Translate

2015年5月23日土曜日

アメリカ、マグロ寿司でサルモネラ菌

アメリカ、カルフォルニア州を中心に、サルモネラ菌食中毒が発生。
患者は9つの州で53人。
この原因は寿司だと考えられています。
http://sacramento.cbslocal.com/2015/05/22/sacramento-sushi-lovers-undeterred-by-salmonella-scare-linked-to-raw-tuna/

アメリカの責任者は、寿司用のマグロは光の当たらない冷蔵で保存。
できるだけ早く消費するが、期限は2日、だと言う。

アメリカでは2012年にも、同じような食中毒が発生して、
ニューヨークを中心に、20州、100人が症状を訴えている。
原因は寿司の「スパイシーツナ」で、中落ちの部分である、
とFDAが断定した。
http://jp.wsj.com/layout/set/article/content/view/full/427957
サルモネラ中毒では、5歳以下、65歳以上の体力のない人は悪化しやすく、
犠牲になりやすいので注意が必要です。
アメリカでは年間400人程度が犠牲になっていて、
ひどい下痢や発熱などの症状が4~7日続くといいます。

日本のマグロではサルモネラ菌の中毒はないようですが、
近年日本で問題になってるのは「粘液胞子虫」(クドア属)です。
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20150212/Bizjournal_mixi201502_post-2520.html
寄生虫ですが、顕微鏡でない見えない大きさです。

2011年には、クドアによる被害者は492人もでました。
この時はヒラメでした。
2011年4月から2013年2月までの間に東京都健康安全研究センターが
都内の店で購入したマグロを調べた結果、
日本産メジマグロの67%、日本産クロマグロの10%からクドアが検出された。
そのほかの種類のマグロからは検出されなかった。

症状は、食べてから数時間で、発熱、倦怠感、下痢、嘔吐などの
食中毒の症状が出ます。
2013年には244人の患者が報告されています。
今までに死亡例の報告はありませんが、
乳幼児やお年寄り、病気などで免疫力の落ちている人は、注意が必要です。
まだ新しい病気なので、わからないことも多いからです。
私はなるべく、生の魚は食べないようにしています。

クドアは、-15度~-20度で4時間以上冷凍すると毒性を失うので、
冷凍物なら安全。
また、中心部分が75度以上になるように5分以上加熱してもクドアは死滅しますので、
調理をすれば、マグロを安心して食べられます。
しかし、このメジマグロは、クロマグロの子どもなので、
乱獲防止のためには、食べないようにしたいものです。

先日マグロのかま、というのを初めて食べたのですが、
安いのに、おいしかったです。
カマひとつが200円でした。
エラの形をしていて、大きな骨があるのですが、
お肉も沢山ついています。
これをオーブンで焼いて食べる方法が、クックパッドに沢山書かれていました。
マグロは生、という常識にとらわれなければ、おいしく安心して食べられますね。

0 件のコメント: