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2017年10月31日火曜日

そろそろ薬のみましょうか

先日のCTで、肺の白い点や線が増えていたので、
薬を飲むことになりました。
少しずつ悪くなる病気だから、進行具合もこんなもんでしょう、ということです。
急に悪化した、ということではないようです。
でも、かなり無理した2年でした。
悪くなって当然と思っています。
これからはのんびりいきたいです。

前回はスタンダードの3種類でしたが、
今度は注射もしましょう、というのです。
注射は週2回より3回がいい、というのですが、
今の先生の医院だと遠いので、近くで病院を探す、ということになりました。
たまたま通りかかった所に、中くらいの病院があったので、
とりあえず電話をしてみました。
「非結核性抗酸菌症という病気なのですが、診ていただけますか」
しかし、先生は今日はお休みなので、
今度紹介状を持って診察してください、と言われました。
ということは、どこかの病院で診ている先生が、週に何回か来ているのでしょうか。

しかし、実際言ってみたら、そこは老人病院でした。
医師は「あなたが80歳だったら、がんばって診察するけどね」と言い、
くどくどと説明されましたが、
がんばらないと診察できないのなら、一言、うちでは診察できない、
と言えばいいのに。
こちらも専門ではない先生に無理して診てもらいたくはありません。
それで、救急もあって、先生もたくさんいて、入院もできて、
っていう病院がいいと思う、とその医師は言いました。
また探さなければ。

まあ、自信がないから診察できない、と正直に言う医師はないか。
そういえば、私がはじめにかかった呼吸器科のクリニックの先生は、
咳イコール喘息、というやぶ医者でした。
それでも物言いは自信にあふれていまいした(笑)
レントゲンも撮らないし、喘息の検査もしないで、喘息の薬を出しました。
肺がんだったら、治療が遅れて死んでしまうのに。

そういえば、昔、近所の耳鼻科に行った時に聞いた話ですが、
その病院のおじいちゃん先生が長い間診ていた患者さんが食道がんだったらしくて、
若先生が診てはじめて気が付いて病院を紹介したらしいです。
それからおじいちゃん先生は診察をしなくなった、ということです。
100歳の現役医師がよくテレビに出ていましたが、
賞賛されるべきなのか・・・ちょっと疑問。
車の運転と一緒ではないのかな。
運転する人はしたいだろうけど、こちらはちょっと心配です。

2017年10月27日金曜日

非結核性抗酸菌症治療の目安は

先日見つけた田中先生の非結核性抗酸菌症についての見解をまとめてみた。
・風邪をひくと悪化する
・大量排菌、症状が強くなったら投薬治療
・普通の生活をしていていい
・睡眠を十分にとり、ストレスを避け、規則正しい生活が大事。
・免疫を低下させないように
・高齢者の治療は、副作用より効果が大きいと考えられる時にする。
・病気の経過で出血することはよくある。
 短期間で治まるようなら経過をみるが、症状が悪くなるようなら治療をする
・治療は今すぐしないと手遅れになる、ということはないので
 医師とよく相談する
・肺は片方まるまる切除しても生活に支障はない
・出血が多いようなら、出血箇所を止める手術がある
 しかし、その後は薬の効きが悪くなる可能性がある
・薬で副作用が出たら、一旦投薬は中止する
・エサンブトールで目に障害でたら、薬の再開はしない
・薬が効けば、血痰も少なくなる、もしくはなくなる
・ストレスは病気の大敵
・治っても再度症状がでることがあります
・治療は2年間しますが、途中で止めてしまうと元に戻ってしまうことがあります
・レントゲンが悪くなくても、症状が悪化している場合は喀痰検査をして
 菌の量を確かめる
・免疫力が低下すると病気は進行します
・安静にしていても、していなくても、結果は同じ。
・息切れがなければ、体を動かした方が痰がきれやすい
・治療を再開するタイミングは、症状と菌量で判断する
・1回目の治療が効いた場合、2回目も有効
・治療の効果が落ちてきたら、耐性があると考え、
 抗生物質を変更する
・治療期間は、菌が減っている、症状がなくなる、など総合的に判断。
 2年、というだけでは決められない
・漢方で治ることはないが、症状は軽減される
 補中益気湯、清肺湯は多くの医療機関で処方される
・薬の副作用の聴力障害、視力障害は治らない
・1剤だけの服用では耐性を作ってしまう
・非結核性抗酸菌症は無症状で進行している場合があるので、
 経過観察は必ずしましょう
・喀血したからすぐ治療、というわけでもない
・エサンブトールが使えない時はグレースビットを投与することもある
・薬の治療により完全に治ることはないので、目標は菌量を減らし、
 生活に支障がないようにすること
・痰の改善には清肺湯、クリアナールが効果があることがある
・エサンブトールは視力が弱い人に使えない、ということではなく
 視神経に影響が出るのは1%~3%くらです。
・胃腸の弱い人は、胃腸薬や整腸剤を飲めば服用できる
・倦怠感が強くて仕事に支障が出るようでなければ、静養の必要はない
・短期間で進行する症状には治療をします
・激しい運動は増悪因子になる
・10年治療している人の場合、治療していなければかなり進行することが
 予想される。進行を抑えるための治療をすることもある。
 その場合、治療をやめたら、確実に進行する
・気管支拡張症があると、別の菌がさらに感染するリスクがある
・専門医であれば担当医を信じて治療を受けて
・薬剤の適合検査はあてにならないこともある
・病巣は血管が豊富で、出血しやすくなっている
・体を冷やすと血圧が上昇するので血管がはたんしやすくなるので、
 出血しやすいかもしれない、体は冷やさない方がいい
・咳をすると呼吸筋力が落ちるので、タンパク質を摂る、咳止めで咳を止める
・結核の入院施設のある病院なら、NTMの専門医がいます
・気管支拡張症は普通のレントゲンでは診断しにくい
・投薬治療には、画像所見、排菌量、自覚症状で検討する
・症例の多い大きい病院でも、症例の少ない病院でも、治療のガイドラインが
 あるので、それで治療をするので、呼吸器内科ならどこでも問題ない
・SM注射は痛いので、少量麻酔を混ぜておくと楽
・3剤が使えない場合、ニューキノロン系を変更することもあり
・ジェネリックということで、副作用がでる可能性もある
・エサンブトールの副作用をみるため、毎月眼科で検診したほうがいい
・空洞病変がある場合は積極的に治療する
・ストレプトマイシンは強力な抗菌作用がある。
 聴力に副作用がでるので、耳鼻科で定期的に検診を
・エサンブトールの副作用で手足のしびれもありうる
・良いと思われる漢方、補中益気湯、人参養栄湯、十全大補湯
・ストレプトマイシンの代わりにカナマイシンを服用することもある
・ニューキノロン系抗生物質の副作用で、光線過敏症あり
・咳がひどいと胃酸が逆流しやすく、それが咳を誘発することがある。
 この場合はPPIという制酸剤が効く
・病院を変えても診療方針はそんなに変わらないと思われる
・薬で発疹が出たら一旦止めて、少量で再開、それでも出るなら使えないということ
・免疫の60%は腸が作っているから、ヨーグルトや整腸剤を
・エリスロマイシンの単独療法は痰を減らせる症状緩和の可能性がある
 耐性を作りにくい薬なので、長期に飲めます
・喀血は気管支拡張症の症状で菌の量とは比例しない場合がある
・MAC症では炎症反応のCRPはあまり上昇しない。
 上昇しても、病気の勢いに比例するわけではない


質問者の中に、フルマラソンを走っている、という人がいたのに
驚きました。
そんなに体力あっても、病気が進行するなんて・・・
10年たっても画像の変化のない人は4分の1もいるそうです。
また、3剤をジェネリックに変えたとたん副作用が出た、という人も。
薬剤師さんは「そんなはずない」と言ったそうですが。
また19年間薬を飲み続けている人もいました。
さらに薬で治療している間は菌も出ないのに、薬を終了したとたんに
具合が悪くなる、というタイプがあるそうです。
この場合は一生のみ続ける、ということです。

2017年10月25日水曜日

グレースピッドはMAC症に効果があるのか

結論から言うと、効果がある、という論文などもありますが、
耐性ができてしまうから、ダメ、と私の主治医は言いました。
私は「ネットに、使っている人がいるって書いてありました」
と言うと先生は「長期で飲んでるの?」と言うので、
私「そう書いてありました」
先生「ダメだよ、耐性できるから」
というわけで、私は飲めないことになりました。

一つのキノロン系の抗菌薬に耐性ができると、
全てキノロン系の抗菌薬が効かなくなる、というのは怖いですね。
グレースピッドは、私が飲んだジェニナックの一つ上の抗菌薬です。
今回ジェニナックがなかったら大変なことになっていたかもしれません。
肺炎などに優れた効果があるようなので、
いざと言う時には頼りになる薬です。
こういう薬が効かなくなってしまうのは困ります。

でも非結核性抗酸菌症自体が治ってしまうのなら、
いいかな、と思えなくもないですが(笑)
高齢になったら肺炎で命を落とす人は多いので、
どっちを選ぶかですかね。

こちらには、日本人の論文でキノロン系の薬で2名の治療をしたら、
効果があった、という内容です。
Non tuberculous mycobacteriosishttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25796743
フルオロキノロンが新しい薬になるかもしれない、
と書かれています・・・が。

このフルオロキノロン系の薬には、アメリカFDAが、
副作用に対して警告を出し、ラベルに記載するように指示したというのです。
書いているのは日本人です。
http://pharmacist.hatenablog.com/entry/2016/08/04/FDA%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%83%B3%E7%B3%BB%E6%8A%97%E8%8F%8C%E8%96%AC%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%AD%A6%E5%91%8A
この警告が出されたのは2018年です。
警告の内容は、使用するのは、他の選択肢のない患者、
そして、副作用よりも利益の方が勝っている場合に限ること、となっています。
副作用は、動作、神経、筋肉、関節に起こり、
これらが永続的に続くことがある、ということです。
日本で販売されているのは、クラビット、シプロキサシン、アベロックス
タリビッドなどです。

日本ではこのような警告は出ていないようで、
ばんばん使われているようです。

2017年10月16日月曜日

抗生物質ジェニナックよく効く

私は非結核性抗酸菌症の持病があるため、風邪をこじらせると、
大変なことになります。
今回は、普通に風邪をひいて、治ったかな、
と思ってからしばらくしてから、ものすごい咳になり、
そのせいで気管支炎から出血したようで、
レバーのような血痰が出たりで大変でした。
秋は咳が出やすいのと、引っ越しでほこりっぽい中にいたことも原因かもしれません。

しかし、ジェニナックを10日ほど飲んだところ、
その風邪をひく前より、さらに良くなりました。
風邪をひく前は、だんだん持病が悪くなっていたようで、
喉のあたりに痰が上がってくるので、
一日に何度も咳払いをする必要がありました。
朝起きると、必ず少し咳が出ました。
日中も少し軽い咳がでていました。

ジェニナックを飲んでからは、痰もほとんど感じないし、
咳もほとんど出なくなりました。
ずっと飲んでいたら、持病も吹き飛んでしまうのでは、と思いますが、
先生は「いつまでも飲んでいていい薬ではない」
と言います。

ジェニナックはキノロン系の抗菌薬です。
そういえば、以前もキノロン系の抗菌薬に救われたことがありました。
非結核性抗酸菌症を診断されて1年くらいした時のことです。
当時私は1年ほど、ひどい咳が止まらなくて、
毎日毎日本当に困っていました。
当時の先生は咳を止めるでもなく、
薬を飲むでもなく、という経過観察中でした。
その時も風邪をこじらせて大変なことになり、
近くの病院に行って、普通に風邪薬をもらいました、
それがキノロン系の抗菌薬でした(名前は忘れてしまいましたが)
その薬のおかげで、1年も止まらなかった咳はとまりました。
今思えば、なんとかして咳を止めてもらいたかったのに、
なんで通院してたのに、なんにもしてくれなかったのかな。
不思議です。
でも、偶然ですが、咳を止めることができて良かった。
だからキノロン系の抗菌薬は大好きです。

2017年10月14日土曜日

非結核性抗酸菌症でグレースビット

国立病院機構京都医療センターで、グレースビットが
非結核性抗酸菌症に効くかの臨床試験が行われた、
というファイルです
http://www.hosp.go.jp/~kyotolan/img/img/guide/medicalinfo/pulmonology/pdf/rinshou_01-1.pdf

こちらには、グレースビット(シタフロキサシン)が
MACの発育を阻止する効果が高い、と書かれています。
しかし治療データは世界的に乏しいため、
これからデータを集積していく、ということです。
すでに非結核性抗酸菌症の治療にも使われている、ということです。

グレースビットは第一三共製薬株式会社の製品です。
第一三共は世界に先駆け、2008年日本で発売しました。
http://www.kegg.jp/medicus-bin/japic_med?japic_code=00054489
適応症は咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、
慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、腎盂腎炎、中耳炎、副鼻腔炎など。

グレースビットは細菌のDNAの合成複製を抑制し、
最近の増殖を抑える抗菌薬です。
グレースビットは他のニューキノロン系の抗菌薬よりも、
高い酵素阻害活性を示します。
http://xn--rbt9ni59fe5e.com/%E6%8A%97%E7%94%9F%E7%89%A9%E8%B3%AA/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88.html

副作用は、下痢軟便が高頻度にある。
ニューキノロン系はロキソニン、ブルフェン、オペンなどと同時に服用すると、
けいれんを起こすことがあります。
また、マグネシウム製剤と一緒に飲むと、吸収を阻害していしまいます。

注意として、耐性菌がでないように最小限の投与期間にすること、
と書かれているのですが。
既存の抗生物質は耐性菌が存在するわけですが、
既存の抗生物質でも、まだまだ治療ができるような病気に
この抗生物質をわざわざ使うのをやめたら良いのではないでしょうか。

効くから、と町の耳鼻科で、軽度な中耳炎にこの抗生物質を使う必要は
ないでしょう。
いろいろな抗生物質でも治らなかったら、この抗生物質を使う、
という風にすればよいのではないでしょうか。
しかし、それでは、薬の開発にかかった費用が回収できませんから、
やはりどんどん使われてしまって、やがて耐性菌ができてしまう、
ということになりそうです。

ほっておいても治るような、命に関わることのないような症状に、
この薬を使うことがないといいのに。
抗生物質でしか治らない、難治性の病気の人もいるのにねえ。

2017年10月11日水曜日

非結核性抗酸菌症、喀血するわけ

私も喀血しましたが、あわててしまいました。
しかし、すぐ死ぬわけでもないようで、ひと安心。
非結核性抗酸菌症は気管支拡張症を併発することが多く、
拡張した気管支粘膜の充血したところから、何かのきっかけで
出血することがあるそうです。
レントゲンCTで病状が悪くない場合は、このような理由もかんがえられる、
ということです。
http://cl-tanaka.com/topics/kokyuki/%E9%9D%9E%E5%AE%9A%E5%9E%8B%E6%8A%97%E9%85%B8%E8%8F%8C%E7%97%87.html

また、血痰も同様で、経過観察中に時々血痰がでることがあるそうですが、
その場合も、非結核性抗酸菌症が悪化しているわけではないことがあるそうです。
でも、中には悪化もあるので、診察してもらいましょう。

ですから、気管から出血したからと言って、
非結核性抗酸菌症がひどく悪化した、とはかぎらないそうです。
風邪をひくと出血しやすくなるので、注意が必要です。
そういえば、前に診ていただいていた先生は、
帰る時に必ず「風邪をひかないように」と言ってくれました。
呼吸器の持病に風邪は大敵のようです。

2017年10月10日火曜日

抗生物質ジェニナック

先日血を少し吐いたのは、感染症であろう、ということで、
ジェニナックを飲んでいます。
これが劇的に効きました。
数か月前から、一日に何度も咳ばらいをしないといられないほど痰がからんで
いたのですが、これがかなり改善しました。

ジェニナックのついてこちらに詳しく書かれています。
https://minacolor.com/brands/1500/articles/2507/
ひことでまとめると、副作用はあるものの、すごく効き目のある抗菌薬です。

なにしろ耐性菌にも効くことが確認されているのです。
他の抗生物質などで効果のなかった人に効果がでています。
そしてさまざまな感染症にも有効です。
マイコプラズマ、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、肺炎、中耳炎、副鼻腔炎。
そして、慢性呼吸器疾患の二次感染に有効、ということで、
今回私の症状が改善したのでしょう。
風邪が悪化した時に飲むと効果が実感できるようです。
さらに、他の抗菌薬よりも早く効くという結果もでています。

飲み方は1日1回、この飲み方で最大の効果を出します。
この薬は、飲み合わせに注意するものがいくつもあるので、
処方された時に薬剤師さんが注意してくれなかったら大変です。
一緒に飲んではいけないものには、
ロキソニン、ボルタレン、イブプロフェン。
キノロン系の抗菌薬はどれも解熱鎮痛剤と一緒に飲んではいけないのです。
まれにけいれんを起こすそうです。

咳止めのテオドールであるテオフィリン、降圧剤、利尿剤、血糖降圧剤、
ワルファリン、不整脈薬も禁止です。

ジェニナックの効き目を弱めるものがあります、
ミネラル系のビタミンです。
鉄分、マグネシウム、アルミニウム、カルシウム、亜鉛、などは
ジェニナック服用2時間前後は飲まないようにしましょう。
副作用で多いのは下痢なので、整腸剤を一緒に処方してもらえるといいですね。
将来的には非結核性抗酸菌症の治療薬の候補にもなりそうです。

2017年10月9日月曜日

都営住宅の自治会

一言で言って、ここはやばいです。
自治会費は1000円から5000円までいろいろらしいです。
草むしりに出ないと、ペナルティとして、2000円も取られます。
階段の掃除、ゴミ捨て場の掃除当番が年に数回回ってきます。
自転車置き場は、偉そうにしているお婆さんに勝手に決められました。

私が初めて部屋を見にきた時、偶然会ったお婆さんが、
「自転車には目印のテープを張るのよ」と教えてくれました。
しかし、2回目来たときには、まだ貼っていませんでした。
3回目に来た時、ドアには張り紙がしてありました。
「自転車にはテープを張ってください、きまりですから」と。
・・・・怖すぎる。
(でも、テープの貼ってない自転車がいくつも駐輪してあります)

あのお婆さんと会ったのは、偶然ではありませんでした。
どうやら、あの婆さんは、いつも外に気を配っているようです。
なぜなら、私が下に降りると、必ずいるのです。
毎日会います。
でも、いつも外にいるわけではありません。
時には上まで上がってきて、部屋の前にいることもありました。
そしてこう言います「自治会は何よりも大事なんだから」と。
怖いです。

そもそも自治会は「任意団体」です。
PTAと同じで、入りたくない人は入る必要のない団体です。
なのに、都営住宅の入居説明会では
「自治会には入会してください」と言い、大事な書類と一緒に、
黄色い紙の、自治会役員に渡す紙を配ります。

それで私は、都営住宅のサービスセンターで、このことを聞いてみました。
「草取りの罰金2000円、こんなことしてもいいのでしょうか?」
担当者は「自治会内部のことなので、こちらでは口出しできない」と言います。
私は「でも、入居説明会で、自治会に入るように、言われましたが。
 都では対応できない組織に入会してくださいと言うのは
 無責任ではないですか?」
担当者「一緒に住む人たちで協力してください、ということですから」
東京都で入会してください、と言っておきながら、
トラブルがあったら、都は関係ありません、だそうです。

私に「決まりですから」と張り紙をしたFさんは、
廊下で猫に餌やりをしています。
餌やりは禁止です、それが都の「きまり」です。

自治会の役員に、都から渡されたプリントを持って行くと、
役員の部屋には猫がいて、役員は「出たらダメよ、ミーちゃん」
と言って、猫を隠すでもありませんでした。
当然ペットは禁止の「きまり」があります。
下の階では犬の鳴き声がしました。
これに都の担当者は「そういうことなら、ちゃんと指導に行きますよ、
 でもね、どこの団地でも、そういう人は沢山いるんでね」
と半ばあきらめモード。
私としては、彼らが「きまり」を守らくても別にいい。
でも、「きまり」を守れない人に、他人に文句を言う資格はない。

2017年10月6日金曜日

非結核性抗酸菌症、今後の展望

という記事を発見しました。
https://medicalnote.jp/contents/160414-005-SX
福岡大学病院の先生が書いています。

この中で、現存の3剤での治療ではなく、
副作用の多いリファンピシンではなく、
キノロン系の抗菌薬を加えた3剤での治療が検討されている、
と書かれています。
キノロン系の抗菌薬は、抗生物質ではなく抗菌薬と言われます。
2016年、キノロン系のクラビットが、結核の薬として承認されたそうです。
ということは、クラビットの結核に対する効果が認められている、
ということです。
だったら、非結核性抗酸菌症にも有効だと思われます。
この記事の医師がそのように書いています。
しかし、クラビットの非結核性抗酸菌症に対する保険適応が認められていない
ので、治療に使えない、と書かれています、2016年の記事です。

先日見つけたブログの中で、この病気の患者さんは、
クラリスが使えないので、グレースビットとエリスロシンで治療をしている、
と書いていました。
グレースビットはキノロン系の抗菌薬で、クラビットを改良して
作られています。
先ほどの医師はクラビットは保険適応外と書いていましたが、
その後何か制度が変わったのかもしれません。

グレースビットはクラビットを改良している、と言うことで、
とても抗菌力が強いのが特徴です。
http://medicaladver.com/2013/07/%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%EF%BC%8F%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%A8%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84/
いろいろな細菌に有効で、副作用も少ないとされています。
クラビットはその優秀性から、長年に渡って処方されてきたため、
最近は耐性を示すケースが増えてきました。
改良型のグレースビットは、その点も改良されているので、
クラビットに耐性のある菌でも、効果を発揮します。

こちらの田中先生は、エサンブトールが使えない患者さんには、
グレースビットを投与している、と言っています。
http://cl-tanaka.com/topics/kokyuki/%E9%9D%9E%E5%AE%9A%E5%9E%8B%E6%8A%97%E9%85%B8%E8%8F%8C%E7%97%87.html
この先生のサイトでは、沢山の患者さんが、病気について質問していて、
先生は親切に答えています。
とても長いので、私は全部読めていませんが、最近の質問は3日前です。
このサイトは今でも生きていますね。

実際飲んでいる方、他にもいました。
https://ameblo.jp/asariko0814/entry-12280858762.html
グレースビットはジェネリックがないので、薬価が高いそうです。

昔から気になっていたキノロン系。
何年か前に1年ほど咳をしていた時に、その頑固な咳を止めてくれたのが、
キノロン系の抗菌薬でした。
そして先週、咳がひどくなり、痰がからんで大変だったのですが、
これを直してくれたのもキノロン系の抗菌薬「ジェニナック」です。
私も今度の治療には使ってみたいな。
先生に相談してみよう。

2017年10月4日水曜日

古い都営住宅は網戸も、なにもない。

もともと都営住宅の部屋にはなにもないのですが、
もちろん網戸もありません。
近くのお店に聞いたところ、網戸1枚1万5千円くらいするそうです。
古い団地だと、網戸のレールすらないのだそうです。
その場合は戸の内側に付けるので、高くなるそうです
一般のマンションみたいにエアコン、ガスコンロも当然ありません。

新しい都営ならお湯は蛇口から出るし、
当然ドアフォンもあります。
しかし古いと、湯沸かし器も自分で付けないといけません。
ドアフォンは65歳以上なら、都で付けてくれるそうです。
それはちゃんと外と会話もできるタイプです。
しかし、うちは自分で工事のいらないワイヤレスを2千円で買うことになりました」。

昔の都営住宅にはお風呂がなかったそうです。
お隣さんは「昔で、風呂の設置に40万円もしたんだよ」と言いました。
今でもお風呂のない都営もあるそうです。
そういう所は、月2000円払うとお風呂が付くという話です。

風呂場には窓も換気扇もありません。
換気扇も自分で買いました。
トイレにも換気扇はありません。
私は風呂用換気扇を自分で付けることにしました。
カビが心配なので、除湿器も買わないと。

トイレには、ふたもありません。
これは新しい都営でもありませんけどね。
子どもが小さい時はうちも開けっ放しでしたけど、
そのせいか、湿気で壁紙にシミができてしまいました。
ふたは閉めておいた方がいいようです。

ドアの鍵は一つでは心配です、
でも補助鍵は4万円もするので、
鍵の会社では「問い合わせはたくさんあるのですが、4万円と高いので、
実際付ける人はほとんどいません」ということでした。

私はネットで「もどキー」という商品を見つけました。
ドアの外に偽のカギ穴を張り付ける、という商品です。
鍵穴は開いていないので、プロの空き巣などにはわかってしまうかもしれませんが、
とりあえずパッと見た感じでは、鍵が二つ付いてるように見えます。
2千円、アマゾンで私も買いました。

家賃2万円だから、ボロでも我慢です。
共産党が都議会で、最近新しい都営住宅を作っていないのは都政の怠慢だ、
などと言っていますが、今は古い都営の建て替えをしているのです。
私の団地は、東北の震災で、あれだけ揺れたのに、
よく壊れなかったな、と思うほどボロです。
すでに築50年、ボロボロです。
それでも数年前にエレベーターを付けたので、しばらくは建て替えないでしょう。