毒親という言葉を知って、はじめて気が付きました。
私の母親の性格が悪かった、ということではなかったのだ、と。
掲示板に書かれていた、どこかの親の言ったことと、私の母の言ったことが
一言一句違わず同じ、ということに本当に驚きました。
NHKのあさイチでも「母が重い」で取り上げられていました。
私は毎日「お前は橋の下で拾ってきたんだ」と言われていました。
私がすごくやせていたので「洗濯板」と言われたり
「どうせお前は何をやってもダメだ」とか、
私の服などには「お前のゴミ」と言っていましたし、大切な物を捨てられたりしました。
状況としては、ハリーポッターと同じです、杖は使えませんでしたが・・・
それで泣いている私を見て、彼女は満足していたようです。
人間のいじめは、身近に弱いものを見つけると始まる、というのは
大人も子供も同じです。
そして、自分の生活の不満のはけ口として、一番弱いものをいじめる、
というのが世界共通なのだ、ということがわかります。
母親が有害になる原因には、父親の協力がないことが多いといいます。
当時の私は子どもだから、これが異常なのだ、と気が付きませんでした。
詳しくはこちらの英語のサイトに書かれています(翻訳されています)
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.psychologytoday.com/blog/we-can-work-it-out/201303/saying-goodbye-bullying-part-1&prev=/search%3Fq%3Dsay%2Bgoodbye%2Bto%2Bsibling%2Bbullying%26safe%3Dactive%26biw%3D1093%26bih%3D515
日本ではこういう風に、心理学的に分析することが少ないことが本当に残念です。
私はいろいろと父に似ていたので、それも母には気にいらなかったようです。
それに気が付いたのは、ずっと後になってからです。
でも、今は母親に似ていなくて、本当に良かった、と心の底から思います。
母親にそっくりだった姉のことは溺愛していました。
この姉が私に意地悪をするのを見てみぬふりをしていました。
これは、いじめられていない子が、自分を守るためにいじめの側になる、
と先ほどのサイトでは分析しています。
数年前に、このことを母親に言うと、彼女は
「そういう時代だった」と言います。
どんな時代でも、まともな親は子供を愛していたはずなのに。
姉については「あの子はいい子だから、意地悪なんかしたことない」
などと言っていましたので、それ以来音信不通です。
幼年期の長期のトラウマは、脳の記憶を司る「海馬」の細胞を殺してしまうことは
よく知られています。
しかし大人になってからの新しい体験によって、
私達は、この部分の細胞(ニューロン)を造る能力を持っています。
だから、心に傷を負っても、正常な脳を維持していけます、
けっして、おかしくなってしまうわけではありません。
いじめられた人が、自分の子供にひどい扱いをしていまうということもありません。
(そういう人がいない、ということではありません)
有害な親を、英語では「toxic pearents」トキシックペアレンツ、と言います。
http://translate.googleusercontent.com/translate_c?depth=1&hl=ja&prev=/search%3Fq%3Dmy%2Brelationship%2Bwith%2Bmy%2Bparents%2Bis%2Btoxic%26start%3D20%26safe%3Dactive%26sa%3DN%26nord%3D1%26rlz%3D1C2LENN_enJP530JP531%26biw%3D1093%26bih%3D514&rurl=translate.google.com&sl=en&u=http://www.nytimes.com/2009/10/20/health/20mind.html%3Fpartner%3Drss%26emc%3Drss&usg=ALkJrhhXyWTtHSbG-CEKrZ11RXOtSOz9MQ
上のサイトは、ワイルコーネル医科大学の教授の話が書かれた
ニューヨークタイムズの記事です。
英語の、このような有害な親に対する記事はとても多いので、
アメリカなどでは、社会的に広く知られていることなのだ、とわかります。
日本でもこういう親の存在が広く知られるようになって欲しいと思います。
そして有害な親はそういう性格なのではなく、
その親の境遇に対する不満によって、子供に有害な言動をするのだ、
という事を知って欲しいです。
ですから、親が有害だとしても、子供はまともな人間である、と知ってもらいたいです。
英語のサイトに書かれているように、自信と自尊心は失いますがね。
ニューヨークタイムズの記事には、年老いて最期をむかえるようとする親と、
関係を修復しようとする子供が出てきますが。
この親は、この人の努力を受け入れるどころか、さらにひどい事を言ってきた、
と言います。
私の母親も全く同じでした。こういう所も世界共通なのですね。
謝罪ができるようなまともな人間なら、はじめから有害な親になどならなかったはずです。
NHKの「あさイチ」ではカウンセリングをうけた人が
「親と会う必要はない」と言われて楽になったと言います。
青木さやかさんの母親は、さやかさんに謝ったそうです。
さやかさんは「母親に愛して欲しかった」と言っていました。
しかしこの番組では、加害者の親に気を使いすぎていた、と思います。
こんな番組おかしい、という老人からのファックスも紹介していました。
おかしいのは子供に有害な親だって。
番組では終始、親に感謝するべき、というような話が出ていました。
まずは感謝をされるような親であったか、を考えてもらいたいです。
私は母親が謝罪するのなら、許していたでしょうし、
老後の面倒を見なくちゃ、と思っていました。
しかし彼女は謝るどころか、昔と全く同じ態度でした、残念です、もうやめます。
「アナと雪の女王」の歌「Let it go.」の英語の意味は
「今までがんばったけど、うまくいかなかった、もうあきらめよう、
ありのままの自分でいいの」という深い意味があり、
「少しも寒くないわ」の「cold」の意味には「人の冷たい心も、もう平気、気にしない」
という意味があるそうです。
こんな親でも、私はハワイに連れて行ってあげたり、
温泉や有名ホテルに泊めてあげたりしました。
あの家にあるソファーや食器戸棚は私が買ってあげたものです。
私は最後に、「私はあなたと違って子供たちに愛されてます」と母親に言ってきた。
彼女とはもう話すこともないでしょう。
関連記事:親の家の片付けトラブル
http://unyunenemama.blogspot.jp/2014/07/blog-post_7.html