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2018年12月17日月曜日

ぎんなん毒で中毒

「ぎんなん」は漢方薬だそうです。
知人にいただいた「ぎんなん」を食べています。
イチョウの葉エキスが認知症に効く、という話は有名ですが、
効かない、という話も多数でまわっています。
効かない、という論文も多くあるようです。
認知症は治療法がないので、そういうものでもすがりたくなるのはよくわかります。

イチョウの生命力にその理由があるのかもしれません。
イチョウは氷河期を乗り越えてきた植物です。
さらに、原爆の落ちた広島で、一番に芽吹いた木としても知られています。
銀杏は、地面に落ちると、100%発芽するそうです。
銀杏はイチョウの木が25年以上育たないと実らないので、
貴重な実でもあるのです。

漢方では、肺をあたため、咳を止め、痰をきり、
毒を消す作用がある、とされています。

しかし銀杏は一度に大量に食べると、
嘔吐、下痢、呼吸困難、けいれん、などの症状が出る、
え!今20個くらい食べてしまいましたが・・・
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/dokusou/18.html
東京都の福祉保健局のサイトに書かれています。
50個食べ3時間後に全身けいれんをおこした1歳児。
50個くらい食べて9時間後に全身けいれんの2歳児。
60個食べて4時間後に嘔吐、下痢、両腕のけいれんをおこした40代。
子供は7粒で中毒をおこした事例もあるそうです。

銀杏にはメチルピリドキシンという神経毒が含まれているので、
神経の伝達に必要なビタミンB6を阻害するために、
このような症状になるそうです。
大人は少量なら大丈夫と言われています。

公園などで大量に拾っていく人は多いですから、
もっと公園に張り紙をしたりして欲しいですね。
うちの子にも食べさせようと思っていましたが、
捨てました。

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