骨の中にある「骨細胞」が血を造るもとの細胞(造血管細胞)を
コントロールしていることを
日本の岡山大学と神戸大学の研究者が発見した
http://www.okayama-u.ac.jp/tp/release/release_id40.html
簡単に言うと、血液を造るのは骨の中の細胞で、これを活発にするには
骨細胞を活性化させるには
縄とびのようなドスンと重力を感じる運動をするといい、ということかな
英語のサイトでの記事も多く、アメリカの「Cell」という最高峰の学術雑誌の姉妹紙
「Cell stem cell」にもこの研究は掲載された
骨細胞は骨の主成分で、骨の90~95%を占めている細胞です
この細胞が骨を新しくする活動などにかかわっているとされています
骨の作り出す物質が臓器をコントロールしている
ということも明らかになりつつあります
赤血球、白血球、血小板を造っている所は骨髄です
(骨髄は骨の中心部にある海綿状の組織です)
そしてここで免疫細胞も造られています
しかし、全ての骨で血が造られるのではなく
胸骨、肋骨、脊髄、骨盤などの体の中心にある骨で主に作られるが
そのメカニズムは完全に解明されてはいないという
白血病のような血液の病気で、骨髄移植という治療があるのは有名ですよね
今回の研究では骨細胞をなくしたマウスでは、血液が全く造れなかった
ということから、骨細胞が血液を造る上で、重要な働きをしていることがわかった
この研究は、骨の中にある細胞が、血液の基になる細胞(造血幹細胞)を
コントロールしている、ということを示した初めての研究だという
この研究により、血液を造るシステムが、骨、神経、などのいろいろな臓器に
かかわっているということがわかったという
そしてこの研究をした神戸大学の片山講師が発表した
骨細胞が体の免疫を育てる、という研究を
NHKの「ためしてガッテン」でおおげさに放送していましたが
この研究は英語のサイトではほとんど扱われていませんでした
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20131018/
免疫という言葉にひかれて調べ始めたのですが
そういうこともある、という感じでした
こちらが大学のサイトです
http://www.jst.go.jp/pr/announce/20131018/
だったら、貧血も、免疫も、この骨細胞を元気にすればいいのではないでしょうか
それにはやはり、運動です
それも、骨に重力がかかる運動
エアロビクスより、バレーボール、もっといいのは重量上げですが
それは無理なので、1日30分のウォーキングでいいそうです
ウォーキングは、かかとから着地して、体が重力を感じるようにします
つま先を地面につけたまま、かかとを上げ下げすれば
電車を待つ時間にでもできそうですね
寝たきりのように、重力を感じないでいると
骨は10倍の速さでもろくなるそうです
少し前のニュースで「病気を防ぐ万病の予防薬は運動」というのがありましたが
こうやって説明されれば、なるほど、と納得できますhttp://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://fitness.mercola.com/sites/fitness/archive/2014/01/10/exercise-preventive-drug.aspx&prev=/search?q%3DThe%2Bbest%2Bmedicine%2Bis%2Bexercise%26rlz%3D1C1LENN_enJP530JP531%26espv%3D210%26es_sm%3D93
1週間に2時間半の運動が必要だと書かれています
どんな病気にどのように効果があるか、などが書かれています
そして長時間座っている場合、15分ごとに立ち上がろう
とNASAの研究者は言っています
運動は更年期障害にもいいそうです
貧血にはほうれん草、いつの時代の話やねん・・・・
ということになりましたね
重度の貧血の方は、お医者さんに相談してください
関連記事:非結核性抗酸菌症に貧血は大敵
http://unyunenemama.blogspot.jp/2014/02/blog-post_11.html
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