北朝鮮のミサイル攻撃が、東京の都庁に着弾した場合の被害を、
イギリスが分析した結果が文春に掲載されているそうです。
http://bunshun.jp/articles/-/4196
それによると、東京ドームから世田谷までの範囲の全ての人が
3度のやけどを負う、ということです。
うちは埼玉よりだから、そこまでひどくはないでしょう。
でも、苦しんで生き残るより、一瞬で灰になりたい。
やけどの怖さは、先日深夜に再放送している「ER」という
アメリカ医療ドラマでやっていました。
患者は体の90%に3度のやけど。
医師たちは、助からない、と言いますが本人には告げません。
この話の怖い所は、重度のやけど患者は、すぐには死なない、ということろです。
医師はあと12時間、とか言うのですが、
そう、それまで生きているのです。
治療をしても、時間が経って、呼吸ができなくなり、やがて亡くなります。
ドラマでは、薬で痛みを抑えているので、患者は普通に話をします。
熱を吸い込んで、喉や気管を焼いていなければ、
話ができるほどです。
もしミサイルなどでのやけどであれば、
治療などできるはずはありませんので、
痛みに数時間苦しんでから死ぬことになります。
文春に掲載されたイギリスの研究では、負傷者281万人。
患者は時間とともに器官が動かなくなっていきます。
ドラマでは、はじめに、モルヒネの大量投与。
次は、足に血液が流れなくなるので、脚を縦に切開します。
神経が燃えてしまうので、痛みは感じない状態です。
次は呼吸ができなくなるので、人口呼吸器を付けます。
そして最期を待つのです。
救命ヘリのブログでは、3度のやけどが80%だった患者さんが、
元気に退院した、と書かれています。
次に90%のやけどを搬送、という話が書かれていますが、
その後はわかりません。
患者は腎不全で、透析が必要だそうです。
全身やけど80%の場合は、残った皮膚で移植をしますが、
足りない分は皮膚を培養して作って移植、これを繰り返すそうです。
女性だったら、生き残っても・・・と思いそうです。
もしミサイルでこのようなやけどを負った場合は病院も被災して治療はない、
と考えられます。
しかし、全身やけどだけではすぐには死亡しませんから、
ほどんどの人は数時間から数日、痛みとともに生きていることになります。
これが戦争、戦争反対です。
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