こちらのサイトによると、アメリカでは公式なガイドライができるまで、
不適切な抗生物質による、不適切な治療(期間が短いなど)がされていた
と書かれています。
http://translate.googleusercontent.com/translate_c?depth=1&hl=ja&prev=/search%3Fq%3DNon-tuberculous%2Bmycobacterial%2Bdisease%2Brecurrence%2Brate%26safe%3Dactive%26biw%3D1093%26bih%3D514&rurl=translate.google.co.jp&sl=en&u=http://erj.ersjournals.com/content/23/5/741.full&usg=ALkJrhghP_LU6WLtdKLWRkVSGNOsjUliig
日本での話は知りませんが、日本のこちらの健康相談では
「主治医に頼んで専門施設で、セカンドオピニオンを求められてはいかがでしょうか」
と、相談に対する答えが書かれています。
http://blog.livedoor.jp/bbym00322/tag/%E9%9D%9E%E7%B5%90%E6%A0%B8%E6%80%A7%E6%8A%97%E9%85%B8%E8%8F%8C%E7%97%87
平たく言い直すと
「その治療はちょっとおかしいので、もっと詳しい先生にちゃんと診てもらったほうが
いいですよ。」になると思います。
さらに「まえには標準的な治療法が行われたはずです」と書かれています。
これも言い換えれば「普通は標準的な治療が行われるはずです」
となるでしょうか。
そして次には「(標準的な治療がされなかったのには)理由があったのだと思います」
と書かれています。
理由には、副作用でこれ以上飲めない、ほかの病気で飲んでいる薬に影響がある、
などがありますが、相談をする時にこういうことも書くはずですから、
この人は運悪くこういう治療になってしまったのだと思います。
MACの標準的な治療はクラリスロマイシンとリファンビシンとエサンブトールです。
いろんなブログを読んでみると、みなさんいろんな薬を飲んでいるのにはちょっとびっくり。
まあそれはいいとして・・・
アメリカで、不適切な治療をした結果です。
不適切な治療、は英語をそのまま訳した表現です、特に意味はありません。
不適切な治療を1年間した人では50%が改善または回復。
一方標準治療では2年後でも65%が改善または回復しました。
上記のサイトに書かれていたある研究では
不適切な治療をうけた患者で、再発・悪化したのは76%もあった。
それでも、少なくとも2種類の抗生物質を飲んでいた患者はまだ結果が良かった。
ここでの不適切とは、あまりにも短い治療期間や正しくない抗生物質の使用である。
適切な治療を受けた患者では、再発・悪化は26%だった。
そしてこの研究の最後には、こう書かれています。
このような条件下で良い結果を出していくために、
われわれがしなければならない事は、
不適切な治療という危険にさらされている人々に対して、監視を怠らないことと、
国際的な治療のガイドラインを厳しく守って治療をするということです。
さて9月になりました。
来週CTをとって、お薬をどうするか決めることになっています。
この2年、全く咳の症状がないので、どうなるでしょうね。
8月の東京は酷暑だったので、パソコンを開けない日もあるくらいで
ぜんぜんブログを書く気になりませんでした。
酷暑から1週間で今度は晩秋の肌寒さです。
残暑は1日しかありませんでした。
私が子供の頃は、だんだん秋になっていくのが、とても気持ちよかったのに。
以前NHKで、地球46億年の歴史、という番組をやっていました。
そこには、地球が真っ白に凍りついた時代や、
巨大火山の噴火や、焼き尽くされた地球がありました。
その中、数十億年も生き残ってきた微生物たち。
しぶといコイツらと闘うのは本当に骨の折れる仕事です。