突発性難聴を患った私も、脳卒中のリスクが高いのでしょうか。
今日左目が急にぼやけて、頭もなんとなくぼんやりしたようでした。
これはまずい、と思うようなぼやけ方でしたので、
急いで眼科に行きました。
眼底出血なし、反応もいい、とのことで
「ビタミンの目薬を出しておきます、水曜日に、きてください」とのこと。
ほんとに大丈夫なのかな、と思い、調べると、片目がぼんやりする、焦点が合わない、
という症状は脳卒中でもあるということ。
そういえば、台湾の研究で、突発性難聴を患った人は、そうでない人に比べて
1.5倍脳卒中になりやすい、というのを思い出した。
それも2年以内に発症、と書かれている。
http://www.e-expo.net/world/2008/07/post_258.html
それでネットを読んでいると、だんだん怖くなってきた。
このブログを書いている人は、突発性難聴の治療中に脳梗塞。
http://hohofushi.exblog.jp/10137867
脳出血の後に突発性難聴、という人
http://ameblo.jp/ecoshun/entry-11238302895.html
脳卒中と突発性難聴はなにか関係があるのでしょうか。
この掲示板には、脳梗塞の前兆は突発性難聴でした、というコメントがあります。
http://mixi.jp/view_bbs.pl?comm_id=1466934&id=75830625
脳に腫瘍があったり、脳の障害でも、突発性難聴と同じ症状が出るので、
突発性難聴と診断されると、脳の検査をするのが当然、と思っていましたが、
しない人もいるのですね。
私は突発性難聴発症時には、脳のMRIをとって、脳には異常なしでした。
こちらのファイルには、突発性難聴、めまいで受診した患者が、脳梗塞だった例が
書かれています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/orltokyo1958/43/1/43_1_49/_pdf
患者は当初のCTでは全く異常がなかったのに、6日後に一時的な麻痺。
14日後には脳に障害が見つかったといいます。
やはりCTよりMRIの方がいいみたいです。
21人の患者のうち、13人はCTでは異常が見つからなかったそうです。
日本語では、突発性難聴と脳障害を結びつける研究はほとんどありませんが、
英語で検索すると「突発性難聴が前下小脳動脈梗塞の前兆だった」
という研究が見つかります。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12468774&prev=search
そしてその他の研究でも「突発性難聴は、めまいがあってもなくても、
脳卒中のリスクを大きくする」と書かれています。
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://content.lib.utah.edu/utils/getfile/collection/ehsl-dent/id/7/filename/5.pdf&prev=search
こちらのファイルの「まとめ」にはこんな怖いことが書かれています
http://web01.joetsu.ne.jp/~yigarash/2009.9.17-2%20.pdf
「突発性のめまい難聴症例で、糖尿病、高血圧、高脂血症を認めた場合、
若い年齢でも、脳梗塞を念頭におく。
めまい、難聴以外の神経症状などがなくても、脳の障害を検査するため
専門医に相談する」
さて、日本の病院で、突発性難聴の患者にこのような、検査がされているでしょうか?
でも、さきほどの研究では、難聴発症後2週間してから脳に障害が出ていました。
ということは
突発性難聴になった後は、少しでも脳卒中の疑いのある症状が出たら、
すぐに専門医に相談、ということです。
私は当時、血圧も正常で、糖尿病もなかったので、このようなリスクはない、
と耳鼻科と脳外科の医師が判断したようです。
後日、近所のクリニックの先生は元々脳外科で大きい病院にいた先生なので、
ちょっと診てもらいました。
そうしたら「一応CT撮りましょうか」と言われ、撮ることになりました。
結局なんともなかったのですが・・・
この先生に、突発性難聴と脳卒中の関係を聞きましたが、関係はない、ということでした。
関連記事:突発性難聴、入院体験記、治療経過成果(重症)
http://unyunenemama.blogspot.jp/2013/07/blog-post_13.html
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