アレルギーは毎日の不快感につながりますが、
がんになる確率が低いという研究が多数存在することを知りました。
アレルギーの数値Igeの高い人では、アレルギーの人は、
脳腫瘍になる人が少なかった、という
オハイオ州の総合がんセンターの報告です。
http://researchnews.osu.edu/archive/igeglioma.htm
調査では、20年後に脳腫瘍(脳腫瘍の30%を占める神経膠腫)になる人が、
アレルギーの無い人より
女性は50%も低かったそうです。
男性では20%と差がある理由はわかっていません。
また、アレルギー患者の膵臓がん(すいぞう)のリスクは低くなる、という。
オックスフォード大学のサイトです。
神経膠腫www.aaia.ca/en/does_allergy_protect_against_cancer.htm
特に金属アレルギーでのリスクの低下があった。
また、アレルギーのもとになる物の種類が多い人ほど、がんのリスクが低くなった。
また、アレルギー期間の長いほど、重症な人ほどリスクが低かった。
膵臓がんは、アメリカでも3ヶ月以上生きるひとが50%未満だと言います。
また、アメリカの有力誌「TIME」の記事にも
「アレルギーとがんの不思議な関係」というものがあります。
http://healthland.time.com/2011/07/12/the-curious-link-between-allergies-and-cancer/
アメリカではよく知られた話なのでしょう。
デンマーク、コペンハーゲン大学で、1万7千人以上を調査した。
金属アレルギー(特定の金属に接触することで、皮膚に湿疹が出る)の人は、
後年がんになる人が少なかった、という結果を発表しています。
金属アレルギーが、がんからの保護効果をもっている、とまで言っています。
この大学では、国民のがんの症例の全てを記録しているという。
免疫の分野はまだまだ未知の分野なので、理由ははっきりわかっていないが、
金属アレルギーの人は、
金属などの化合物に対する免疫の防護がすでに準備されているので、
がんに対してもすぐに対応するためではないか、という。
そしてアレルギーの人が長生きするのではないか、という。
しかし、全てのがんのリスクを下げるということではなく、卵巣がんはリスクが下がるが、
アレルギーの人の前立腺がん、乳がんのリスクはかえって高くなる
という研究もあります。
アレルギーのような軽微な炎症があることは、免疫や器官の発達に必要である
ことは、動物実験でも確かめられています。
http://www.achooallergy.com/allergy-cancer-connection.asp
しかし、慢性炎症とがんの関連にたいする指摘もあり、
過剰な炎症は、細胞に刺激を与えるので、がんになりやすい、
とも言われています。
私は以前は、「がん」という特別な病気の元でもあるのかと思っていましたが、
がんとは、損傷したDNAと自分の正常な細胞なのだそうです。
ですから発がん性物質とは、DNAを損傷させるもの。
例えば、放射能とか。
がんの5~10%は遺伝が原因だとも言われれいます。
がんの患者は増えているようですが、アレルギーも負けずに増えているようです。
がんに対抗するために、人間が進化しているのでしょうかね。
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