クイーンズランド工科大学の神経の研究者は、アルコール消費が多くておこる
脳の障害を改善する薬を発見した。
発見したと言っも、この薬は、中国と日本ですでに広く普通に使われている。
そして、それ以外の国では使われていない薬だった。
ラットの実験ではアルコール離脱に伴う不安を改善できるた。
その薬はタンドスピロン(商品名セディール)。
セロトニンに働きかけて不安を改善する薬だ。
https://kusuri-jouhou.com/medi/sleep/tandospirone.html
アルコールの大量摂取で、脳の神経は成長を妨げられる。
しかしこの薬によって、その障害を逆転できるという。
https://www.deccanchronicle.com/lifestyle/health-and-wellbeing/100218/heres-a-drug-that-could-reverse-alcohols-damaging-effects-on-brain.html
そしてこの薬はアルコール依存症でのアルコール離脱による
不安行動を停止されるのに有効だと示した。
日本で使われている抗不安薬はほとんどがベンゾジアゼピン系なのだが、
このセディールだけはニューロンに作用する薬で系統が違います。
この作用がアルコール依存症に有効なのです。
http://cocoromi-cl.jp/about/antianxiety
この病院のサイトは抗不安薬について詳しく書かれています。
近所に毎日何度もビール2本を買いに行く高齢男性がいます。
一人はどんどん痩せていきますし、
もう一人は最近ウイスキーの瓶を毎日買うようになりました。
家族がいないのか、いても何も言えないのかもしれません。
こういう人は酒は買っても食品は買わないのです。
セディールという薬を飲めば飲酒をやめられる、ということではないと言います。
飲酒を止める時の脳の異常な反応を抑えることができるというでけなので、
飲酒をやめるのは、やはり本人の意思、ということになります。
私はお酒を飲めないので、
お酒を止められないという状態が全く理解できません。
お酒は脳のニューロンには特に有害です。
脳の中枢神経系は数十億のニューロンでできています。
末梢神経はニューロンを含み、身体中に情報を運んでいます。
ニューロンは体の中でも特にアルコールに敏感です。
そしてアルコールがこれらの神経に接触すると、この細胞が変化し、
それによってその人の行動に変化が現れます。
http://sciencenetlinks.com/student-teacher-sheets/alcohol-and-your-brain/
簡単に言うと、脳が減速していくのです。
将来の痴呆症との関係が気になります。
子どもが、友達はみんなお酒を飲んだことがある、
と言います。
それも親が一緒に飲むというのです。
大人でも脳には影響があるのですから、
子どもに飲ませてはいけません。
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