森 朗さんはTBSの「ひるおび」という番組でお天気解説をしています。
私もよく見ています。
PTAの講演会というと「子供を賢く育てる方法」みたいなものが多いので、
今まで参加したことはありませんでしたが、
森さんのコーナーは好きでよく見ているので、この講演は楽しみにしていました。
会場は学校の体育館でした。
満席とはいきませんでしたが、7割くらい入っていたかな。
講演の冒頭で「学校という所に来るのは久しぶりです」とおっしゃっていました。
学校からの講演依頼はないのでしょうか。
今回の講演は「たかが雨では済まされない」というものでした。
最近は、台風、豪雨、噴火、地震、土砂崩れ、気象にまつわる災害が本当に多いです。
PTAで、こういう講演を企画するなんて、眼の付け所がいいな、と思いました。
「バケツをひっくり返したような雨」と言いますが、
最近のマンションなどには、バケツの無い家があって、この言葉の意味が
わからない子供もいる、という話や。
テレビでよくきく「ゲリラ豪雨」ということばは、気象庁とNHKは使わない、
ゲリラという言葉が、戦争を意味する言葉だから、という話もありました。
雷から身を守る方法では、指輪や時計のような小さい物をめがけて落ちてくる、
ということはないそうです。20cmの違いで、高いものに落ちるのだそうです。
朝に雷注意報が出ていたら、出先では、避難できそうな丈夫な建物を探しておく、
ということが大事ですが、
近くにそれが無い場合は、建物までの距離を頭に入れておくだけで、かなり違うそうです。
そして、避雷針の効果は半径30mなので、避雷針が近くに見えても、
そこに落ちるかはわからないのだそうです。
以前はPTAの講演会なんて、ノルマの役員以外は参加しないのだろう、
と思っていましたが、
案外面白いものだな、と思いました。
司会をしていたPTAの役員さんが、
「これを機会に、自宅のハザードマップを取り寄せてみましたが、荒川の氾濫で
北千住(東京足立区)地域は2階以上の浸水が予想されているので、地域内には
避難所が設置されない、ということでした。」と言っていました。
もしそんな事態になったら、数万人の人達が避難する時間はあるのだろうか、
都内では、家が建てばすぐに売れてしまうのだけど、
買う時にそんなことを考える人はいないのだろうな。
東京大空襲以来、なにもなかった東京はのん気に構えすぎているんじゃないでしょうか。
0 件のコメント:
コメントを投稿