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2012年10月29日月曜日

非結核性抗酸菌症の薬エサンブトールの副作用

私は今、クラリスロマイシン、リファブチン、エサンブトール
3種類の抗生物質を1ヶ月飲んでいますが
最近、クラリスが1錠増えました
これを最低2年飲むらしいです

この病気では、3種類以上の抗菌薬の併用が有用だという
エサンブトールは、それだけではこの病気に対する効果が低いが
クラリスといっしょに使うと、耐性ができて薬が効かなくするのを防いでくれる
ということが実証されている。
それに加えてエサンブトールには、マイコバクテリウムの細胞壁の合成を阻害する
効果があることが実証されている(ドイツの記事より)
古い薬なのですが・・・

エサンブトールには、視力障害を起こす副作用があるので
目の見え方がおかしかったら言って、と病院の先生に言われましたが
どんな風に見えにくいのか、調べてみまた
・霧視(かすみ目)
・黒ずんで見える
・色調が変わって見える、色がわからない(赤と緑の識別で検査)
・注視している物がなんとなく見えにくい
これらの症状は、少しずつすすんでいくようです
そして、投薬開始から、3ヶ月からおこりうる
6ヶ月から1年でおこることが多いということです
眼科医には、視神経が縮小することがあると言われた
これは目の中の映像を見るだけでわかるそうです

この障害のおこりやすい人は
・高齢で体重あたりの投薬量が多い患者(最後に計算法を書きます)
・亜鉛が欠乏している
・腎臓の機能が低下した患者
・糖尿病 ・アルコール中毒 ・貧血

そのほかに起こる障害(アメリカの医療情報より)
・気分障害・幻覚・かゆみ・重度のめまい・白内障・視神経炎
・顔、舌、のどのむくみ
・肝臓、腎臓の疾患

薬剤師から、1,2ヶ月に1回くらい視力検査をするように言われました
本当は投薬前の記録をとっておくとよかったのですが
1ヶ月目で、今日、検査をしてきました
瞳孔を開く目薬をさすため、帰りはまぶしくて周りが良く見えません
家の中でもサングラスが必要でした
今度の検査は雨の日にしようと思います

この薬の副作用の視力障害は、発見が早ければ回復するようです
そして、薬を飲むのをやめれば視力は回復するそうです
早めに発見することが大切です
次回は3ヵ月後の検査だそうです

エサンブトールについて、詳しくはこちらの呼吸器学会のファイルを
http://www.wam.go.jp/wamappl/bb13gs40.nsf/0/199b7c0b3d81d073492577d800230cbc/$FILE/20101111_2shiryou_all_2.pdf

ここには病気についてや、薬のことがわかりやすく書いてあります。
http://www.ra.opho.jp/assets/files/news/times/kusuri73.pdf
病院でくれるパンフレットには、わかりやすく
しかしとてもソフトに書かれています
つまり、事実はこの病気は重篤な疾患だということです

先ほどのファイルには
進行はゆるやかであるが、無治療の場合、最終的には患者の多くが
呼吸不全に至る、難治性(治すのがむずかしい)の疾患であり
早期の治療が望まれる
と書かれています。

ある医師のブログにも詳しく書かれています
http://blog.goo.ne.jp/gimmedicineuptodate/e/0e596bf5f85a9bdaeadef6cd61c8098a
このCTの写真は参考になると思います。
私の画像もこんな感じでした

体重あたりの投薬量の計算
    エサンブトール250㎎×1日3錠=750㎎
    750ミリグラムは0.75グラム
    0.75÷体重 これをミリグラムに直すために1000をかけると
私の場合、15.6ミリグラムでした
1日15㎎/体重あたり  
以下なら副作用の心配は少ないと言われています。

関連記事:エサンブトール副作用、実際の人数を書きました
http://unyunenemama.blogspot.jp/2014/04/blog-post_10.html
関連記事:なぜ新しい抗生物質ができないか
http://unyunenemama.blogspot.jp/2014/01/blog-post.html
関連記事:非結核性抗酸菌症16人の治療結果
http://unyunenemama.blogspot.jp/2014/03/blog-post_14.html

非結核性抗酸菌症の海外の研究、治療実績などは、下と右のラベルで読めます
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