Translate

2019年5月5日日曜日

病院ラジオ

「病院ラジオ」という番組を見た。
え?何?と思ってつい見てしまった。
たまたまその回は小児病棟だったので、
大人とは違った雰囲気だったのかもしれない。
はじめに思ったのは、よくこの企画が通ったよな、ということ。

病院内でラジオ放送をする、という内容。
お笑い芸人が司会で、入院患者がゲスト、という構成。
病気ってすごいデリケートなことなのに、
子どもたちは名前と病名を告げて、普通に笑いながら話していた。
大人だったらどうなるんだろう。

子どもたちは、産まれた時からその重い病気を持っているようで、
病気、入院、手術が日常であるかのようだった。
大人より、病気であることの苦しみをクリアできている。
とても不思議な空気だった。

大人だったら、自分だけが苦しんでいる、死んでしまいたい、
などの思いに至ることもあるのではないか、と思いながら見ていた。
司会は「聞いたことのない病名ばかり」と言っていたが、
治療法が確定されていない病気も無数にあるだろう。
私の病気、非結核性抗酸菌症は、治療法が確定していても、
その治療で治らない、なんて病気だってあるのだ。

司会のふたりの言葉の選び方がとてもうまいと思った。
でもそれは、細心の注意を払って言葉を選んでいるからなんだろう。
このふたり、よくこんな大変な仕事をうけたなぁ、と感心する。

私は持病もあるし、高齢者の仕事をしているので、
私にとっても病気は日常だ。
病気を持っていない高齢者なんてほとんどいない。
病気と言っても、薬を飲む、なんて程度ではない。
食事が摂れない、動けない、ほとんど意識がないレベル。
でも入院はもうしない、という感じだ。
日本は高齢者の治療をしすぎだから、
これでもさんざん治療してやっと治療をやめた、というところ。

病気は、かわいそうなのだろうか。
日本人の自殺では、病気を苦にして、というものが多いという。
ある少女は「なっちゃったから、しょうがないかな」と言っていた。
なぜ生きるのかを考える番組なのかな?
病院の中って一種独特な世界だからね。
健康はすばらしい、という啓蒙で医療費を減らそう、という趣旨かもしれない。
こういう番組は若い人にこそ見てもらいたいけど、見ないだろうな。

0 件のコメント: