Translate

2014年12月1日月曜日

輸血で感染するかもしれない新たな感染症

シャーガス病は南米で感染者の大変多い病気ですが、
近年ほかの大陸にも、感染が拡大しているといいます。
エイズのように輸血で感染します。
日本では今年の6月、中南米出身の人の献血した血液から、この抗体が見つかっています。
この血液は、10人に使用された可能性があるそうです。
http://apital.asahi.com/article/story/2013090200011.html
日本では、輸血血液で、この病気の検査はされていないそうです。

この病気についてはこちらに詳しく
http://biznot.xsrv.jp/post-935-935

日本ではどうなのだろう。
南米から日本への出稼ぎ労働者は40万人。
そのうちの10%は感染している可能性があるという。
ブラジルのサンパウロ新聞には、日本でもシャーガス病が発生している、
という記事があるそうです。
http://40anos.nikkeybrasil.com.br/jp/biografia.php?cod=1050
そして、この病気の専門医は日本に慶応大学の三浦先生ひとりしかいないとのこと。

この病気は潜伏期間が20~30年なので、
いつ感染したのかわからない、というのも怖い。
逆に考えれば、私の30年後、80歳だから、生きてないかもしれないし、
ぜんぜん平気とも言える。
日本ではほとんど知られていないので、診断は難しく、ほかの病気と診断されてしまうだろう。
症状はいろいろあるが、いくつかを除いては普通の病気のようなものばかりだ。
http://merckmanual.jp/mmpej/sec14/ch186/ch186d.html
早期であれば、薬で治る。

三浦先生は、南米に旅行に行ったことのある人、住んでいたことのあるひとは、
一度検査をした方がいいと言う。
最近、現地のアサイー、さとうきびの生ジュースからの感染が警告されたことから、
旅行に行っても飲まないほうがいい、と言われています。
この病気の感染源である虫がこれらの植物にいるからです。
日本の虫は、この病気は持っていないということです。
最近は日本でも熱帯病の心配をしなくてはいけなくなりましたね。

0 件のコメント: