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2012年11月23日金曜日

お風呂や台所のぬめりの中には

ぬめり、と呼ばれる排水溝などのぬるぬる
この中は、微生物の巣窟で、これはバイオフィルムと呼ばれる。
掃除をしてないお風呂の中のぬるぬる、シャワーの出るところ、
そして、お口の中にも。
お口のぶくぶく、リステリンのホームページに書かれています
http://www.listerine-jp.com/oralcare/biofilm.html
バイオフィルムは、歯の表面や歯周ポケットにへばりついていて
これがさまざまなトラブルの原因になっているといいます。

これを取り除くには、ブラシでの除去と薬剤による殺菌の両方が必要です

リステリンはすごく効果があるようですが、辛いのが難点
はじめは水で薄めて使いましょうとあります
http://www.listerine-jp.com/qa/index.html
虫歯や歯周病の原因は、磨き残したバイオフィルムだそうです

台所と風呂場に話を戻しましょう
バイオフィルムの中にはさまざまで多様な菌が集合して助け合ってくらしているようです
微生物学研究室の古畑准教授は
これらは、薬剤に対して耐性を示すものもあって
高濃度の塩素をかけても、表面が塩素の影響をうけるだけで
奥の方には効き目がない、ということがわかっています
ですから、さきほどの歯磨きと同じで
ブラシでの除去の後の薬剤での殺菌が必要です。
バイオフィルムが成熟していまう前の、定期的な殺菌洗浄が効果的
だと言っています

私の病気、非結核性抗酸菌症の原因菌もこのようなバイオフィルムの中に住んでいます
こちらに詳しく書かれています
http://www.yoshida-pharm.com/2004/letter35/
これらの菌は、低濃度の塩素の中では生きていられるので
水道水に混入している可能性もあるとのこと
体調が悪い時の生魚の摂取も注意が必要
また、製氷機からも検出され、これが原因で呼吸器に定着した、という報告もあるという

この病気で「クラリスロマイシン」という薬を飲みますが
この薬は、バイオフィルムの膜を破壊する、と考えられているそうです。

そのほか、病院内での、器具の不十分な洗浄消毒が原因で
感染することもあるという。
前にも書いた、バイオフィルムを形成するため、洗浄が難しく
消毒薬剤がきかなかったり、洗浄水に菌がいたりすることもある
検査器具からの感染もあるという

しかし、この病気は、健康な人には、菌があっても問題はないので
心配しすぎることはないが
体調を崩したときに、感染しやすくなるので
知識として、知っておくことは必要だと思う。

非結核性坑酸菌症の治療、薬についての他の記事は下と右のラベルで読めます

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