加熱式の加湿器は、雑菌が発生しないので「安全」ということになっていますが、
実は高温でも生息できる微生物がいて、
加熱式であっても、毎日の水交換や洗浄は必要です。
咳の止まらない理由が加湿器だった、という話がこちらに書かれています。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/156945/1
加湿器肺、という症状があるのだそうです。
これは好熱性細菌、アメーバなどによって汚染された加湿器の空気を
吸入することによっておこる、過敏性肺炎です。
風邪のような症状ですが、時には呼吸困難など重篤になることも。
超音波式の加湿器を清潔にしていないと、菌を撒き散らすことになる、
というのは有名な話です。
実際にこの種の加湿器で発病し、12日間入院した患者は、抗生物質の治療で退院、
しかし、家に帰って、6時間後、加湿器のせいで再び同じ症状になります。
この加湿器は全く掃除がされていなかったそうです。
この患者は呼吸困難になり、低酸素状態がつづきましたが、回復したと言う話です。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.ersj.org.uk/content/20/5/1351.full.pdf&prev=search
症状が深刻な場合は、ステロイドの治療が必要になることもあるそうです。
このような原因に気付かずに、長期間の暴露が続くと、
症状が改善しなかったり、進行性の障害が生じたりもするそうです。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.merckmanuals.com/home/lung_and_airway_disorders/interstitial_lung_diseases/hypersensitivity_pneumonitis.html&prev=search
ほかには気化式というものがあって、
これはフィルターに浸み込ませた水を気化させるのですが、
このフィルターにかびが生えたりするとやはり危険です。
しかし怖いのは、好熱性放線菌です。
過熱式の加湿器からも検出されます。
未確認の耐熱性微生物も多数いるということです。
これらの細菌はthemoactinomycces属の仲間だということです。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.unboundmedicine.com/medline/citation/1078519/Home_humidifier_thermophilic_actinomycete_isolates_&prev=search
じゃあ加湿はどうしましょう。
濡れたバスタオルや洗濯物はどうでしょう。
最近見つけたドイツの加湿器、3万5千円くらいからで少し高いのですが、
安全を売り物にしているらしいです。
私は見たことがないのですが、どうでしょう。
http://www.venta.co.jp/?gclid=CMyKu6eM0cMCFVgjvQodsEAAFg
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