この新しい抗生物質「Sirturo」これは商品名、薬の名前は「bedaquiline」
コードネームは「TMC207」及び「R207910」
2014年3月ヨーロッパでの販売が承認された。
作ったのは製薬会社ヤンセンファーマ(janssen)ジョンソン・エンド・ジョンソンの子会社です
日本語の記事を見つけられなかったので、
日本語の正確な読み方がわかりません。
この薬は2013年にロシアでも承認されています
申請が出されているのは韓国、中国、南アフリカ、インド、タイ、ベトナム
日本では申請もされていません、残念ながら・・・
「Sirturo」はアメリカではFDAが2012年12月に多剤耐性肺結核の治療に使う
薬のひとつとして認可しました
アメリカでは40年ぶりの新しい抗生物質だという
この薬は結核菌が必要とする酵素を阻害して、治療効果をだす
多剤耐性とは主に、イソニアジドとリファンピンに耐性ができた場合です
副作用として、心臓の異常な心拍数が薬の箱にも書かれています
これによる死亡の報告もあるようだが、病気での死亡なのか疑問視されている
FDAのホームページです
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.fda.gov/NewsEvents/Newsroom/PressAnnouncements/ucm333695.htm&prev=/search%3Fq%3Dbedaquiline%2Bfda%26biw%3D1093%26bih%3D515
WHOでは、この抗生物質と、日本の大塚製薬のデラマニドに
今まで治療が困難だった、世界中の多剤耐性結核の治療に明かりがともった
と期待しています
普通の結核の治療ではなく、ほかにどうしようもない時に使うということです
飲み方は、400㎎を1日1回 2週間、その後は
200㎎を週3回 22週間
食事と一緒に、と書かれていますが、日本なら食後だと思います
はかの結核治療薬との組み合わせが必要
「Sirturo」は非結核性抗酸菌による感染の治療にも適応していますが
安全性と有効性が確認されていないので、お勧めはしません、と書かれています
こちらにとても詳しく書かれています
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.sirturo.com/sites/default/files/pdf/sirturo-pi.pdf&prev=/search%3Fq%3Dsirturo%26biw%3D1093%26bih%3D515
追記、非結核性抗酸菌症にも効果があることが実験でわかりました。
関連記事:非結核性抗酸菌症の新しい抗生物質(ぺダキリン)
http://unyunenemama.blogspot.jp/2015/05/blog-post_30.html
関連記事:新しい抗生物質、日本の製薬会社が作った「デラマニド」
http://unyunenemama.blogspot.jp/2014/01/blog-post_3777.html
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