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2017年1月12日木曜日

呼吸トレーニングを「あさイチ」で

朝の奥様番組「あさイチ」で、横隔膜を鍛えて、呼吸を良くする方法を
放送していました。
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/170110/1.html

テレビに出ていたのは、都立広尾病院の呼吸器科の先生でした。
駒込病院は呼吸器科は内科と外科に別れていましたが、
ここは両方一緒のようです。
http://www.byouin.metro.tokyo.jp/hiroo/shinryou/53.html
広尾病院のサイトを診ると、副院長が結核抗酸菌指導医だそうです。
テレビに出ていた先生は抗菌化学療法認定医です。
何だろう、と思って調べてみました。
http://www.chemotherapy.or.jp/qualification/jacp_about.html
科を問わず、抗生物質の治療に対する理解を深めてもらうための講習などが
あるようです。
このサイトに書かれているのは、やはり多剤耐性菌の脅威です。
こういう講習は全ての医師にうけてもらいたいですね。

テレビに出ていた山本先生は、薬物治療だけでなく、テレビの内容のように、
筋肉を鍛えて呼吸を楽にするような指導を患者にするのでしょう。
とてもいい先生だと思います。
治療だけでなく、予防や症状緩和にもなるので、
こういう指導が普通にどこの病院でもなされるといいのですがね・・・

結核抗酸菌症認定医は、日本結核病学会で認定しているようです。
http://www.kekkaku.gr.jp/ntm/index.html
講習などで医師ならトライできるようです。
まだ非結核性抗酸菌症の認知レベルが低いので、受ける医師も少ないのでしょうか。
こちらの学会では、呼吸器学会とコラボでセミナーをひらいています。
このようなセミナーには医師で会員でないと参加できないのですが、
すごく興味深い内容が多くて、私も参加したくなります。

講演内容は「結核や非結核抗酸菌症との識別困難な症例を学ぶ」
「肺マック治療の奥の手」これなんか聞いてみたいですね。
「稀な非結核性抗酸菌症の診断と治療」
マック症以外ほとんどは稀と言えるかもしれないですね。
「抗酸菌でのキノロンの使い方」キノロンも使うのですね。
「アブセッサス」なんてのもあります。
あとすごく聞いてみたいのが「デラマニドとペダキリンの臨床効果」
やはり新しい治療薬を呼吸器の感染症に使う時代がくるようです。
しかしペダキリンは日本では使えないでしょう。

最近のリュウマチの治療薬「生物学的製剤」を使うと、
免疫力が下がって感染症になりやすくなるのだそうです。
それで、この薬を使ったリュウマチ患者さんが非結核性抗酸菌症になることがあるそうです。
とんだ副作用です。
リュウマチは苦しい病気のようなので(知り合いが患者さんでした)
効果のある薬であればトライしてみたくなりますよね。
しかしそれで他の病気になってしまうのであれば、本末転倒ですが。
こうううううううううう

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