皮膚が裂けるの英訳が「スキンテア」です。
利用者さんの手のこうから出血していた時、
私は看護師に「あなたが机にぶつけたんでしょ」
と言われましたが、そんなことはなく、
その後反対側の手のこうからも出血。
私の無罪が証明されました。
この場合、絆創膏ははりません。
透明な保護フィルムがあり、これはずっと貼っておけますし、
透明なので、皮膚の状態を把握することもできます。
裂傷だけでなく、内出血がおこることもあります。
このように、高齢者の利用者さんにきずができていると、
ご家族から虐待や事故を疑われる事例が介護施設で問題になっています。
なぜ問題になるか、それはスキンテアが知られていないからです。
こんなに簡単に皮膚が破けてしまうなんて、
なかなか想像できません。
虐待でなくても、ぶつけたのを隠しているのではなか、とご家族は疑うのです。
スキンテアの原因は加齢だけではなく、
さまざまな疾患が原因であったりもします。
また、絆創膏をはがした時に一緒に皮膚がはがれてしまうこともあります。
ヒヤリハット(事故には至らない危険な事案)
の半数がスキンテアの事案だった、ということもあるくらいです。
予防には皮膚の保湿が大事だということです。
介護の方法で予防もできますが、なかなか周知されないのが実情です。
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