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2013年7月13日土曜日

突発性難聴 入院体験記 治療経過成果(重症)

右が全く聞こえませんでしたが、治療1週間、ちゃんと聞こえるようになりました

先週の火曜日
ひどいめまいで立てなくなり、吐き気で顔が真っ青になりました
右の耳は全く聞こえません
もう動けないので、仕方なく救急車のお世話になりました
今は入院中、病院のベッドでこれを書いています

ことの始めは1週間前の日曜日
急にくらっとして、右の耳が数分聞こえなくなりました
その後、もう一回同じ症状が出ましたが
その日はそれっきりなにもありませんでした

火曜日に近所の耳鼻科で受診
ひととおりの簡単な検査をして
「じゃあ薬を出しておきますから、これを1週間飲んで様子を見て
 来週また診せて」と言われる
なんか街医者のよくあるヤバイパターンだ、と思った

その後も毎日続くめまい、めまいの時だけの難聴
やっぱり街医者じゃだめかな

そして月曜日の夜、寝ようとしたら、すごい耳鳴り
頭の中でセミが鳴いているようだ
だんだん右の耳が聞こえなくなっていく、やばいと思うがもう夜
明日受診しようと思った

火曜日、朝は普通に起きて、お弁当を作っていたら、だんだんめまいがひどくなり
ひどい吐き気、もう立っていられない、頭も上げられない
子供に救急車を呼んでもらう

大きな公立病院で、即入院、即点滴開始
でもこの展開でなければ、この病院に入院できなかったな、と思う
この病院は紹介状を持って予約をしないと診てもらえない
混んでいる科は予約がとれるのは2ヶ月先ですがいいですか、と言われる
よかった
1日目は頭も上げられない状態で、いくつもの点滴を9時間続けた
ステロイド、血液の循環をよくする薬、各種ビタミン,など
吐き気がすごく食事ができないので、そういう点滴も休みなくした
でも気持ちは無心、というか、
なにもしなくていいのは、幸せさえ感じる
全ての人、この状況に感謝

水曜日、すごい、薬が効きめまいがかなりよくなる
まだ立って歩くのには点滴台がないとふらつくが
食べたいものがあったら食べていい、と言われる、やっとパンを1個食べる
右耳はほとんど聞こえない
耳に触っても、耳をこすっても音がしない、たぶん重症
テレビの音が、病院の放送のように聞こえる、金属音の耳鳴りがする
聴力検査の結果が悪かったので、明日からもっとステロイドが強くなる
ステロイドははじめに強いのを使って、だんだん少なくしていくのだという説明でした
急にやめると体の中で作らなくなって大変なことになるらしい

木曜日、耳が少し聞こえるようになった、それと同時に、人の話声が耳に響く
特におばさんの笑い声は危険だ
ヘッドホーンを持っててよかった、1日中している
まだふらふらするが、めまいというほどではない
薬の副作用で、手がむくむ、顔もむくんでいる
時々心臓がドキドキする
血管から直接薬を投入しているのだから、心臓も驚くだろう
点滴は少し休みが入るようになった

金曜日、一応脳の検査をすることになり、MRIをする
金属を身につけていてはいけないのだが、むくんでいるので
指輪がなかなかぬけない、体重は3キロ増えた
耳栓必須

土曜日、ヘッドホーンで音楽を聴いてわかったのだが
悪い耳は、音が1音高く聞こえる
ドレミ、の音が、悪い耳ではレミファと聞こえる
でもすごく良くなってきている、5割りは聞こえていると思う
血管を広げる点滴をしていると言われた
そのせいで、手足の血管が浮き上がって見える

日曜日、歩くとまだふらふらするが、耳は劇的によくなっている
耳におわんをかぶせたような感じだったが、それがなくなった
プールの後、ちょっと水が入ったくらいの感じになった
今日は7割は聞こえていると思う
点滴しているビタミンは、にきびの治療にも使うものだそうで
なんだかお肌つるつるになった

月曜日、耳が聞こえるようになったら、同室人の声が耳に響いて
もうこの居酒屋のような病室にいたくない、と看護婦さんに話していたら
涙がでてきて、部屋を隣にかえてもらえた
夕方には同室人の家族が大勢きて、毎日大衆酒場だった
ステロイドは、うつになったり、ハイになったりすると言われていたな
プレドニンは不眠になるといわれたが
昨晩は睡眠薬をもらっても寝られなかった

火曜日、ほとんど違和感が無いくらいにまで回復
悪い耳で音楽を聞くと、CD音が、古いラジカセのように聞こえる
低音も聞こえるが、軽い感じに聞こえる
まだ少し重力の軽い星にいるように感じる、ちょっとふらつく
毎日朝10時から3時まで、4本の点滴
夜は6時から10時まで、2本
きょうからプレドニンが半分になる、副作用で胃が痛い

水曜日、聞こえの検査で左右同じくらい聞こえているという結果
土曜日退院決定
今後は投薬通院、10日後に診察
投薬をやめると、症状が戻ってしまうことがあるとか
ここで聞こえが悪かったら、もう1週間入院点滴か、通院で点滴だった
でも100%戻ったわけではなく、ちょっとまだ音質は悪いかも
こんなに治るものなんだね

木曜日、診察で、薬がとてもよく効いているので、完治するでしょう、と言われる
まだ完全に治っていないが、あとは、これから少しずつ治るのだという
6ヶ月くらいで以前と同様になるとのこと
まだしゃきっとはしないので、今後の生活がちょっと心配

医療費は12日入院で12万円ほどだが、高額医療制度で8万円プラス食事代になった
保険から7万円出る、保険に入っててよかった

もし、あなたが医師に「入院しますか」と聞かれたら、困るよね
でもこれは究極の質問です
「私と仕事とどっちが大事なの」的な
仕事を選ぶと、聴力とはさよならになるかもしれない

片方聞こえなくても、という人もいるかもしれないが
片耳だと、音の聞こえてくる方向がわからない
人の気配も感じない、耳がこんなに大切だとは知りませんでした

関連記事;突発性難聴、再発(2回目)でも治る
http://unyunenemama.blogspot.jp/2016/02/blog-post.html
関連記事:突発性難聴、新しい治療法
(やってみました、これで治ったかどうかはわかりませんが、私は治りました)
http://unyunenemama.blogspot.jp/2016/02/blog-post_9.html
関連記事:突発性難聴は治らない?
http://unyunenemama.blogspot.jp/2016/02/blog-post_7.html
関連記事:突発性難聴後に脳卒中になる
http://unyunenemama.blogspot.jp/2014/11/blog-post_23.html
関連記事:退院後の治療と症状
http://unyunenemama.blogspot.jp/2013/07/blog-post_28.html

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私は2回再発し、そのうち最初10歳で聴力検査の結果フラットでした。中1のときも
10歳のときもやはり入院でした。私はがんばってきたので絶対に負けないでください!
応援しています!

ハッピーのママ さんのコメント...

ステキなコメントありがとうございます
今までの当たり前の生活が大切に思えますよね
がんばりますね