きのうの続きです。
昨日書いた病院の先生は、仏様のような人でした。
神様じゃなくて、仏様なのは、先生のお顔を見ればわかります。
診てくれました、これからも診てくれるそうです。
私の書いた手紙を読んで「大変だったね」と笑って言ってくれました。
もう涙が止まりませんでした。
医療の半分は気持ちでできている、と確信しました。
なんかもう大丈夫だと思えます、まだ何もしていないのに。
この病院は予約はいりません。
住宅地にある普通のクリニックですが、待合室の時計には、
先生のいた大学病院の名前と、先生の名前の下に教授、と書かれています。
非結核性抗酸菌症についてもすごく詳しくて、この日は少しだけ話してくれました。
大きい病院の先生にいろいろ聞いてるでしょ、と言われましたが、
何も言ってくれないから自分で調べました、と言いました。
この日はレントゲンと、アレルギーの採血をして、
咳の薬を出してもらいました。
CTを撮ったのが1年前なので、検査をする専門のクリニックがあるので、
そこで来週CTを撮る予約をしました。
あとは今までかかっていた病院から検査結果をもらってくればいい、と言ってくれました。
今までの画像をみれば、病気が進行しているか、わかるそうです。
先生は「この病気は治らないから、うまく付き合っていかないとね」
と言い、人によって病気の進み具合が全く違うから、
その人にあった治療をしないと、と言います。
これからは私オーダーメイドの治療を先生が考えてくれます。
人によっては、なんにもしなくても全然悪くならない人もいるし、
1年薬を飲んで、しばらく様子をみて、という人もいる。
中には若いのに、病院に来た時にはとても悪くなっている、という人もいるそうです。
決まった治療はない、というのは、今までの病院とは随分違います。
MACとひとことで言っても、数え切れないほどの菌の種類があるので、
薬を飲んだ時には、ひとつ治しても、次の菌が増えたりするのだそうです。
それに、先生は沢山の患者さんを診てきたんだな、とさらに安心。
やった~、この病気にとっても詳しい先生ゲットしました!
超高望みでしたが、かないました。
家からも近くて、いつでも診てもらえます。
それに混んでいません、こんなにいい先生なのに・・・・
帰る時には、待合室には誰もいませんでした。
近所には小さな病院がとても多いのです。
先生は今でも大学とは交流があるようで、土曜日は大学の若い先生が勉強に
くるのだそうです。
偉い先生みたいだけど、すごくやさしい先生です、小児科でもいいような。
隣で奥さまかな、女の先生が小児科をやっています。
受付の人もやさしかったです「暑かったけど具合悪くありませんか、お水飲みますか」って。
今回の私の咳は、痰がからんだ咳ではないし、
この病気が悪くなっているようではないようです。
気管支が敏感になって咳が出ているのかもしれないし、
アレルギー性のものかもしれない、ということでした。
さすが医学部でお医者さんの先生をしたり研究をしたりしていた先生です。
そういえば、台風の時や、雷が鳴ったり、大気が不安定だと少し苦しくなります。
この病気では、気管支の炎症を併発したりもするそうなので、
私の場合、肺の病気が悪くなっている、という感じではないようでした。
今日もらった薬は、抗生物質ではなく、漢方薬と、アレルギー性の咳を止める薬です。
漢方薬は「五虎湯」(ごことう)、これは飲んだ人の半分が楽になるといいます。
でもこれ「麻黄」が入っているから、夜はやめて朝から飲もうと思います。
体力のある人に出る薬だそうです。
そういえば、階段を駆け上ったりできる?って聞かれました。
もちろんできます、ぜんぜん平気と答えました。
私が喀血したことがある、という話にも、先生はレントゲンを見て、
それはそんなに心配するようなものではないのじゃないか、
と言っていました。
普通は喀血するくらいなら血痰が続くようです。
私は血痰は出たことがありません。
私は自分がどれくらい悪いのか、聞いてみました。
前の病院だと、随分悪いような話だったのですが、
そんなに悪くはないようでした。
また来週行くんだ。るんるん♪
5 件のコメント:
今年から拝読させていただいております。
良かったですね。
貴方の今までの充分な頑張りがあり、信頼の医者との巡り合いを繋いでくれたのだと思います。
当方、昨年5月抗酸菌症と診断され、経過観察中です。
今年6月CT検査、昨年と変わらずの結果でした。
発症以来、体重5キロ減少、日常疲労感が多少あります。、
私、診断最初から完全治癒は有りませんので病気と付き合って下さいと言われました。
詳しく説明は有りませんでしたから自分で、個人病院、ネット、病気情報で調べております。
読まさせて頂き、確かに貴方の心境、経験、同じ事、幾度となく覚えがあります。
この病気の認知度、研究実績の無さ、治療実績の少なさ、本当に残念です。
これからも貴方のブログ大いに読まさせて頂きます。
ありがとうございます。
はじめまして、ハッピーのママさん。良い先生に見ていただけることになってよかったですね。
私も同じ病気で今年に入ってから大きな病院にかかっているのですが、長期間経過観察が必要と聞き、この2ヶ月ずっといつでも見ていただける呼吸器内科の先生を探し続けていて、ママさんのブログにたどり着きました。
通いやすいところには、この病気に対応していただけるクリニックがないので、ママさんが候補にあげていらっしゃったところにぜひ行ってみたいです。世田谷の先生にもラスボス先生にも心惹かれますが、私も駒込の先生のところにしようと思います。この数ヶ月悶々としていましたが、ハッピーのママさんのおかげで何か希望が持てそうです。ありがとうございます。
今、転院準備のためデータを集めています。去年CTを撮ったクリニックは専門外のところだったので、診察なしで快く500円でCDをコピーしてもらえました。ハッピーのママさんがCTの予約をされたところが画像診断専門のメディカル○○というところなら、主治医の先生のところに持って行く画像は検査費用に含まれていますが、予備のCDのコピーを2,160円でお願いできますよ。私にここを指定した会社の産業医の先生にちょっと高くないですか(検査代も他より高かった)と文句を言ったところ「画像診断の専門家が判定してくれるから」って言っていました。
これからも色々な情報を参考にさせてください。ねこうさ
ねこうささん、コメントありがとうございます。
本当にいい先生なので、是非行ってみてください。
私はホームページの地図を見て行ったのですが、ちょっと補足しますね。
JRは、六義園(公園)方面の改札を出ます。
大国神社と線路の間の細い道を真っ直ぐ行くのですが、
ここが思ったより長かったです。
左手に線路の上を横切る橋があるので、そこを右に曲がります。
ファミリーマートからすぐなのですが、よく見てないと、通り過ぎそうになります。
私は間違えて隣の家に入りそうになりました。
それから、私がブログに書いているのは内緒にしてくださいね。
おねがい、おねがい。ここにスタンプを貼りたいところです。
それから、私がCTを撮るのは「田端放射線科クリニック」です。
都立病院にいた先生がやっていて、ここも親切です。コピーは確か千円だったような。
ここの先生は沢山の画像を見てきているので、確かに専門家なので安心です。
ご武運を!
よしちゃんさん、コメントありがとうございます、
返事が前後してしまいました、申し訳ありません、不慣れなもので。
よしちゃんさんは、いきなり「治りません」って言われたんですか?
それはないですよね、先生は忙しくて説明する時間がないのでしょうが、
事実なんだけど、物は言い様ですよね。
彼女と別れたい時に「お前のことは嫌いだから、もう別れよう」とストレートには言わないみたいに、
「最近会えないから」とか「なんか性格が合わない」とかいろいろ言ってもらいたいですよね。
ぜんぜん違うか・・・すいませ~ん(笑)
私も日本語のサイトはいくつか読みましたが、
みんな同じことが書いてあります、ひな型でもあるように。
でも、実際は患者ひとりひとりで全く症状も進行具合も違うんですって。
だから研究のしがいがないのでしょうか。
火山の専門家が少ないのは、資料が乏しく、論文が書けないからだそうです。
この病気も、決定的な治療法が発見、とかの論文が書けないから研究されないのかと思っています。
そんな世界でどうやってサバイバルするか、
一緒に考えてください。
いつも読んでくださってありがとうございます。
ハッピーのママさん おねがいの件了解しました。私は8月末か9月の予定です。親切なご案内ありがとうございます。感謝感謝です。
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