被害者の見た地獄が、加害者の彼らに、ひたひたと忍び寄っている。
デジタルタトゥー。
ネットに書かれた加害者の全てが、決して消えることはない。
テレビでは顔にモザイクがかけられ、名前も出ていないのだが、
ネットには、顔写真だけでなく、こまかいプロフィールまで書かれている。
ある者は、自分で書いたフェイスブックのコメントまでが拡散した。
「最近入った同僚がもう休んでる、教えてやった俺の時間を返せ」
とそこには書かれている。
先生だから、特定は早くにされていた。
学校のホームページの写真で、顔写真がはっきりと出ている。
さらに卒業アルバムを持っている人たちが加害者全員の写真を投稿。
地獄を見るのは加害者だけでは済まなくなっている。
加害者の家族構成や、兄弟や親の職場までが特定されている。
加害者の住所が載るのも時間の問題だろう。
ドアの前に、見知らぬ人物が現れるかもしれない。
加害者に、被害者の味わった死の恐怖が跳ね返ってくる。
家庭を持っている者は、奥さんの職場も書かれ、
その職場は電話が鳴りやまない、とのこと。
子どもの学校やクラスまで書かれはじめた。
この世には、彼らに同情する者はなく、暴露は日に日に加害者を追い詰める。
加害者らは、退職願いを出して、退職金をもらってトンずらしようとしたらしいが、
受理されず、処分を待っているところ。
ここで、文部科学省が「厳正処分を」と言ってきた。
それも文部科学副大臣が神戸まで来て、じきじきにお達しがくだされた。
前例にない厳しい処分になりそうだ。
これを前例として、これからは、質の低い教師の処分をして欲しいものだ。
加害者には、刑事事件の処分と、民事の賠償の責がある。
逃れることはできないだろう。
なにしろ、自分たちで、動画撮影をさせたのだから、証拠もばっちり。
弁護士がサイトで、どのような刑の可能性があるか書いている。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67848
裁判員裁判なら、可能な限りの刑を課すことができるだろう。
加害者の友達もみんな逃げただろう、やったことがひどすぎるから。
50ものおぞましい加害行為がネットに書かれている。
加害者の子どもは学校に行けるのだろうか。
加害者の子どもは就職や、結婚はできるだろうか。
こんな親と親戚になりたくはない、と言われてもしかたがない。
加害者の子どもを守るには、離婚して、母親の旧姓に名前を変えて、引っ越して、
過去を隠して生きていくしかない。
加害者の父親とは縁を切るしか方法はない。
それでも親のやった犯罪行為は、永遠にネットから消えることはない。
デジタルタトゥーに怯えながらながら生きていかねければならない、
一番かわいそうなのは、加害者の子どもかもしれない。
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