カルフォルニア大学、サンフランシスコ校の研究では
ゲームは老人の精神的スキルを向上させる脳の部分を助けることができるという
http://medicalxpress.com/news/2014-04-video-games-brain.html
この研究はネイチャーに掲載された
研究では、60~85歳のボランティアに、3D仮想空間のゲームをしてもらった
道路がねじまがったりする丘を、ドライブする中で
プレイヤーは、車の速度と方向をコントロールする
そして、途中にある道路標識の中で、特定のものがあった場合のみボタンを押す
この実験でゲームを長時間プレーした人では
短期記憶の向上、同時にいくつかの作業をする能力に向上がみられた
これらの練習をした高齢者は、練習をしなかった20代よりもゲームの成績がよかった
そしてこの高齢者たちは、この能力を
練習することなく、6ヶ月維持した
ゲームは簡単に取り入れられ、神経に効果があがる便利なものだということが
この実験からわかった、と研究者は言う
ドイツ、シャリテ大学病院の研究では、スーパーマリオ64をプレーした人と
そうでない人の脳の比較が行われた
ゲームをした人の脳では、脳神経の集まった灰白質の大きさが大きくなっていた
これはMRIで確認された
この変化は、右海馬と右前頭前野と小脳でもおこっていた
これらの脳の部分は、空間認識や記憶形成、戦略的計画性
手の細かい動きなどをつかさどる
そしてとても興味深いことに、この実験に参加したがった人ほど
変化が大きく現れたことだった
効果はやる気と楽しみ方に比例する、っていうことでしょうか
http://medicalxpress.com/news/2013-10-video-gaming-beneficial-brain.html#inlRlv
さらに、ゲームを頻繁にする老人の方が、そうでない人より幸福感が高かった
という調査結果もあります
ノースカロライナ州立大学は、63歳以上の140人を調査した
61%は週に数回ゲームをして、31%は週に1回ゲームをした
ゲームを週に数回する人の方が幸福感が高く
ゲームをしない老人の方が、否定的な考えや、うつ状態が多く報告された
http://medicalxpress.com/news/2013-03-seniors-video-games-emotional-well-being.html#nRlv
はじめに書いたカルフォルニア大学と、ゲーム会社Akiliインタラクティブラボ株式会社は
大手製薬会社ファイザーと一緒に、バイオマーカー(病状の指標)として使えるゲームソフトの
試験をはじめる、と発表した(2014年1月)
これはプロジェクトEVOと呼ばれている
契約によると、ファイザー社は、PET検査によって、被験者の脳にアミロイドが
あるのか、ないのか、の医学的検査を行います
このゲームは、注意力、意思決定、計画策定能力、認知能力を数値化し
その改善を目的に利用される予定です
http://translate.google.co.jp/translate?hl=ja&sl=en&u=http://www.prnewswire.com/news-releases/akili-interactive-labs-announces-partnership-with-pfizer-to-test-video-game-in-people-at-risk-of-alzheimers-disease-239412291.html&prev=/search%3Fq%3DVideo%2Bgames%2Bto%2Bimprove%2BAlzheimer%2527s%26biw%3D1093%26bih%3D515
老人ホームにゲーム機がずらっと並ぶ日がくるかもしれないですね。
孫と一緒にゲームをするおじいちゃんはボケない、とテレビで放送されないと無理でしょうが。
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