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2015年2月21日土曜日

運動すると肺の機能が向上するわけ

心臓から出た血液は、肺に入って、それが肺から出ると、また心臓に戻ります。
これを肺循環といいます。
これにかかる時間は、4~6秒ほど。
ここで血液に酸素を入れるのです。
肺の中では、肺動脈→肺の毛細血管(ここで酸素を注入)→肺静脈→心臓となります。
実はこれ、今の中学2年生の生物での学習内容です。
私達の頃はこんな勉強しませんでしたよね。
ここでテストに出るひっかけは、酸素の多い血液の通る血管を「肺静脈」ということです。
普通は、酸素の多い血液の通る血管を「動脈」と言いますから。

最近は高校でも、人体について沢山勉強します。
生きるために必要な知識を学校で教えるようになって、よかったです。

この肺循環の血流量は、運動時には安静時の5倍にもなります。
そして肺血流速度も速くします。
そうすると、今まで閉じていた肺の血管の先の細い所にも血液が通るようになります。
そのほか、肺の上の方を取り巻く筋肉も活動が活発になって、
肺全体が活発に換気を行うようになります。
このように、運動時には酸素を取り込む効率が上がるのです。

しかし、この機能にも限界があるため、激しい運動はかえって効率を下げてしまいます。
肺のリハビリには、ウォーキングや自転車、エアロバイクが推奨されています。
しかしこれらの運動も、肺の機能を元に戻すほどの効果はありません。
日本も海外のように、日頃の運動を推奨して健康管理をするような
指導を病院や学校教育の中でしていって欲しいと思います。
たとえ病気にになっても、運動で悪化を防げる、という教育もしていって欲しいです。

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