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2017年10月25日水曜日

グレースピッドはMAC症に効果があるのか

結論から言うと、効果がある、という論文などもありますが、
耐性ができてしまうから、ダメ、と私の主治医は言いました。
私は「ネットに、使っている人がいるって書いてありました」
と言うと先生は「長期で飲んでるの?」と言うので、
私「そう書いてありました」
先生「ダメだよ、耐性できるから」
というわけで、私は飲めないことになりました。

一つのキノロン系の抗菌薬に耐性ができると、
全てキノロン系の抗菌薬が効かなくなる、というのは怖いですね。
グレースピッドは、私が飲んだジェニナックの一つ上の抗菌薬です。
今回ジェニナックがなかったら大変なことになっていたかもしれません。
肺炎などに優れた効果があるようなので、
いざと言う時には頼りになる薬です。
こういう薬が効かなくなってしまうのは困ります。

でも非結核性抗酸菌症自体が治ってしまうのなら、
いいかな、と思えなくもないですが(笑)
高齢になったら肺炎で命を落とす人は多いので、
どっちを選ぶかですかね。

こちらには、日本人の論文でキノロン系の薬で2名の治療をしたら、
効果があった、という内容です。
Non tuberculous mycobacteriosishttps://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25796743
フルオロキノロンが新しい薬になるかもしれない、
と書かれています・・・が。

このフルオロキノロン系の薬には、アメリカFDAが、
副作用に対して警告を出し、ラベルに記載するように指示したというのです。
書いているのは日本人です。
http://pharmacist.hatenablog.com/entry/2016/08/04/FDA%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%AA%E3%83%AD%E3%82%AD%E3%83%8E%E3%83%AD%E3%83%B3%E7%B3%BB%E6%8A%97%E8%8F%8C%E8%96%AC%E3%81%B8%E3%81%AE%E8%AD%A6%E5%91%8A
この警告が出されたのは2018年です。
警告の内容は、使用するのは、他の選択肢のない患者、
そして、副作用よりも利益の方が勝っている場合に限ること、となっています。
副作用は、動作、神経、筋肉、関節に起こり、
これらが永続的に続くことがある、ということです。
日本で販売されているのは、クラビット、シプロキサシン、アベロックス
タリビッドなどです。

日本ではこのような警告は出ていないようで、
ばんばん使われているようです。

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