免疫細胞である「NK細胞」ナチュラルキラー細胞を活性化させるには、
笑いがいい、という研究です。
「はたらく細胞」では、NK細胞は無敵のお姉さんで、癌細胞をやっつけてくれます。
このお姉さんが「私は笑うと元気がでるのよ」と言います。
この研究は「森・西田クリニック主催のお笑い健康講座」の参加者の中から、
希望した27名のデータが使われています。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/warai/8/0/8_KJ00003259155/_pdf
この研究では、笑う30分前と、笑った30分後でNK細胞の検査をします。
笑うと言っても爆笑からほほ笑む程度とありますので、
まずは笑ったレベルを調査します。
この研究では、最高に笑ったのを100として、
ほとんどの人が85~100の笑いであった。
笑いをあまり実感しなかったグループのNK細胞増加活性変化度は1.5なのに
対して、笑いを強く感じたグループは5.5と増加していた。
笑いを強く感じた方が活性化する、ということです。
NK細胞は自然免疫の中心的役割を果たしているから、
この活性が免疫免疫機能を示すひとつの指標になりうるということです。
つまり笑うと免疫機能が活性化する、と言ってよいのではないか、
ということです。
反対にNK細胞はストレスで変化する、ということが最近言われています。
精神的、肉体的ストレスが免疫の敵、ということです。
さらにNK細胞の働きは10代後半を境に低下して、
50代を過ぎるとピークの半分になってしまいます。
高齢者に癌患者が多いのはそのためなのです。
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