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2015年1月11日日曜日

全く新しい抗生物質のクラスができるかもしれない

teixobactinという抗生物質が、ボストンの研究者によって見つけられた。
http://www.sciencerecorder.com/news/new-antibiotic-discovered-by-boston-researchers/
ノースイースタン大学の研究者が
土の中にいる、1万以上のの菌の中から見つけた。
この研究ははネイチャーに掲載された。
しかし、人間の臨床試験までには、2年以上かかる、という。 

この菌を見つけ出した方法がこちらに詳しく書かれています
https://www.blogger.com/blogger.g?blogID=4871130168027986094#editor/target=post;postID=3813999900939860072

今までは、見つけた菌の1%しか、実験室で培養できなかったのだ
といいます。
つまり、地球にある、菌の、99%は薬にすることができなかったのです。
菌は、地中や海の中などで、闘い、強いものが生き残る
つまり、菌の世界も弱肉強食です。
これらの菌の中から、新たな菌を薬にできれば、
今ある、抗生物質の耐性菌に対する不安をなくすことが出来るかもしれません。
いや、できるでしょう、あと99%もの菌があるのですから。

開発された新しい「iChip」を使うことにより、
地球にあるい菌の半分は使えるようになるだろう、と研究者は言う。
自分の研究なので、ちょっと大きめに言っているかもしれません。
今回見つかった菌「エレフセリアテラーエ」という菌から
この抗生物質が作られた。
この抗生物質は、細菌の外を覆う外膜を攻撃することができ、
細菌が細胞壁を作るのに必要な脂肪の攻撃をする。
だから、この抗生物質に対して、細菌が耐性をつくることはできないのではないか、
と科学者は考えている。

この発見で、新しい薬、ということだけではなく、
新しい薬のクラスができるかもしれない、と書かれている。
実験ではすでに、マウスの耐性菌MRSAを攻撃することが確認されている。

このニュースはBBCも伝えている
http://www.bbc.com/news/health-30657486

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