Translate

2015年9月15日火曜日

海外のたばこパッケージが怖い   

タバコの害なんて今さらね、と思うのだが、
日本のタバコのパッケージが美しすぎます。
世界の常識とはかけ離れている。
外国のタバコには、こんな気持ちの悪い写真がついているのが常識なのです。
本当に気持ちが悪いので、見るときは注意してください。
http://matome.naver.jp/odai/2138579129498309101?&page=1
この話をバイト先で学生にしたら
「へ~そうなんですか」という反応。
あれ、みんなが知ってるんじゃないんだ、と思って今回書いてみました。

WMA世界医師会がたばこの危険有害性について声明をだしている。
http://www.wma.net/en/30publications/10policies/h4/
その中で、タバコのパッケージに、健康への悪影響に対する警告文と絵が必要、
と書かれています。
日本のタバコには小さな字で健康に悪い影響がある、みたいなことがこそっと書いていある。
私も絶対に写真が必要だと思う。
海外のタバコには、肺がんになった肺の写真や、病気で苦しむ人、
酸素マスクをする子ども、手術の写真など、悲惨な写真がパッケージに描かれている。

アメリカFDAのサイトには、たばこのパッケージには、
絵によって健康被害を警告するように、と法律で決められた、と書かれています。
さらに、法律に基づいた次のような警告文が必要だ、とも書かれています。
そのままコピーしました。
  • 警告:タバコは中毒性があります。
  • 警告:タバコの煙は、あなたの子供に害を与えることができます。
  • 警告:タバコは致命的な肺疾患を引き起こします。
  • 警告:タバコはがんを引き起こします。
  • 警告:タバコは脳卒中や心臓病の原因となります。
  • 警告:妊娠中の喫煙は赤ちゃんに害を与えることができます。
  • 警告:喫煙はあなたを殺すことができます。
  • 警告:タバコの煙は非喫煙者に致命的な肺疾患を引き起こします。
  • 警告:禁煙は今大幅にあなたの健康に深刻な危険性を低減します。
日本のタバコにも、これくらい具体的に書いて欲しいものです。

中学の保健の教科書に「喫煙と健康」という章があるのですが、
「たばこの害について、正しい知識を身につけ、喫煙しないことが大事です」だなんて、
なまぬるい!こんな柔らかい表現じゃダメです。
上に書いたFDAを見習わないと。
美空ひばりさんはタバコの吸いすぎで間質性肺炎で呼吸不全となり亡くなっているそうです。
COPDはタバコ病とも言われ、肺が壊れて呼吸ができなくなる病気。
COPDは間質性肺炎をひきおこします。
肺炎とはいえ、余命を宣告される怖い病気、こういうことを教科書に書いてほしい。

日本の喫煙率は3割ほど。
しかし喫煙者の8割はタバコが1000円になったらやめる、と答えているという。
http://blog.canpan.info/nfkouhou/archive/167
タバコの値段は、先進国では1000円位が常識。
タバコの税収は2兆1千億円ですが。
各調査では、肺がんなどの医療費、それに伴う労働力の不足、
タバコが原因の火事による損失はそれをはるかに上回る。

昭和40年代の日本の男性の喫煙率は80%もあったのだという。
私の父も、私の前でタバコを吸っていましたが、その頃はそれが普通でした。
タバコには4000以上の発がん性のあるものも含めた化学物質が含まれていて、
受動喫煙として近くの人の健康を蝕んでいきます。
私の父も、私が子供の頃に私の前でタバコを吸っていましたから、
私が今肺疾患で困っているのも、そこに元凶があるのかもしれません。

喫煙が原因でなる病気で、あまり知られていないのが、バージャー病。
受動喫煙でも発症する。
患者は日本に1万人ほどいるという。
四肢の末端の血流が悪くなって、最悪手足の切断、という怖ろしい病気です。
歯周病菌はニコチンが好きなので、喫煙者は歯槽膿漏にもなる。

私の上の子が幼稚園の時、兄弟ですごいアレルギーの子がいました。
兄は喘息でよく入院していたし、
その妹は小麦アレルギーで、ほとんどのお菓子を食べることができませんでした。
友達がケーキやクッキーを食べていても、
その子はおせんべいとおにぎりしか食べられるものがないのです。
私はそのお母さんと雑談をしていた時に、
「子どもの前でタバコ吸う人ってなんなんだろうね」
と言ったことがありました。
しかし、ある時、公園でそのお母さんがタバコを吸っているところを見てしまったのです。
あらら。
子どもが苦しむ姿を見ても、
タバコってやめられないんですね。

0 件のコメント: