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2018年12月29日土曜日

ふぐ

天皇が今まで一度も食べたことがないものが「ふぐ」だそうです。
理由は簡単、毒があるから。
呼吸が停止する毒です。
時代劇などで見たことがありますが、とても苦しむようです。

昔医大に通っていた友人も、
私は絶対ふぐは食べない、と言っていました。
毒の作用を勉強したらしいです。

テレビでやっていましたが、
最近の地球温暖化で、ふぐの生息地が変わって、
今まで出会わなかった種類の違うふぐとの交配がすすんでいるそうです。
ふぐは種類によって毒のある場所が違うので、
雑種のふぐは、どこに毒があるのかわからないそうです。
さらに心配なのが、
ふぐ調理の試験は、知道府県ごとに違っていること。
年末年始はごちそうを食べる機会が多くなりますが、
心配な人はふぐを食べないほうがよさそうです。

2018年12月24日月曜日

糖尿病骨もボロボロ

糖尿病の怖さは何度か書いていますが、
糖尿病の合併症は、失明、足の切断、腎不全で人工透析の3つと言われています。
介護のテキストにはそう書かれています。
しかし第4の合併症が脳梗塞というのは教えません。
さらに、糖尿病では、骨粗しょう症にもなるそうです。
私の知っている患者さんは、骨がすかすかで、簡単に骨折するということです。
http://dmic.ncgm.go.jp/general/about-dm/070/050/02.html

糖尿病の患者は、1型で3~7倍、2型で1.3~2.8倍も骨折しやすい、
という研究があります。
原因は高血糖による酸化ストレス、
またインスリン抵抗性が影響を与えているそうです。
さらに、糖尿病の治療薬の中には、骨へ影響のある薬があるそうです。

糖尿病になる人は、普段から運動と縁のない人が多いようです。
私の父もそうでしたし、知人もそうでした。
糖尿病の患者には運動が推奨されますが、
私の父のような人は、運動など全くしませんでした。
ですからどんどん悪化していきます。
骨密度を上げるのも運動によって骨に衝撃を与えるのが良い、
とされていますので、運動は必須です。

私の知っている患者さんは、糖尿病の合併症4つともゲット、
さらに重い骨粗しょう症にもなりました。
腎臓が悪い人は運動はできません。
骨もすかすかなので、もうただ寝ているだけです。
糖尿病は本当に怖い病気です。
海外のたばこには肺病変の患者の悲惨な状況が印刷されています。
これからは、甘い飲み物に、
糖尿病の危険があります、こんなになっちゃうよ、
っていう書き込みを義務化した方がいいでしょう。
少しづつ体がボロボロになる糖尿病は本当に怖いです。
すぐには死なない病気なので、苦しみながら生き続けるのですから。
40代で目も見えず、体も動かせず、足も失い、
オムツで介護されながら生き続けるって・・・・
食生活と運動に少しでも関心持って、通院すれば今の状況は防げたのに。

2018年12月21日金曜日

スキンテア

高齢者の皮膚はとても薄く、普通の生活でも破れてしまいます。
皮膚が裂けるの英訳が「スキンテア」です。
利用者さんの手のこうから出血していた時、
私は看護師に「あなたが机にぶつけたんでしょ」
と言われましたが、そんなことはなく、
その後反対側の手のこうからも出血。
私の無罪が証明されました。

この場合、絆創膏ははりません。
透明な保護フィルムがあり、これはずっと貼っておけますし、
透明なので、皮膚の状態を把握することもできます。
裂傷だけでなく、内出血がおこることもあります。

このように、高齢者の利用者さんにきずができていると、
ご家族から虐待や事故を疑われる事例が介護施設で問題になっています。

なぜ問題になるか、それはスキンテアが知られていないからです。
こんなに簡単に皮膚が破けてしまうなんて、
なかなか想像できません。
虐待でなくても、ぶつけたのを隠しているのではなか、とご家族は疑うのです。


スキンテアの原因は加齢だけではなく、
さまざまな疾患が原因であったりもします。
また、絆創膏をはがした時に一緒に皮膚がはがれてしまうこともあります。
ヒヤリハット(事故には至らない危険な事案)
の半数がスキンテアの事案だった、ということもあるくらいです。
予防には皮膚の保湿が大事だということです。
介護の方法で予防もできますが、なかなか周知されないのが実情です。

2018年12月19日水曜日

ヒルドイド軟膏の使われ方

美容目的の使用が問題になったヒルドイドソフト軟膏ですが、
高齢者も問題のある使い方をしてます。
高齢者は皮膚が乾燥しています。
それを診察時に医師に言います。
医師はヒルドイドを数本処方します。
「ニベアぬれば治りますよ」とでも言ってくれればいいいのに。
というわけで健康保険がどんどん使われます。

高齢者は加齢によって、皮脂が減少、セラミドなども消え失せ、
皮膚は乾燥してはがれていきます、高齢者のひざ下は白いものでいっぱいです。
これを放っておくと、かゆみの知覚神経線維が表皮に伸びていき、
赤みやかゆみがおこります。
それを爪でかくと炎症をおこし湿疹になります。
空気の乾燥や入浴でのごしごし洗いも乾燥の原因になります。

体の洗い方を皮膚科医が書いています。
https://toyokeizai.net/articles/-/98249?page=2
ボディーソープではなく石鹼がいい、
ボディータオルは週1回でいいそうです。
手洗いだけだと、角質が落ちないので、皮膚に潤いが浸透しなくなってしまうそうです。
入浴後はクリームをぬる。

それでもなかなかかゆみが治らない場合は、
他の病気かもしれません。
糖尿病、肝臓や腎臓の病気も可能性もあります、
早めに受診してください、と書かれています。

2018年12月17日月曜日

ぎんなん毒で中毒

「ぎんなん」は漢方薬だそうです。
知人にいただいた「ぎんなん」を食べています。
イチョウの葉エキスが認知症に効く、という話は有名ですが、
効かない、という話も多数でまわっています。
効かない、という論文も多くあるようです。
認知症は治療法がないので、そういうものでもすがりたくなるのはよくわかります。

イチョウの生命力にその理由があるのかもしれません。
イチョウは氷河期を乗り越えてきた植物です。
さらに、原爆の落ちた広島で、一番に芽吹いた木としても知られています。
銀杏は、地面に落ちると、100%発芽するそうです。
銀杏はイチョウの木が25年以上育たないと実らないので、
貴重な実でもあるのです。

漢方では、肺をあたため、咳を止め、痰をきり、
毒を消す作用がある、とされています。

しかし銀杏は一度に大量に食べると、
嘔吐、下痢、呼吸困難、けいれん、などの症状が出る、
え!今20個くらい食べてしまいましたが・・・
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/dokusou/18.html
東京都の福祉保健局のサイトに書かれています。
50個食べ3時間後に全身けいれんをおこした1歳児。
50個くらい食べて9時間後に全身けいれんの2歳児。
60個食べて4時間後に嘔吐、下痢、両腕のけいれんをおこした40代。
子供は7粒で中毒をおこした事例もあるそうです。

銀杏にはメチルピリドキシンという神経毒が含まれているので、
神経の伝達に必要なビタミンB6を阻害するために、
このような症状になるそうです。
大人は少量なら大丈夫と言われています。

公園などで大量に拾っていく人は多いですから、
もっと公園に張り紙をしたりして欲しいですね。
うちの子にも食べさせようと思っていましたが、
捨てました。

2018年12月14日金曜日

DVDが見られない

不便な世の中になりました。
実務者研修の教材でDVDが付いているのですが、
このパソコンでは見られないのです。
Windows10には、DVDを見るソフトが入っていないのだそうです。
確かにもうDVDなんて時代遅れの産物になってしまいました。
電気屋さんではもうDVDプレイヤーは、
かなり前から売っていません。
うちでさえブルーレイですから。

教材自体も、ネット教材と本の教材を選ぶ時代です。
私はパソコンを見ていると、乱視が悪くなるので、本にしました。
さらにこのパソコンはハズレだったので、動くまでに時間がかかるのです。
(安い中国パソコンは当たりハズレが激しいそうです)
ネット教材なら、テキストの一環として映像が見られるのでしょう。
教室としても、授業料は一緒で、ネット教材なら、
本の費用が浮くわけだから儲かるのでしょう。
本の代金は1万2千円。
これと同じ本がネットで2千円からの値段で売っていました。
勉強終わったらみんな売るようです。

Windows10でDVDをみるためには、なんかダウンロードしないといけないのですが、
無料サイトもありますが、信用のあるものは有料です、1500円くらい。
しかたないです、古いパソコンで見ます。
ホントに不便です

2018年12月13日木曜日

沈下性肺炎

肺炎の種類で「沈下性肺炎」というものがあるのを初めて知りました。
今介護の「実務者研修」の勉強をはじめたところです。
テキストを読んで、レポートを書いています。
そのせいで数日ブログを書いていないことに今気が付きました。
これは大変。
そのテキストを読んでいたら、この肺炎が書かれていました。

沈下性肺炎は普通の人がなることはほとんどありません。
長期間寝たきりでなる病気です。
寝たきりとは、6か月以上寝ている生活が続くことを言います。
元気だった人でも、病気やケガで重症になたり、
手術で寝ている日数が長くなると、
沈下性肺炎になることがあるそうです。

https://blogs.yahoo.co.jp/fkqmq500/27824953.html
こちらのブログには、肺炎のレントゲン画像があります。

沈下性肺炎は、仰向けで寝ていることで、
重力によって血液が肺の背中側に溜まってしまうことによっておこります。
長期間動かないでいることで、肺の筋力が低下し、
胸の周囲が動きにくくなってしまいます。
それで、1回の換気量、肺活量が低下。
背中の方の細気管支に粘液が溜まり、
気管支線毛の浄化機能が損傷され、
細菌感染をおこしやすくなるのです。
治療はもちろん抗生物質です。

私はデイサービスで働いているのですが、
ほぼ寝たきりのような人が車椅子で来ます。
話もできないし、胃ろうだから食事もしません。
なんのために来ているのか、と思っていましたが、
自分で動けなくても、体を起こすだけでも、大事なのだと思いました。
家で家族が面倒をみているだけだったら、
きっとベットに寝かされたままでしょうから。

2018年12月9日日曜日

ジョギングをしたいけど

アニメ「風が強く吹いている」
はじめはスポーツアニメか、それもマラソン、と思いましたが、
原作が直木賞作家だけに、面白い。 
ハイジさんの個性が素晴らしい。
このアニメを見ていると、走りたくなってきます。
それでまたジョギングをはじめたのですが、
また股関節が痛くなってしまいました。
介護職なので、日頃体を使いすぎているのかも、
やはり休日は休んだほうがいいようです。

以前にも右足の付け根が痛くなることがありましたが、
今回も同様です。
いくつも整形外科を受診しましたが、
ある先生は変形性股関節症、ある先生は神経痛の薬を処方、
またある先生は湿布をくれておしまい。

同じ様な痛みの人をネットで発見。
http://www.kagua.biz/health/ashinotsukene-gaitai.html#Na
この人もやはりレントゲンを撮るも骨には異常なし、
そうなると、整形外科では治療のしようがないのです。
この人は痛み止めにロキソニン(前回、腎臓や心臓に良くないと書いたやつです)
をもらって、CTをとるそうです。
私も、じゃあCT撮ろうか?って言われました。
無駄なんで結構です。
この人は特別な治療なしで痛みがなくなったそうです。
私はいつも湿布などで治ります。
腰からきている痛みなのでしょう。

アニメのほうは、原作を読んだのですが、
アニメが原作に全く忠実ではないのが不満です。
原作では、主人公はあんなにいつも眉を吊り上げているような子ではありません。
うちの子曰く、主人公の影が薄いからそうしているのでは、と。
確かに原作の主人公はナレーターみたいな存在。

話は大学の陸上部が箱根駅伝を目指す、というものです。
もうすぐお正月ですが、この話、まだまだ終わりそうもありません。
もう少し続くのでしょうか。
リアルの箱根駅伝も楽しみです。

2018年12月6日木曜日

高齢者は風邪をひきにくい

高齢者は風邪をひきやすいのかと思っていましたが、
いろいろな風邪をひきながら長く生きてきたので、
いろいろな風邪に対して免疫を持っているため
実は風邪をひきにくいのだそうです。

施設の高齢者が熱を出したのですが、
看護師は「なんで熱がでているのかわからない」と言います。
誤嚥性肺炎(食べ物が食道ではなく気管に入ってしまいおこる肺炎)
かもしれないし、尿路感染症かもしれないし。
さきほどのサイトの医師も、
「風邪かと思って来院した人が別の病気だった、ということが少なくない」
と言っています。

施設の高齢者はほぼ外出しませんから、
どこかで風邪をもらってくる、ということがありません。
ですから、施設で風邪が流行ったら、
だいたいは職員が持ち込んだことになります。
家族の方もほとんど来ませんから。

職員はみな元気なので、多分インフルに感染したとしても、
発症しないで元気に出勤するでしょう。
そうやって感染していくようです。

さきほどのサイトでは、
「最近、多少はゴミゴミした環境にいた方がいい、と言われている」
とその医師は言っています。
清潔すぎる環境下で、アトピーになったり喘息になったりするからです。
電車に乗る時も、マスクをしないで、
ちょっとゴミゴミに慣れたほうがいいのかもしれません。

しかし、環境は良くした方が、人間は長生きするそうです。
以前私のブログでも、冬に寒い部屋で過ごすと短命になる、
というイギリスの研究を紹介しましたが、
この医師もそのようなことを言っています。
暖かい部屋で温かいものを食べた方が健康に長生きするそうです。

また、自分を不健康だと思う人の方が、
そうでない人よりも体調を崩しやすい、というのはデータとしてあるそうです。
私は最近、持病のことを忘れることが多く、
そのせいか結構元気です。

またこの医師は、ヴィックス ヴェポラップが風邪に効く、と言っています。
医師が言うのならそうなんだろうな。
ネットでは、足の裏に塗るといい、という話が出回っていますが、
どうなんでしょう。
今朝、インスタの健康情報に注意、という話を今朝のテレビでやっていました。
なにしろ、キャベツを頭の下に敷くと熱が下がる、というのですから。
これは全くの嘘で、すでに削除されているそうです。

あとは、痰をきる薬はあまり効かないし、良い方法もあまりない、とか。
熱にはアセトアミノフェンが一番副作が少ないとか。
ロキソニンは腎臓心臓に良くないとか、
風邪をひきやすい体質があるとか、
まあ面白かったです。
あと、子先生のは、ネットの情報は信じない方がいい、
ともおっしゃっていました(笑)

2018年12月3日月曜日

介護職員資格お金がかかる

私は一番下の資格、初任者研修をとりました。
これがあれば、どこでもいつでも働けます。
しかし、できることなら国家資格に挑戦してみたい、とも思います。
しかし勉強しよう、という人は案外少なく、
10年以上介護の仕事をしているのに、初任者のままだったり、
無資格の人で「資格を取ってまでやろうと思わない」
という人もいました。

介護者の質が良くするために制度をいろいろ変えているようですが、
上を目指すといちいちお金がかかるので、
向上心だけでは資格がとれない、という現実があります。
私は今度、実務者研修という資格を取る講座に申し込みをしました。
10万円ですよ。
私は派遣なので、資格をとれば時給があがるので、
1年くらいで10万は回収できる予定です。
しかし、資格をとってもそんなに給料は上がらない、という人が多いようです。
お金かけるのも、勉強するのも嫌、という人も多いです。

実務者研修は週に1回、6回の講習です。
それでも、仕事をしながらだと結構大変です。
さらに、レポートの提出量がすごく多いらしいです。
もし、介護職員の意欲向上を考えるのなら、
保健所あたりで、無料の講習をするべきです。
この実務者研修を取らないと、国家資格の受験ができません。

国家資格、介護福祉士を持っている人は施設では45%くらいいます。
しかし、家に来てくれるヘルパーでは、その割合は27%です。
ちゃんとした所で働くためにも、資格は必要のようです。
私が働いている所で国家資格を持っているのは3人です。

ずっと初任者という人は、やはり仕事ぶりが怠慢です。
あんな人が家に来たら嫌だな、と思うような人でした。
自分には関係ない、と思う人も多いでしょうが、
老人が最高に増えて、要介護人工が爆発する2025年には、
2007年の倍以上の介護職が必要になる、と試算されています。
それで外国人の登場、となるわけです。
きっとその時には、どんな変な人でも、来てくれるだけありがたい、
という時代になるでしょう。

私が初めに「この人すごい仕事できるな」と思った介護職員は、
こう言っていました「介護職員は年数じゃないと思う」
「何年やってても、ダメな人はダメ、その人のセンスなんだよね」と。
センス、というとわかりにくいですが、
工夫だったり、要領だったり、次の仕事をすでに考えて行動していたり、
無駄のない動きだったり、人の気持ちを考えたり、そういうことだと思います