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2015年10月19日月曜日

どこでもmy病院ってなんだ

これは政府が提唱しているのですが、ほとんどの国民には知られていません。
これは、個人個人が自分の医療情報を管理する、というシステムです。
「自己医療、健康情報活用サービス」だそうです。
そして、情報はネットの情報処理業者がやるということです。
だから経済産業省が主体でやっているのですが、
本来は厚労省が全てをやるべきですよね。
https://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/iryoujyouhou/pdf/siryou1.pdf

スマホやパソコンで、今までかかった病院の情報が人目でわかる、というものです。
お薬手帳も、同時に管理できます。
急な入院、救急搬送などには便利です。
さらに、自宅で介護、訪問医療などをするための活用が期待されています。
(政府はそのために導入するのだと思います、もう老人は入院させないつもりみたい)
さらに、初診の問診もこれで正確にできます。
新しい病院でも、今までの続きの医療が受けられます。

欠点は、情報は自分で入力するために、正確性には欠けるようです。
画像も、無限に入力できるわけではなく、
診察が大変だから、CT2枚くらい、と書かれていましたが、
私は、画像は容量を必要とするからだと思います。
でも、2枚じゃあ意味がないです。
だったらエバーノートですんでしまいます。
過去の画像を比較しないと、病気の進行具合が、わからないです。

数年前にgoogleがこのようなシステムgoogle healthを立ち上げたのですが、
失敗して、今はありません。(ほかの業者はあります)
なぜ失敗したのか、それはこのようなシステムに興味を示すのが、
私のような人しかいないからです。
私のように、病気持ちで、病気に興味があって、情報管理が好きな人です。

病気持ちの老人はスマホで情報管理ができない。
スマホが得意な年代は病院と縁がない、ということです。
お客さんが少なければ、事業として成立しません。
こういう事業をやるために税金っていうお金があるんでしょうが、まったく・・・

アメリカでは、このようなサービスに「医療ポータル」があります。
それぞれの病院が個人の医療情報をまとめて提供するというシステムです。
これは全ての病院でやらなければいけないとなっています。
http://blogos.com/article/93955/
こっちの方がずっといいじゃないですか。
患者はネットにユーザー名とパスワードを入れるだけで、
「医療ポータル」から自分が受けた医療情報をゲットすることができます。

病院ごとの医療情報を一括して管理する会社も登場しています。
「Picnic Health」という会社です。
この会社は、がん患者、介護高齢者を中心としたサービスを行っています。
患者がこれらの整理された情報を見れば、一目で今の自分の健康状態を
知ることが出来るのです。
すばらしい。

「医療ポータル」のほうがずっと利用しやすいです。
だいたい、自分の医療情報を自分で管理するなんて、できない人の方が多いでしょう。
それは病院の仕事にするべきです。
日本でこれができないのは医師会に反対されるからかな。
日本の病院では、先生がいいって言わないと、自分の情報でさえもらうことができません。
自分の情報をもらうのがすごく大変なんです(やってみました)
これに納得するのは世界でも日本人だけでしょう、
だって自分の情報なんですよ。
だから、ほとんどの人は、病院変えるたびに、イチから検査をし直します。
「医療ポータル」なら、たくさんの病院にかかっている人の
医療費の無駄をなくすことができます。

日本の厚生省には、医師の資格を持った職員がいて、なんとか技官っていうんだけど、
医療に詳しい役人なのですが、とにかく待遇が悪いのです。
国会があると毎日深夜まで仕事で朝帰り、
おまけにすごく給料が安いのだそうです。
日本の医療を憂うような優秀な人材が集まらないわけです。
わざと集まらないようにしているのかもしれませんね。
改革や改善は役人にとっては面倒なだけですから。

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