厚生労働省は、風邪の小児科患者に抗生物質を出さなければ、
診療報酬80点、800円を請求できるように診療報酬を改定するという。
https://www.asahi.com/articles/ASL277TGNL27ULBJ020.html
これによって抗生物質の使用を減らしていきたい、とのことですが、
これは3歳未満の患者に限られていて、
まだまだ本気でやってないな、という感じです。
それに加えて、病院内で耐性菌に関する教育を行うことにも報酬を出す
現在病院では、風邪の患者の6割以上に抗生物質を出しているという。
風邪の原因の9割はウイルスが原因のため、
この抗生物質の大半は無駄に投与されていることになる。
小児科では鼻水などが10日間以上続き、咳もある、39度以上の熱と、
膿状の鼻水が3日以上続く時、抗生物質の投与を考える、
ということになっているようですが、
実際はちょっと熱がある、鼻が出始めた、
くらいですぐ抗生物質を出しますよね。
2015年に病院で見つかった黄色ブドウ球菌の約半数は耐性菌だった、
という怖ろしい状態です。
よく出される抗生物質は、フロモックス、クラビット、クラリス
があげられています。
よく使われている、ということは、これらが効果をなくす日が近い、
ということです。
日本は、2015年の世界保健総会で、
薬剤耐性にたいするアクションを2017年までに実行するように
求められていました。
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