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2018年9月16日日曜日

職場の新人たぶん自閉症

職場の介護施設にアルバイトの20代の女性が入りました。
初めて私が彼女と会った時、彼女の表情を見て、すぐに思いました。
この人は自閉症だ、と。
以前の私だったら「なんだこの人は、変な人だな」と思ったでしょう。
たぶん彼女は今までいろいろな所でそう思われてきたでしょう。
でもたぶん彼女はコミュニケーションに障害を持った人です。

私が「おはようございます」と言うと、彼女は無表情というより、
死んだような目と表情がちょっと怖い感じで、
顔の筋肉を1ミリも動かさずに、動けずに黙ったまま私を見つめました。
初めて会う私を見て凍り付いたようでした。
そういう人なんだろう、と思った私は普通に笑って、よろしくと言いました。

彼女は養護学校や特殊学級ではないようです。
子供の時は普通だった、ということです。
自閉症は子供の頃から先天的にあるものだと思っている職場の人は、
障害なのかどうか見極められずに困っています。

今日の朝のNHKで放送された「心の街並みを描くアーティストAju」
を偶然見ました。
https://www4.nhk.or.jp/P2852/x/2018-05-18/21/49602/8207929/
彼女は自閉症の中でもアスペルガー症候群という診断を受けていますが、
普通の大学に進学しています。
子供の頃は普通に明るい子供だったといいます。
アスペルガー症候群とは、他人との社会的関係を持つことやコミュニケーションを
困難に感じ、想像力と創造性に障害を持つことで診断されます。
http://www.autism.jp/knowledge/whatisas/web-j.html
この症状を見つけた人がオーストリアの小児科医アスペルガーです。

他人との社会性とは、他人と一緒にいる時どのように振舞うか、ということです。
職場の彼女は挨拶や「はい」という返事ができません。
人から質問されても黙っています。
笑顔はなく、なにをしたらいいかわからないと、ただじっとしています。
職場の社員は、とりあえず掃除を指示していますが、
この先どうしようか考えている、ということでした。
人が相手の介護の仕事は難しいかもしれません。
私はできる限り応援してあげたいと思っています。

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