて、カウンセリングの効果が
期待されないからのようです

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