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2018年11月30日金曜日

膝ミシミシ音がする

膝を曲げると、ミシミシと音がします。
痛みはありません。
整形外科ではレントゲンをとりましたが、
軟骨には問題はない、ということでした。
「半月損傷」ではありませんでした。

先生は「ヒアルロン酸の注射をしましょう、副作用はありません」
と言いましたが、調べてみると、
重大な感染症や、内出血、という心配があることがわかりました。
やはり、そんなに簡単に注射をするものではないようです。

でも、こういうものは軽傷なほど効果が出やすい、
というので、やってみてもいいいかな、と思い、もう4回目です。
1週間に一度で5回くらいやるようです。
今のところたいした変化はないようです。
ほんとに効くんでしょうか。

2018年11月29日木曜日

ツボ押し

「お手軽ツボ押し 押師」というのが
激安店のレジの横に置いてあったので、買ってみました。
http://www.sunway-net.co.jp/item/5495
こんな物です。
300円もしない物なので、正直どうかと思いましたが、
使ってみると、すごくいいです。

肩や足のももなどを、手でマッサージすると、
手が痛くなってしまいます。
しかし、これはしっかり握れる形をしているので、
力も入るし、手も痛くなりません。

椅子と背中の間に挟めば、腰もマッサージできます。
この値段でこんなに使えるとは。

私は腰痛持ちなので、ハンディなマッサージ器が手放せないのですが、
電動のマッサージ器が最近壊れてしまったので、
新しいのを買ったばかりです。
すぐ壊れるのなら、安いのでいいや、
と思い6000円くらいのを買いました。
これは肩や腰用なので、突起が4か所あるため、
ピンポイントでここ、っと思った時になかなか思った所に当たらない
ことがあります。
そこは「押師」で押すと、とてもいい感じです。
値段も安いのでおすすめです。

2018年11月26日月曜日

ACPアドバンス・ケア・プランニング

日本医師会でACPの具体策が示されました。
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20171206_1.pdf
本人の意思を最大限に生かした尊厳のある死、という難しいテーマに、
ひとつの答えが出たようです。
形だけの延命はむしろ患者の尊厳を損なう、という意見があっても、
延命こそが医療だと信じる医療者も多いそうです。
しかし、医療資源が限らている現在、
患者の尊厳を損なう医療に資源を費やすよりも、
患者の望む医療に資源を振り向ける努力が費用である、と書かれています。
私もそう思います。

今後の日本は超高齢化社会になると言われてきましたが、
それが当初の予定よりずっと早く来てしまった、と書かれています。
2016年、ついに世界一の高齢化社会になったのです。
その問題のひとつが、本人の意思がわからないまま、
命が尽きるまで永遠に続く医療です。

本人の意思が確認できなくなるのは、認知症になってしまう人が多いからです。
また、容態が急変した時に、家族が救急車を呼んで、
病院に運ばれた時には、自動的に人工呼吸器やその他の機器が繋がれます。
これが本人の意思どうりなのかは別なのです。
75歳以上の人が意識を失って救急搬送された場合、
意識を回復するのは数パーセントと言われています。

こうしてICUのベッドが埋まってしまうこともあるそうです。
この人たちのほとんどは、意識を回復することなく、
そのまま老人病院へ転院していきます。
そして意識を回復することなく、何年も病院に入院するのです。

なぜこんなことになるのでしょう。
医療の進歩で、いったん消えようとしていた命を、
機械と薬で呼び戻すことができるようになったからです。
一時的に命が戻っても、すでに自分の力で生きていくことはできないので、
機械につながれ、脳も回復しないので、意識も永遠に戻りません。
病院の中には、機械を外して、本人の力で生きられる範囲で生きる、
という選択をしてくれる病院もあるそうです。

この対策として、高齢者は近くのかかりつけ医を持ち、
いざという時には、救急車を呼ばずに、かかりつけ医を呼ぶ。
そして、家で最期を迎える、という形を実現している医師がテレビにでていました。

世界の多くの国が持っている「尊厳死法」が日本にはないため、
日本では、人工呼吸器を外した医師が、捜査の対象になってしまう、
という事例が多発したそうです。
しかし日本の国会は動こうともしないため、厚労省でガイドラインが作られました。
それによると、何度も何度も意思確認をするとか、
記録を残すとか、細かく決められています。
最近はNHKで、人工呼吸器を外す場面が放送されても、
その医師は捜査されない、というように世の中が変わってきています。

100歳以上の人口は現在7万人、
それが2050年には13万人、2050年には53万になると予測されています。
そのほとんどは認知症で、車椅子か寝たきりでしょう。
孤独死が日常化するのかもしれません。
今の速度の対応では、場合によっては怖ろしい世の中に
なってしまうかもしれません。

2018年11月24日土曜日

遺伝子再集合

鳥インフルエンザが人へ感染するようになる過程は、
鳥インフルと人インフル両方に感染する豚の中で
この「遺伝子再集合」が起きるから、
と考えられていて、各国で豚の監視が行われています。
しかし、豚の両インフルエンザ感染で新型インフルエンザができた、
という証拠は見つかっていません。
http://www.kansensho.or.jp/topics/pdf/influ_01.pdf

最近は、鳥インフルに人が感染することで、
人の中での遺伝子再集合が起こる可能性も指摘されています。
従来のインフルエンザに感染している人が、鳥インフルにも感染することで、
人の中で遺伝子が混ざって、人に感染しやすいインフルへと
変異してしまうのです。

遺伝子再集合によってできた新しいウイルスは「ハイブリッドウイルス」
と呼ばれます。

2018年11月22日木曜日

アマンタジン

この薬は、もともと抗ウイルス薬として1959年にアメリカで開発され、
A型インフルエンザ患者に投与されました。
しかし日本では1975年に、パーキンソン治療薬として発売されます。
日本でこの薬はインフルエンザに使用されるようになったのは、
1997年からです。
この薬にはもう一つの使い道があって、
それは脳梗塞の後遺症で、意欲や自発性の低下を改善する、というものです。

一つの薬にこのような全く違った使い道がある、というのは
とても不思議です。
これは、はじめから意図されていたものではなく、
偶然に発見されました。

アメリカで、パーキンソン病の患者がインフルエンザになった時に、
この薬を投与したところ、この患者の手足の震えに改善が見られたのです。
これを見逃さなかった医師は素晴らしい医師だと思います。
脳梗塞の後遺症に効果が見つかったのも、
同じような経緯です。

アマンタジンの副作用は、気分が落ち込む、不眠などの中枢神経系のものがある。
インフルエンザ薬としては、耐性ができやすく、
効果があるのはA型だけで、B型には効かない。
似たような薬で「マンタジン」という薬がある。
これはアマンタジンより副作用が少ないが、日本では承認されていない。

新しい薬開発されなくても、
このように既存の薬が治療薬に使える、という発見にも期待できる、
というのは、持病を持つ患者にとっては、
大きな希望になりますね。
このような例はいくつかあるようですから。

2018年11月19日月曜日

卵馴化

インフルエンザウイルスを卵の中で培養してインフルエンザワクチンを
つくるのですが、その時、卵の中で変異してしまうことを
卵馴化(アダプテーション)といい、
これがワクチンのききを悪くしています。

2013~2014年のシーズンには、流行の代表であるA/Texas/50/2012
ウイルスがワクチンに採用されましたが、
このワクチン製造用ウイルスは、
卵の中での卵馴化による抗原変異が大きく、
これによってワクチンの効果がとても低くなってしまった、
ということです。

それで、卵馴化の少ないウイルスを世界中から探した結果、
A/NewYork/39/2012というウイルスを次のワクチンに使うことになりました。
2014~2015年シーズンは、これで万全のはずでした。
しかし、この年。
ウイルス自体が抗原変異してしまったため、
またしてもワクチンの効果は期待したほどではありませんでした。
このワクチンには、H1N1とB型も含まれいたため、
この型では適合したために効果があった、ということです。
この卵馴化を克服する、新しい製造方法が研究されていて、
近いうちに実用化されるようです。

2018年11月16日金曜日

女優さん

年末になると、イルミネーションが各地で行われます。
さっそく恵比寿ガーデンプレイスのイルミネーションに行ってきました。
恵比寿のあたりは仕事で行ったことがあるので、
すてきなお店も多く、街を歩くだけでも楽しいものです。
東京都写真博物館にも行きました。
子供と一緒だったので、お酒を出すお店には入れないため、
夕食はハンバーグ専門店にしました。

小さな庶民的なお店です。
そこに、あの有名女優さんが入ってきました。
名・裕子さん。
気取らず、近所に住んでいるかのような服装でした。
私は「あ」と思ったのですが、隣の席の2人の女性も、
同じようなリアクションでした。
サインを頼むような人もいませんし、みんな普通に食事をしていました。

しばらくして、包んだお花を持った女性が同席したので、
付き人がマネジャーさんのようだ、と思いました。

子供にはスマホのラインで「あの人女優さんだよ」
と伝えると、子供は遠慮なく見ていましたが、
子供の年代だと、よく知らない人なので「ふーん」という感じでした。

高級なお店がたくさんある中で、
このお店は安くておいしいのだろう、と思います。
店長が「こんにちは」と言っていたので、
常連さんなんだと思いました。

以前ステキなカフェがあって、そこに行こうと思っていたのですが、
すでにオーナーが変わっていて、普通のカフェになってしまっていました。
東京でお店を持つのは大変なんだろうなあ、
と改めて思いました。

2018年11月15日木曜日

強毒性インフルエンザ

今人間の間で流行しているインフルエンザは、
患者を死亡させるほどの強毒性は持っていない。
インフルエンザの毒性の強さは、
インフルエンザの中のアミノ酸配列が、
塩基性アミノ酸が連続して存在するか、しないかで変わってくる。

塩基性アミノ酸が連続していると、全身の臓器に感染するが、
連続していないものでは、腸と肺だけに感染する。
全身感染をおこすと、症状は重篤になり、致死的な状態になる。
H5,H7型がこれらに属する。

H5N1が人に感染がはじめて確認されたときの致死率は33%だった。
東南アジアでのH5N1の致死率は50%以上と言われている。
すでにH5N1の中にはタミフルに対して耐性を持っているものも
確認されている。
今後パンデミックが起こった場合、
全世界で少なくとも200~700万人、最悪ならば5000万人が死亡する、
とWHOが言っています。

2018年11月12日月曜日

スペイン風邪

1918年のスペイン風邪では、5000万人の死者を出したが、
その多くは元気な若者であった。
18~29歳では、200人に一人の死者を出した。
感染者が最も多かった高齢者は、そのほとんどが生き残ったそうです。
その理由は、スペイン風邪にタイプの似たインフルエンザに、
過去に感染した経験があった高齢者たちは、
ある程度の免疫を持っていたためだという。

これと似たことは、2009年の新型インフルエンザH1N1の時にもありました。
ある時期の感染者は、7割が14歳以下だったのです。
この子たちは、この型に似たインフルエンザを経験していなかったため、
この年代に感染者が多かったと考えられます。
この時、60歳以上の患者は0.9%でした。
高齢者の中には、新型インフルエンザにもかかわらず、
免疫を持っている人さえいたそうです。
以前に似たような型が流行していたのでしょう。
でも、予防接種は高齢者が優先でした。
それが子供の感染拡大に拍車をかけたようにも思えます。

スペイン風邪はH1N1で、今流行しているH1N1の先駆けです。
しかしスペイン風邪は、特に強毒性であったよです、
そのメカニズムは解明されていませんが。
そのほか当初多くの死者を出した香港風邪H3N2が今流行しているA型です。
ですからパンデミックが心配されていたH5N1。
今中国で多くの死者を出しているH7N9。
このH5,H7と言う種類は、免疫を持っている人はほとんどいないので、
パンデミックになった場合には多くの犠牲がでてしまうと予想されます。

全く同じ型ではなくても、それに近いインフルエンザの経験があることで、
新型インフルが発生しても、経験のある年代は犠牲者を出しにくいようです。
この経験から、将来のパンデミックでは、
パンデミックが良そうされるインフルエンザに似た型に
感染経験のない年代にワクチンを優先接種する、
という方法が選ばれる可能性があるようです。
しかし、それでも日本は、高齢者を優先的に選ぶのでしょうか。
スペイン風邪の教訓を生かしてほしいものです。

2018年11月9日金曜日

新しいインフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンが卵で培養される、というのは前回書きましたが、
これでは生産に時間がかかりすぎ、
新型のパンデミックに間に合いません。

そこで新しい製造方法として、細胞培養、という方法があります。
アメリカではすでに承認されています。
https://www.mixonline.jp/Article/tabid/55/artid/43497/Default.aspx
この方法では、哺乳類の細胞で培養します。
細胞さえ用意しておけば、いつでも短期間に大量のワクチンを製造することが
できるのです。
将来はこの方法にスイッチするようです。

そのほか、卵を使ってワクチンを製造すると、
ウイルスが卵の中で変異してしまうということが起きます。
これを卵馴化、というようです。
そのせいで、ワクチン接種をしてもインフルエンザにかかってしまうのです。
それを防ぐためには、卵での変異が小さい株を世界中から探してくる、
というのが今できる唯一の対策です。

しかし、細胞培養なら、この変異を回避または軽減することが可能になります。
要するに、インフルエンザにかかるのを防げる予防接種を作ることが
できます。
今のA型の流行の主であるH3N2の中にもたくさんの種類があるのですが、
今はその中から変異の少ない種類しか使えないのが、
細胞培養では、使える種類も多くなります。
しかし、お値段は高いようです。

細胞培養は、メリットがたくさんあるのです。
日本では世界で唯一、国家プロジェクトとして、この細胞培養を推進しています。
その目的は、パンデミック時に、全国民分のワクチンを製造することです。
しかし、パンデミック時だけの対応だと、それまで施設が休眠してしまい、
緊急時に対応できなくなってしまいます。
そのため、この施設を季節性インフルエンザにも使うという計画に変更されました。
数年で実用化されそうです。
これが実用化すれば、インフルエンザに感染することのない
ワクチンができるでしょう。

2018年11月7日水曜日

インフルエンザワクチン

インフルエンザ予防接種をうけてきました。
近所の病院で3000円。
インフルエンザワクチンに詳しいファイルを見つけました。
https://www.japan-who.or.jp/library/2010/book4204.pdf

予防接種といえば副反応が心配されますが、
卵アレルギーの人が、起こすアレルギー反応は、
実は添加物のゼラチンが原因だったということがわかり、
最近のワクチンには、ゼラチンは添加されなくなったそうです。
また、防腐剤として添加されているサロメチールも、
副反応の原因として心配されていますが、
ワクチンの保存のために完全には除去できないものの、その量は減らされている、
ということです。

インフルエンザワクチンは卵で培養されるのは知られています。
しかし、この卵は食用の物ではありません。
特別な施設の中で、ワクチンのためだけに飼育された鶏が生んだ卵です。
卵だけでなく、親鶏も特別なのです。
卵は受精卵でなくてはならないので、オス鶏の飼育も必要となるので、
養鶏業者は負担が大きくなります。

ワクチンを作るためには、この特別な鶏の準備から必要なので、
ワクチンの出荷までの期間は1年以上必要なのです。
今年はワクチンの需要がないから、と言ってワクチンの生産量を減らして
しまうと、養鶏場には大きなリスクとなり、
安定したワクチン供給ができなくなってしまいます。

そして優秀なワクチンが製造されるのですが、
型が合わないと、当然効果はでません。
ウイルスは毎年変異をするので、その監視が必要になります。
以前は、ワクチンとウイルスに大きな差がみられることもあったそうですが、
最近はこれが一致することが多く、以前より信頼できるそうです。
これはWHOが監視網を整備し、変異をおこしたウイルスを集めて解析する
体制をとっていたことの成果です。

そして、新しい鳥インフルエンザのパンデミックにも備える必要があります。
強毒性のH5N1が継続して人へ感染し続けていることから、
すでにワクチンは製造され、ベトナムの株が3種、
その他3種のワクチンが製造されていました。
平成18年から20年には、これらのワクチンが3000万人分備蓄されていた、
ということです。
大きく報道されることはありませんでしたが、
実はかなりパンデミックの危険があり、政府は用意していた、
ということのようです。
N5N1がパンデミックしたら、人類は半分以上を失うことでしょう。

2018年11月5日月曜日

インフルエンザH7N9

昨日のNHKニュースで、新型インフルになるかもしれないと言いました。
普通のニュースで言うので心配しましたが、
まだパンデミックの脅威はないようです。
患者は鳥との直接な接触がある人がほとんどでした。
ただ中国では患者1554人の半数近くが死亡しています。
この患者数には入らない軽症の患者も多く存在するようなので、
致死率5割、というわけではないようです。
しかし、すでに人から人への感染力を獲得しているうえに、
変異の能力が高いようなので、
人類にとって一番危ない鳥インフルエンザと言って間違いないようです。

2017年6月30日の報告では患者6人のうち、
1人肺炎、3人重症肺炎、2人インフルエンザ様症状。
ということで、患者がすべて集中治療室に入院ということでもないようです。
普通のインフル症状で済む人もいるということです。
しかし、6月24日の報告では、
2人死亡、4人肺炎、4人重症肺炎でした。
こちらの方が30日の報告よりも年齢の高い患者が多かったのです。

中国で鳥インフルエンザが人へ感染している原因は、
中国では生きた鶏を買って、家で調理するのが普通であるということです。
鳥インフルエンザは生きた鶏の中で増殖するので、
この習慣は人類の存続を脅かすことになります。

中国政府は指示、調査をしている、対策強化をしている、
国民に注意喚起などをしている、と言っているそうですが、
たぶんそれはあまり効果がないでしょう。
以前のような患者の隠蔽をしないでWHOに協力していただきたいです。

今回WHOでは感染地域で、生きた鶏との接触をしないように、
と提言していますが、入国の制限などには触れていません。
しかし中国に観光旅行などはやめた方がいいでしょう。
中国以外でも患者が9人確認されていますが、
全員が中国渡航後に自国で発症しています。
自分で鶏市場に行かなくても、感染者と遭遇して感染する可能性があります。

チャイナリスク、という言葉がありますが、
これもチャイナリスクのひとつでしょう。
感染が拡大したら、アメリカは真っ先に渡航禁止と入国禁止を打ち出すでしょう。
日本も一刻も早い中国への観光禁止と、
中国人の観光客入国禁止を実施してほしいです。
爆買いよりも人命を第一に考えて欲しいです。
パンデミックになったら、人類半分になってしまうかもしれないのだから。

2018年11月2日金曜日

デイサービスレクを妨害する利用者

高齢者デイサービスで週に2回レクをやっています。
ここの利用者さんの中には、レクリエーションの内容が気に入らないと、
大声で、レクをやめるまで「これは良くないんだよ」と言い続ける人がいます。
この人が声を上げはじめたら、もうこのレクはやめなくてはいけません。

その他にも、「あんたね、嫌がらせするんなら、他の人にもしなさいよ」
と言って、私のことを周囲の人に「あの人は私にいつも嫌がらせをするんだ」
と言いふらす人がいます。
その人は職員をひとりづつ呼んで、私が嫌がらせをすると訴えます。
もちろん嫌がらせなんてするわけありません。
カルタをするグループを決めたのですが、
デイのカルタを使ったら、セットが足りなくて、
その人には「ここは5人でやってください」と言ったところ、
その人が「私の前にカルタがない」と逆上。
自分が中心でないと気に入らないのです。

こういうわけで、ここでのレクはとても大変です。
先日は、利用者さんが、新人の職員に
「なんかはっきりしないんだよ、もっとはっきり言えよ」
などとしつこく言ったので、この職員はストレスでおかしくなってしまいました。
この利用者さんは、認知症で、物取られ症があるのですが、
本人は全く健康だと思っています。

ほかにも、いきなり逆上して「このやろう」などと怒る人がいますが、
この人はこれらの行為が問題になって、
もうすぐ退去になるそうです。
たぶん入居の時のお約束があったのでしょう。
お約束を守れないと老人ホームを追い出されてしまうこともあります。

だいたいデイサービスのレクってなんなんだろう。
「他者との交流を図り、孤独や孤独感を解消したり、人との関係での
 楽しさや喜びを見出すことのできる余興」なのだという。
https://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20180329234339.pdf?id=ART0009070318
ここでは「個々のニーズに合わせた効果的なレクリエーションの提供が
行われていない」と書いてあります。

しかし全員に合ったレクなんてこの世には存在しないのです。
頭がしっかりしていて体を動かすのが嫌な人と、
字を見てもよくわからないけど、体を動かすのならやる人、
だいたいこの2つに分類できます。
前者はカルタや文字遊びを好み、後者はゲームなら参加します。
どちらかに合わせると、他方がつまらないわけです。

また、上に貼ったサイトには「職員が一緒にレクを楽しんでいるか」
という項目があるのですが、レクは負担になるもので、
楽しいものなんかではありません。
自分で何をやるか考えて、全部自分で用意しなければいけません。
その証拠に、ネットにはレクに対する悩みを相談する掲示板の投稿が多いです。