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2013年11月5日火曜日

マスクはどれがいいのか

私は非結核性抗酸菌症という病気なので
外出時にいつでもマスクをしていたます
ここ1年は風邪をひくことがなかったのだが
やはり24時間一緒にいる子供の風邪は防げなかった・・・
しかし今まで電車に乗っても、人混みに入っていっても
私を守ってくれていたマスクに敬意を表して、調べてみることにした

・サージカルマスク
 サージカルとは「外科の、手術の」という意味
 医療用で使われるマスク
 サージカルマスクの基準を米国FDAでは、細菌(3~0.3μm)ろ過率を
 BFE95%以上としている
 基準について詳しくはこちらのマスクメーカーのサイトに書かれています
http://www.mask.co.jp/disupo/sagikaku01/disupo01.htm

・不織布(ふしょくふ)
 繊維を織らずに、絡み合わせたシート状のもの
 繊維を熱・機械的・化学的な作用によって接着、または絡み合わせる事で
 布にしたもの
厚生労働省で新型インフルエンザ対策に「不織布マスク」が推奨された
一人当たり20~25枚用意しておくように、とのこと
N95もこれに入る

・N95
 N95とは、米国NIOSHが定めた基準の中で最も低いもので
 「N」は耐油性が無いことを、また
 「95」は試験微粒子[0.3μm]を95%以上捕集できることを示している
 しかし95%捕集するためには、装着方法が重要になる
 インフルエンザウイルスの大きさは[0,08μm~0.12μm]
 インフルエンザウイルス飛沫(咳くしゃみ)[2μm~4μm]
 SARSウイルス[0.12~0.16]
 結核菌[0.3μm~0.6μm]
 PM2.5は[2.5μm]である
 ちなみに花粉とバクテリアの大きさは[3μm~5μm]
医師が、このマスクはかなり苦しい、と言っていました

以前見たNHKのドキュメンタリーで、WHOの医師が3MのN95を装着していましたが
どこからも息がもれないように確かめていました
彼女は日本人で、致死性の高い鳥インフルエンザの患者の中に
そのまま入っていきました
こんな命がけの仕事をしている人がいるお陰で、世界は平和なんですね

マスクの性能を示す指標として
BFE(細菌ろ過率)とPFE(微粒子ろ過率)がある

さていろいろな表示のマスクを、国民生活センターが調べている
N95と書いてあっても、捕集率が80%のものもあったという
また装着方法が書いていなかったり
ウイルスを99.9%捕集と書いてあったものでも、顔の隙間から
かなりの微粒子がもれてしまい、半分の性能しかないものがあった
そして価格の高いものの性能が良いとは限らなかったそうだ
http://www.kokusen.go.jp/test/data/s_test/n-20091118_1.html国民生活センター
このサイトの下の方には、業者の言い訳が書かれていて面白い

形状別マスクのつけ方が書かれているサイトです
販売をしているサイトでもあります
http://www.esco-net.com/15_ichioshi/mask.html

さてN95信仰を否定する研究があるようです
2009年カナダでの研究がJornal of American Medical Association online
に発表された「サージカルマスクとN95のインフルエンザ感染率が同じだった」
というもの
病院の看護師225人にはサージカルマスクを
221人にはN95をして勤務してもらった
その結果
サージカルマスクを使った50人(23.6%)がインフルエンザに感染
N95を使った48人(22.9%)がやはりインフルエンザに感染したという
N95をしてても感染するんですね
やはり大事なのは手洗いと日頃の健康管理のようです

非結核性抗酸菌症の関連記事は、右のラベル「非結核・・」から読めますって
いつも思うんだけど、名前長すぎ
日本も外国みたいに、NTMにして欲しいです

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