新型コロナウイルスの発生は毎日報道されていながら、なぜかとてもマイルドだ。
中国人にインタビューした映像でも「大丈夫」としか返ってこない。
中国政府が大丈夫としているようだ。
ここでSARSの復習を忘れてはいけない。
SARS感染拡大の要因として、テレビでは「毒王」の存在をあげていた。
彼は中国人で、130人の感染者を出したという。
毒王とは、スーパースプレッダーと言われ、感染力の非常に強い人をさす。
SARSでのある中国系アメリカ人の場合。
彼は上海、香港、ベトナムで病院関係者ら100人近くを感染させている。
彼はまずベトナムで高熱を出す。その後香港の病院に転院している。
香港で感染したある男性は、香港から北京に戻る機内で複数の人に感染させた。
これが北京と内モンゴル自治区での感染を拡大させた。
この男性は、北京市内の3か所の病院でそれぞれ院内感染をおこしている。
シンガポールの感染の発端は香港で感染した1人の女性で、
ここでも100人以上が感染した。
そもそも感染の発端となったのは香港のあるホテル。
このホテルに感染を知らずに宿泊していた中国人医師がいた。
ここから大規模な感染がはじまる。
彼は親戚の結婚式に出席のためホテルに2日滞在。
この部屋にウイルスがまき散らされた。
この部屋のトイレを掃除した器具で掃除された部屋にいたと思われる
シンガポール人、カナダ人、ベトナム人に感染したと考えられている。
彼らが自国に帰国後感染が拡大する。
当時はエレベーターでたまたま一緒だった観光客が感染した、という報道もあった。
とにかく同じホテルだった、それが地獄の始まりになった。
未だに感染経路が明確になっていないところがある。
2020年は1月24日~30日が春節で、多くの中国人が来日する。
人気の観光地はスキー場と温泉だという。
この期間は旅行は避けたほうが無難かと思う。
感染源はいつも「ひとり」だからだ。
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