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2015年4月13日月曜日

職場いじめ、何をされたら「いじめ」なのか

これはカナダの政府機関OSHが公表している、職場イジメの例の具体例です。
こういうことがあったら、イジメと判断できる、ということです。
日本では「気のせい」にされるイジメは、海外では本当のイジメと認定されます。
私が嫌がらせをされている、と言ったらボスに「気のせいでしょ」と言われいました。
海外には、職場イジメ専用の法律があって、
イジメた会社や個人に、クビや罰金の罰則があります。
http://www.ccohs.ca/oshanswers/psychosocial/bullying.html
OSHはカナダ国民の労働、安全、健康を守る機関です。
日本の厚生労働省は守ってくれないけどね。

職場イジメには、攻撃的で明白なものと、微妙なものに分けられます。
ここに書かれているものが全てではありませんし、
通常一人の人にいろいろな種類のイジメが行われています。

例です
・悪意のあるウワサ、それとなく言われる噂話、真実ではないうわさ。
・ひとりだけ孤立させられる、無視する
・脅迫し怯えさせる
・故意に人の仕事を妨げ、損害を与える
・肉体的虐待、脅かすような虐待
・理由もなしに、その人の責任のある仕事を減らしていく
・仕事や作業の方針をどんどん変えていく
・仕事を完了することが不可能な期限を設定する
・必要な情報を教えなかったり、意図的に間違った情報を教える
・メールや会話で、明らかに不愉快な冗談を言う
・こっそり調べたり、ストーカーをして、個人情報を調べる
・その人が不利になるような、不当な作業を割り当てる
・仕事を十分にさせない、無駄に感じるような仕事しかさせない
・声を荒げたり、バカにするような言葉を使う
・継続的で絶えず批判される
・その人の意見を軽くみる
・不当だったり、重すぎる罰を与える
・仕事上のトレーニングの申し込みをさせないようにしたり、
 昇進を阻んだりする
・私物や作業機械の設定を変えたり、勝手に動かしたりする。

ニュージーランドでは、職場いじめは厳格な定義があり、
雇用関係法が2000年から施行されています。
雇用者はイジメのようは、職場の危険を制御する義務がある、とされています。
http://www.business.govt.nz/worksafe/information-guidance/all-guidance-items/bullying-guidelines/01
ここにはさらに細かく書かれています。
上に書いたことと、重複するものは省きます。

直接的な攻撃
・その人の信念、外見、態度、ライフスタイルを攻撃する。
・私生活についての屈辱的なコメント
・公共の場で恥をかかせる
・挑発的な視線や行動
・罪悪感を感じさせることを強要する

間接的な攻撃
・人の能力を過小評価する
・休暇をとらせないような、攻撃的な制裁を与える
・その人の話をさえぎって、意思表示の機会をさせないようにする
・仕事を解雇される危機をつくる
・その人を信用していないことを表明する

噂がイジメにあたる、と明確に書いているのは、アメリカのコミュニケーション専門家です。
この専門家は多くの行政機関でもこれらの仕事をしています。
http://www.arkacomm.ca/index.php?option=com_content&view=article&id=29
ここには、ウワサは明らかにイジメのイチ形態である、と書かれています。
ウワサによって、その人の評判を下げようという意図があるからです。
このような人をおとしめるウワサはどこにでもあります。
アメリカではこのようないじめのある職場は56%もある、といいます。
このようなウワサは最悪の結果しか残しません。

アメリカのサイトの書かれている、職場いじめの例も、
全くこれと同じでした、欧米ではこれらがイジメと認められるのが常識のようです。
日本では「気のせい」とされます。

日本には職場いじめを裁く法律はありません。
また、何がイジメにあたるか、明記されている法令なども存在しません。
いい会社なら助かる、悪い上司なら放置される。
それどころか、虐められている人が処罰されることもよくあります。
日本の厚生労働省はな~んにもしてくれません。

関連記事:職場イジメに対処する10の方法
http://unyunenemama.blogspot.jp/2015/04/blog-post_57.html
関連記事:日本には職場イジメを規制する法律がない
http://unyunenemama.blogspot.jp/2015/04/blog-post_13.html

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