Translate

2016年2月25日木曜日

薬剤師さんのブログ

前回の私のブログで紹介した薬剤師さんのブログを読んでみた。
ん~これは全部読まねば、と思った。
このブログ第一回には、こんなことが。
http://drugstore.hatenablog.com/entry/2014/12/12/231900

薬学部では「患者さんのためを考えて」と教えられる、
・・そうでしょう。
しかしドラッグストアでは「高い方の薬を売ってください」
と店長に怒られたのだそうです。

洋服店や、家具屋さんならそうでしょう、
お店なんだから、利益追求してあたりまえ、高額商品売ってナンボです。
でも、ドラッグストアは薬なんですけど、
人によっては、体質に合わないとか、飲んでいる薬との飲み合わせとか、
いろいろあるでしょ?
命に関わるでしょう。
そのための国家資格じゃないですか。
ここで商売根性だされては、困ります。

店で売りたい薬というのがあるようなので、ある薬を強く薦められたら、
これを聞くように、と書かれています。
・「どうしてこの薬がいいのですか?」と理由を聞く
・他の商品を手にとって、ほかとは、何が違うのですか?

今は、国が健康保険料を減らすために、
国民がなるべく病院に行かないで、ドラッグストアで薬を買って、
病気を治すようにしようとしているのです。
コンビニで薬を売るようになったのも、こういう理由でしょう。
ドラッグストアには、利益追求に走ってほしくありません。
もちろん全ての薬局がこんなだ、ということではありません。
本当に患者さんの心配をして薬を選んでくれる親切な薬局もあります。

この人も書いていますが、お店の名前は書けません。
それは、仕事に関する事はネットなどで公表してはいけないことになっているからです。
でも、企業はこれをいいことにして、
消費者に不利益になることを隠すことができるようになりました。
どこの会社も、言えないようなことが、一つや二つはあるものです。
でも、薬はヤキソバとは違うのだからね。
こういうことが積み重なって、健康を害してしまう人が出てしまうかもしれません。

こういう事を、お店に来た芸能人をツイッターにあげてしまうのと
一緒にしてはいけないと思います。
テレビでは、こういう行為をしたら、こんな酷い目にあうぞ、
と、高額な損害賠償を請求された従業員を見せしめにする報道があり、
世間でも、それに賛同するようになっています。

しかし、その陰で、会社が消費者を陥れるようなことをしていることを、
従業員が告発できないようなシステムが完成してしまいました。
この会社は、こんな酷いことをして、消費者をごまかしています、
ということを従業員はネットに書くことを禁止されているのです。
書いたらクビにするからね、という誓約書に署名捺印しているのです。

テレビでは、ネットにうっかりしてこんなことを書くと、こんな社会的制裁がある、
という報道をたくさんして、企業を守っているのです。
私は犯罪になるようなことについては書いていません。
犯罪は犯罪です、逮捕されて当然です。

ネットは本来、今まで知られなかったことを、みんで共有できるはずのものでした。
弱い消費者や労働者が情報を共有できるはずでした。
しかし、企業などに都合の悪いことは隠そう、隠そうとする力の方が勝っています。
ひどいめにあった従業員が自分の店の名前を書くことはできません。
こんな店で働いたらダメだよ、と店の名前を書くこともできません。
(すき屋の乱、以降、さらに厳しくなりました)
それでいてどの会社も、お客さんのクレームには異常に神経をとがらせています。
そのしわ寄せは従業員にくるのです。

テレビでネットの悪口が言えるのは、そう長くはないと思います。
すでに、ネット動画を流すだけの番組もあります。
世の中が変わるのは、さらに早くなるでしょう。

0 件のコメント: