最近よく言われる人生100年。
でも90歳過ぎるとほとんどの人は痴呆状態だという。
介護の仕事に詳しい人が言っていました。
介護施設には100歳は普通に沢山いるそうです。
介護の勉強をしていてテキストに書かれていた文章が目に留まった。
施設に入居している人の買い物についての記述です。
「入所者や利用者は、施設内での販売であっても、外とつながる
雰囲気を味わうことができる数少ない機会です。」
外の世界とは隔離されている、ということですね。
私が2人目を産んだ時、1週間前から入院して、
それからまた5日入院したけど、
窓から外を見た時、外を行き交う人達を見て、
閉じ込められてる感がすごくあって、
早く娑婆に出たい(笑)と思ったのを思い出します。
でもその時はすぐ退院できると思っていたから、
老後に施設に入る人の気持ちは理解できるものではないと思います。
もう出られない、ってことだものね。
昔プラネタリウムに行った時、重度障害者の子供を連れてきている家族がいて、
その子は移動できるベッドのようなものに乗っていて、
チューブも繋がっていたけど、
いつも普通の子供のように出かているようでした。
この子は幸せだな、と思います。
老人をこのように外出させている例は見たことがないから、
年をとって不自由になったら、普通の買い物さえできなくなるのですね。
私のいとこも、施設は100人以上待っているから入れない、と
階段から落ちて要介護になったおばさんの介護で頭を抱えていたけど、
施設に入る人の気持ちってどうなんだろう。
施設で生活するってどうなんだろう。
私は絶対はいりたくない、と、この文章を読んで思いました。
好きな時にどこへでも行かれるって、ものすごく幸せなことなんだ。
ちょっとした買い物が自分でできるって、それだけですごい幸せなんだね。
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