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2015年5月10日日曜日

バイアグラという薬がマラリアの治療に有効

バイアグラがマラリアの治療に効果があるとフランス、パスツールの研究者が
発表しました(パリデカルト大学熱帯医学と衛生のロンドンスクール、コーチン研究所)
http://www.letemps.ch/Page/Uuid/c09296e6-f4ef-11e4-bb1f-074820583190/Du_Viagria_pour_enrayer_la_transmission_du_paludisme
バイアグラと言えば、そう、ほかの薬ですよね。

マラリアは熱帯に住む蚊が、感染した人を刺すことで感染が拡大します。
マラリアにかかると、血液中にマラリアの原虫が溢れて体中を流れる、
という怖い・・・気持ち悪い・・・病気です。
そして血液中の赤血球を破壊します。
マラリアについてこちらの医療サイトに詳しく書かれています
http://merckmanuals.jp/home/%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/%E5%AF%84%E7%94%9F%E8%99%AB%E6%84%9F%E6%9F%93%E7%97%87/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2.html

治療薬はたくさんあるのですが、マラリアの種類によって薬が違うし、
地域によっては、もうその薬が効かない、ということもあるそうです。
マラリアになったら、どこの国へ旅行したのかは重要です。
そしてこれらの治療薬には重い副作用があります。
最近は薬に耐性のあるマラリアが問題になっています。
今回バイアグラがマラリアに効く、というのは、赤血球からマラリア原虫を
追い出すことが出来るから、ということです。
投与量は、通常の飲み方でいいそうです。
マラリアで死亡することの多い、5歳以下の子どもへの処方が検討されています。

熱帯の病気だから、日本は大丈夫、とは言い切れません。
なにしろ、すでにデング熱が日本に入っていますから。
しかし、デング熱を媒介する蚊は、都会の水溜りが好きなのですが、
マラリアの蚊は、自然の湿地が好き。
じゃあ大丈夫?いやいや、マラリアに感染した人が日本に入ってくれば、
その人を刺した蚊によって、うつることはありえます。

アフリカに近いヨーロッパでは、空港の近くにいる人に感染が広がって、
空港マラリアと呼ばれています。
そして、軽度のマラリアを運ぶ種類の蚊はすでに日本に広く分布している、
と書かれたサイトがあります。
http://www.cger.nies.go.jp/ja/library/qa/22/22-2/qa_22-2-j.html
専門家のお話で、とても面白いです。
重症化するマラリアを媒介する蚊は、宮古、八重山諸島には生息しています。

それに、お隣韓国では、マラリアの感染者は毎年千人を越えています。
数年前には1万人を越えた年もありました。
日本では、旅行から帰ってきた人が100人程度感染しているだけだそうです。
マラリアは、高熱が上がったり、下がったりするので、
下がった時に安心して、治療が遅れがちになるといいます。
3回目に熱が上がったらとても危ないといいます。
最近のニュースでは、外国から日本への旅行者が激増しているそうですから、
マラリアの症状を覚えておいて損はないと思います。

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