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2017年6月15日木曜日

安心して働けると、生産性が上がる

グーグルが社員を対象にして、徹底的調べあげたのだから、
この内容は信じていいと思う。
社員の生産性を上げるには、そのグループ内の人間関係が安定していることだという。
それは、ただ仲がいい、というのではない。
中には個人的には全く付き合いのないグループで生産性が高いこともあった。
そこにあったのは「他者への心遣いや同情、あるいは配慮や共感」であった、
というのがその結論だ。

ここで驚くことは、個人の能力や、働き方ではなかった、ということ。
同じような条件で働いていても、その成績が違っていたのはなぜか?
その分析には心理学や社会学の専門家も参加した。
その結果、働く人個人がその人の能力を最大限に発揮するには、
精神的に安心して働ける、ということが一番大事だ、というのだ。

これがグーグルの「プロジェクト アリストテレス」です
http://workswitch-ibs.inte.co.jp/project-aristoteles/

グーグルが出す結果が、数値で表すことができない、
人の思いやりであったことにみんな驚いている。
私もその通りだと思う。
相手がいい人であれば「お願いします」「はい」と仕事が素早くできるが、
嫌な奴であれば、自分でやるからいいや、となって効率が悪くなる。

このような職場の精神的安全など、
日本では全く無意味だと思われているのが現状です。
職場での人間関係のとらえ方は「いろんな人がいる」で一蹴されてしまいます。
嫌がらせをしてくるような人が仕事に慣れていれば、
その問題のある人物が大事にされるのが日本の職場です。
日本は、いじめられている人がとがめられるような国です。

このプロジェクトの結果がもっと広まって、
欲の深い経営者達が生産性を上げるために、
職場の嫌がらせ撲滅に尽力するようになれば、
もっと働きやすい国になるでしょう。

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