Translate

2016年1月11日月曜日

商業高校から一流大学に入れる

商業高校は偏差値が低いので、
どんなに勉強したって、一流大学なんで無理、と思っていませんか?
ところが、最近は事情が変わってきたらしいのです。
大学に、資格推薦という制度があるのだそうです。
自己推薦なのですが、今までにとった資格で合格できます。
もちろん人物も見られるでしょう。
商業高校の強みはなんといっても資格がとれること。
簿記、珠算、パソコン、電卓などの就職に有利な級をとることができます。

制度は各大学でそれぞれ違うようですが、
情報処理関係の資格いくつかと、珠算など、いくつかの1級をとった生徒が、
自己推薦で、早稲田や学芸大に合格しています。

高校が大学進学率を大事にするように、
大学はどれだけいい会社に学生を就職させることができるかで
学校の評価が決まる時代です。
先日は週刊誌に、早稲田より、明治の方が就職に有利、という記事が載っていました。
(電車の中刷りを見ただけですが)
将来は学校のランキングにも影響を与えるでしょう。

そこで大学では、自分の大学で教育する、というのを放棄して、
すでに沢山資格を持っていて、将来いい会社に就職しそうな高校生を
とることにしたようです。

自分でパソコン教室に通って、資格をとったら、何十万円かかることか。
それを商業高校は、授業、クラブ、放課後に学校で指導してくれます。
それも授業料内でです。
もちろん検定受験料は自分で払います。
でも、検定会場も高校内ですし、受験の申し込みも学校でできます。
専門の先生がいるのですから、
わからないところは先生が教えてくれます。
教科でないものでも、どんな教材がいいのかなど、教えてもらえます。

今まで偏差値があまり高くない商業科の私立は、
都立の滑り止めのために受験するだけの人が多かったのですが、
最近は大学の進学率が高くなって注目されています。
パソコン教室の月謝はとても高いので、私立高校の授業料を払っても、
商業科に行かせた方が安くすむかもしれません。
また、一流大学を出て大手企業に就職できれば、
私立高校の授業料は、もとが取れるかもしれません。
中学校では、内心の低い生徒にしか商業科を勧めることはありませんが、
このような制度がもっと知られるようになれば、
優秀な生徒が商業科に進学するようになるでしょうね。

0 件のコメント: